44 / 101
44
しおりを挟む
「動かしていいぞ。」
これじゃあ、お互いきついだけだろう。
そんな気持ちからの提案だった。
だけど、ゆるゆると腰を動かし始めた百目鬼に、自分から言い出さなくても良かったと思った。
浅い、抽挿を繰り返されると、変になる場所を何度も何度も丁寧に押しつぶされる。
実際、今日百目鬼のものを根元まで入れるのは無理だろう。
百目鬼が狙ってそこばかり擦っている訳じゃない事は俺だってよく分かっている。
俺の方がより余裕がなくなっている気がするのが癪に触るだけだ。
とてもスマートとは言えない性行為だと自分でも思う。
ただ、結構幸せだからこれでいい。
自分から出ている「あっ」という甲高い声は完全に百目鬼に媚びていて、圧迫感で萎えかけていたちんこもまた硬くなっている。
百目鬼の動きはすぐに余裕の無いものになっていく。
ジワリ。尻の中で何かが弾けた様な感覚がして百目鬼が吐精したことを知る。
はあはあ、と全力疾走後の様に息をする百目鬼の色気は凄まじい。
思わずぼんやりと見上げていると、まだ達する事が出来ていない自分の昂りを握られる。
「ちょっ!?俺はいいから!」
明らかにいかせようとする手つきでしごかれて思わず悲鳴のようにそう言う。
けれど、百目鬼はそれを無視して、反対の手で尿道をぐりぐりとする。
最後は触られてなかったとはいえ、こちらも限界だったためすぐに達してしまう。
百目鬼が俺が吐き出したものをベロりと舐める。
「待て。どう考えてもまずいだろ。」
慌ててティッシュを取ろうとして腰が変になっていることに気が付く。
百目鬼は一瞬残念そうな顔をした後、すぐに俺の腰が碌に動かない事に気が付いて吐き出したもののほとんどをティッシュで拭いて、中に埋まった起立を引き抜く。
精液が垂れていくのが感覚で分かって恥ずかしいが、腰がきしんでいるのでどうすることもできない。
「誘っておいて悪いけど今日もう一回は無理かもしれねえ。」
再び昂りの兆しを見せる百目鬼を見てそういうと「さすがに今日はもうしない。」と答えた。
これじゃあ、お互いきついだけだろう。
そんな気持ちからの提案だった。
だけど、ゆるゆると腰を動かし始めた百目鬼に、自分から言い出さなくても良かったと思った。
浅い、抽挿を繰り返されると、変になる場所を何度も何度も丁寧に押しつぶされる。
実際、今日百目鬼のものを根元まで入れるのは無理だろう。
百目鬼が狙ってそこばかり擦っている訳じゃない事は俺だってよく分かっている。
俺の方がより余裕がなくなっている気がするのが癪に触るだけだ。
とてもスマートとは言えない性行為だと自分でも思う。
ただ、結構幸せだからこれでいい。
自分から出ている「あっ」という甲高い声は完全に百目鬼に媚びていて、圧迫感で萎えかけていたちんこもまた硬くなっている。
百目鬼の動きはすぐに余裕の無いものになっていく。
ジワリ。尻の中で何かが弾けた様な感覚がして百目鬼が吐精したことを知る。
はあはあ、と全力疾走後の様に息をする百目鬼の色気は凄まじい。
思わずぼんやりと見上げていると、まだ達する事が出来ていない自分の昂りを握られる。
「ちょっ!?俺はいいから!」
明らかにいかせようとする手つきでしごかれて思わず悲鳴のようにそう言う。
けれど、百目鬼はそれを無視して、反対の手で尿道をぐりぐりとする。
最後は触られてなかったとはいえ、こちらも限界だったためすぐに達してしまう。
百目鬼が俺が吐き出したものをベロりと舐める。
「待て。どう考えてもまずいだろ。」
慌ててティッシュを取ろうとして腰が変になっていることに気が付く。
百目鬼は一瞬残念そうな顔をした後、すぐに俺の腰が碌に動かない事に気が付いて吐き出したもののほとんどをティッシュで拭いて、中に埋まった起立を引き抜く。
精液が垂れていくのが感覚で分かって恥ずかしいが、腰がきしんでいるのでどうすることもできない。
「誘っておいて悪いけど今日もう一回は無理かもしれねえ。」
再び昂りの兆しを見せる百目鬼を見てそういうと「さすがに今日はもうしない。」と答えた。
6
お気に入りに追加
39
あなたにおすすめの小説
貞操観念が逆転した世界に転生した俺が全部活の共有マネージャーになるようです
卯ノ花
恋愛
少子化により男女比が変わって貞操概念が逆転した世界で俺「佐川幸太郎」は通っている高校、東昴女子高等学校で部活共有のマネージャーをする話
男の子たちの変態的な日常
M
BL
主人公の男の子が変態的な目に遭ったり、凌辱されたり、攻められたりするお話です。とにかくHな話が読みたい方向け。
※この作品はムーンライトノベルズにも掲載しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
目が覚めたら、妹の彼氏とつきあうことになっていた件
水野七緒
BL
一見チャラそうだけど、根はマジメな男子高校生・星井夏樹。
そんな彼が、ある日、現代とよく似た「別の世界(パラレルワールド)」の夏樹と入れ替わることに。
この世界の夏樹は、浮気性な上に「妹の彼氏」とお付き合いしているようで…?
※終わり方が2種類あります。9話目から分岐します。※続編「目が覚めたら、カノジョの兄に迫られていた件」連載中です(2022.8.14)
部室強制監獄
裕光
BL
夜8時に毎日更新します!
高校2年生サッカー部所属の祐介。
先輩・後輩・同級生みんなから親しく人望がとても厚い。
ある日の夜。
剣道部の同級生 蓮と夜飯に行った所途中からプチッと記憶が途切れてしまう
気づいたら剣道部の部室に拘束されて身動きは取れなくなっていた
現れたのは蓮ともう1人。
1個上の剣道部蓮の先輩の大野だ。
そして大野は裕介に向かって言った。
大野「お前も肉便器に改造してやる」
大野は蓮に裕介のサッカーの練習着を渡すと中を開けて―…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる