Black and White

和栗

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大丈夫

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休みの日の夕方、自室でのんびりしていると携帯が音を立てた。
画面を見ると、久々に見る名前があった。
「もしもし」
『・・・あの、良人です』
「あぁ。久しぶり」
緊張したような声に、少しだけ笑ってしまう。
真喜雄から聞いたのだろうか、早速連絡してきて、まだまだ素直な年頃だなと思った。
『・・・あの、えっと、』
「勉強でも教わりたいか?」
『いや、それは、いいっす』
即答だった。
誰に聞いてもこう答えてくるんだよな。
そりゃ、そうか。
ちょっとしたトラウマになってるのかもしれない。
受験の時、かなり厳しくしたから。
少し笑ってから声をかけようとすると、緊張したままの声が言った。
『今、会えますか』
「今?部活は?」
『今日、早く終わったから・・・』
「アデルもいんのか」
『いえ、1人です。・・・あの、ダメですか?』
「いいぞ。駅か?店入って待ってろ」
『・・・んと、おれお金、持ってないんで公園で・・・』
「馬鹿。財布なんか持ってくるな。いいか、駅前の珈琲屋にいろ。あの、古っぽいところ」
『・・・すいません、ありがとうございます』
通話を切って財布と携帯を持って立ち上がり、ドアを開ける。目の前に千蔵がいた。
驚いて後ずさる。
「っと、」
「どこ行くの」
「どこって、駅前」
「誰と?」
「・・・前に真喜雄と喧嘩した幼馴染だ」
「良人くん?」
「あぁ」
「ふぅーーーん」
「・・・弟みたいなもんだ。いってくる」
「場所。念のため教えて」
ため息をついて、仕方なく店の名前を伝える。
千蔵とたまに入る店だったので、すぐ分かったようだ。
ずっと体をどけ、手で玄関を指す。
「どーぞ。いってらっしゃい」
「どーも。いってきます」
「あーあ。ミートローフ作ろうと思ったのにー」
「夕飯には帰る」
「もう作る気分じゃないもん」
何を不機嫌になっているのかわからなかった。
大体、今の今までアトリエにこもって叫んだり喚いたりしながら絵を描いていたのは誰だ。
映画に行きたいと言うから予定を空けておいたのに、筆がノッたからとドタキャンをしたくせに。
「はっ。自己中男」
「な、何よそれぇ!」
「飯は各自。じゃーな」
「あっ、」
何か言いかけていたが、ドアを閉める。
さっさと階段でエントランスまで降り、駅に向かう。
珈琲屋に入ると、窓際の席に所在なさげに座る良人がいた。
つい口元が緩む。
昔から真喜雄とはまた違ったぼんやりした男だが、まだまだ子供だった。
そりゃ、こんな静かな雰囲気の店に高校生が1人でいてもどうしたらいいかわからないよな。
おれに気づくと立ち上がり、頭を下げた。
「こんにちは」
「よお。久しぶり」
「あの、」
「座れよ」
促して、コーヒーとメロンソーダを頼む。
良人は少し目を輝かせた。
メロンソーダは良人にとって、ご馳走なのだ。
「・・・ありがとうございます」
「なんか食べるか」
「・・・今日は、アデルと飯、食うから・・・」
「そうか。相変わらず仲が良いな」
「・・・あのっ。本当に、すいませんでした。こんなに遅くなって、すみません」
テーブルに両手をついて、深々と頭を下げた。
やっぱりな。別に、こんなこと望んじゃいないんだけどな。
頭を叩くと、驚いたように顔が上がった。
「馬鹿野郎。もういい」
答えると、目を大きくした。
首を横に振り、険しい顔で唇を噛む。
「おれ、真喜雄に怪我させた」
「お前もやられたろ」
「・・・真喜雄に、自分の中の苛立ちを、ぶつけた・・・!あいつが、避けられないのも、振りほどけないのも、分かってて、殴ろうとした・・・!絶対に人を傷つけないって美喜雄さんと約束したのにっ、破ってごめんなさい・・・!」
ボロボロと涙をこぼして、良人は蹲った。
しゃくり上げる声が、静かな店内に響く。
他の客も、店員も、こちらを見ることなく自分の時間を過ごしていた。
他人がいるのに1人でいるようなこの空間が、昔から好きだった。
「いい。あいつは、何も喋らないし自分で行動しないのに周りに恵まれすぎてるから・・・どんなふうに人を怒らせて、巻き込んで、自分が傷つくか、他人に迷惑をかけて傷つけるか、知らないままここまで来た。お前と喧嘩してよく分かっただろ」
「・・・おれ、何も変わってねぇ・・・!真喜雄が羨ましくて、妬ましくて仕方ないんだ・・・!悔しい・・・!どうしておれは、1人なのに、あいつは・・・真喜雄は、」
そこまで言って、声を殺した。
2人は対照的だった。
真喜雄は家族がいて、友達がいて、かまってくれて、気にかけてくれる人がいる。
やりたいことができる環境で育ち、サッカーを続けている。
対して良人は父親もおらず母親も奔放で、ころころと住むところも苗字も変わり挙句の果てには置いてきぼりにされた。
薄暗く狭苦しいボロアパートの押し入れの中でうずくまっていた。
良人の叔父と祖母、そしておれがようやく見つけた頃にはもう、良人の心は荒んでいた。
どうにか明るい日の光のもとで過ごしてほしいと、良人の叔父とおれでサッカーを薦めチームに入れた。
良人は時々、じっと真喜雄を睨みつけることがあった。
光り輝いて見えただろう。
才能があり周りにも恵まれている真喜雄が疎ましく、そして、羨ましかっただろう。
その姿が子供の頃のおれに重なって、胸が苦しくなったのを覚えている。
「良人」
「ひ、っえ、」
「・・・大丈夫だよ、お前は」
「も、サッカーなんか、する資格ないっ。叔父さんにも迷惑かけて、仁美さんにも、」
「あの2人は迷惑だなんて思ってない」
「真喜雄も、何も言わない・・・!でも、真喜雄と付き合ってるやつはおれのこと睨みつけるし、なんで、あいつばっかり庇ってもらって、」
「そりゃ睨みつけるだろ。真喜雄の恋人だろ?好きな人に手を出されたら、怒るだろ。お前は違うのか?」
「・・・そ、だけど・・・」
「アデルは?」
「・・・アデル、」
「お前のこと、庇わなかったか?」
「・・・」
「部活も、田所くんがかなり粘って交渉して謹慎で済んだって聞いたが。いい友達がいて、良かったな」
「・・・うん、」
「良人、信じられないかもしれないけど、挫折ってのは、誰しもが必ずぶち当たるように出来てるんだ」
ゆっくりと顔が上がり、大きな手で涙を拭った。
不思議そうにおれを見て、曖昧に頷く。
「大なり小なり、必ず挫折は経験する。なんでおればかり、なんでこんなに不幸なんだって、思うことがたくさんある。ただ挫折した時にどう立ち上がるかが重要なんだ」
「・・・立ち上がる、」
「おれは立ち上がれなかった。いや、立ち上がるのにものすごい時間がかかった。どうしたらいいか分からなかったんだ。でも、お前は分かるだろ」
「・・・おれは、・・・」
「・・・真喜雄は、きっと挫折したら立ち上がれない。傷つくことも傷つけることも知らないから。人に動いてもらってばかりで自分から行動しないから、きっと、立ち上がれない」
「・・・でも、周りが助けてくれる」
「いや、無理だな。人はどん底に落ちた時、他人の声なんか聞こえなくなる。どんなに周りが声をかけても、手を差し伸べても、突っぱねたくなる。自分から手放したのに不幸だと勘違いする。人間ってそういうもんだ。良人、お前は幼い頃かなり辛い経験をしたと思う。恨んでいい。だけど、腐るな。諦めるな。見失うな。それが出来ているから、お前はしっかり立ち上がれるんだ」
「・・・うんっ」
良人の目に光が宿った。
この表情が見られて、安心する。
いつの間にか置かれていたメロンソーダに口をつけると、うまい、と小さく言った。
コーヒーを飲んで、もう一度良人を見る。
「あと、周りに助けられるって、良いことばかりじゃないぞ。自分でやる力が消えていくから。だからあいつは喋んなくなったんだ。周りがベラベラ喋るから」
「・・・あいつ、多分今、すげぇ苦労してる」
静かに、でもはっきりと言った。
普段は良人のほうが一緒に過ごすことが多いだろうから、見ていて思うところがあるのだろうか。
「そうなのか?」
「あいつが付き合ってるやつ、頭がいいから・・。最近あんまり一緒にいないから、多分、受験とか大会ですれ違ってるんだと思うけど・・・。近づき方とか、分かんねぇんだと思う」
「自分から何かしなくても、相手が気づいてくれる環境にいたからな。それが崩れて、どうしたらいいかわからないんだろ」
「多分、そう」
「放っておけ。黙って見てろ」
「うん。おれ別に、結構どうでもいいから、ほっておく。・・・あの、」
「ん?」
「・・・おれが腐らないでいられるのは、ばあちゃんと、叔父さんと仁美さんと、美喜雄さんのおかげです。多分、誰か1人でも欠けてたら、おれはちゃんと生きてなかった」
「そうか」
「おれに、サッカーを教えてくれてありがとうございます。・・・卒業するまで、やろうと、思います」
「その方がいい。大人になると、出来なくなるから」
「・・・叔父さんは、美喜雄さんとまた一緒にやりたいって言ってたけど・・・」
「時間が取れたら、また行く」
「・・・あの、」
また緊張したように姿勢を正した。
今度はなんだと思っていると、良人は少し顔を赤くした。
「んと、アデルと、その、付き合ってて・・・」
「あぁ」
「引かないんすか」
「なぜ?いいじゃないか。誰かといるって、それだけで楽しいだろ」
「・・・はい」
「でも、籍入れるなら金貯めてからにしろ」
「あ、はい。それは、はい、頑張ります。・・・まだ少しだけど、貯めてるから、大学入ったらいっぱいバイトします」
「大学、夜学って聞いたけど」
「おれ頭よくないから、学費免除とか無理だし・・・キツイだろうけど働きながら自分でやりたいんです」
「・・・1人、職場の後輩で新聞奨学生だった人がいるが、話聞いてみるか」
「え!はい!お願いします!担任からは、キツイぞってそれしか話聞けなくて」
「キツイと思うが、根性はつくだろうな」
「ちゃんと、本当の話が聞きたいです。よろしくお願いします」
「海斗さんはなんて言って説得したんだ」
尋ねると、一気に目を泳がせた。
海斗さんは良人の叔父で、おれの子供の頃のサッカークラブのコーチでもある。
良人のことを可愛がっていて、高校1年生でレギュラーいりしたことをかなり自慢された。
まぁ、真喜雄もレギュラーだったけど。
「お前、何も話してないのか?」
「・・・いや、それは、話した、けど、」
「怒られたろ」
「・・・まだサッカーやれって・・・言われました・・・。社会人チーム、入れって・・・」
「あぁ、昔から言ってたからな。やれるところまでやらせたいって」
「でも、双葉がいるし、双葉にちゃんとやりたいことやらせてやりたいっす。おれに金、費やしてる場合じゃないんです。双葉、すげーんす。ダンスで全国大会も行くし、海外にいきてーって、言ってて、」
「お前がそう思うのと同じで、海斗さんも仁美さんもお前に対して思ってると思うが」
「えっ、」
「お前、変に境界線作らないでちゃんと腹割って話せよ。どうせ避けてんだろ、その手の話。海斗さんがどれだけお前のことを大事に育てたか、ちゃんと分かってんだろ」
「っ・・・分かってるから、早く、自立したいっす、」
「いいか、お前が急いで自立したら、あの人は泣くぞ」
「・・・はぁ?な、なんすかそれ・・・」
「お前が高校決める時、ちっともあの人に話さないもんだからおれが詰め寄られたの、忘れたのか。大変だったんだぞ。だからちゃんと話せ。分かったな」
「・・・な、泣きはしないでしょ」
「どーかな。・・・ちゃんと、話せよ。いくらでも勉強は見てやれるからな」
「いや、マジで、いいっす。トラウマっす。テスト近づくと今でも思い出しますから・・・」
「まぁ、成績落とさないように頑張れよ」
良人は力強く頷いた。
メロンソーダを飲み干して、そっと携帯を取り出した。
少し目を大きく開くと、窓の外に目をやった。つられて外を見ると、道路の向こう側にアデルがいて、こちらに手を振っていた。
「迎えか。よかったな」
「・・・今日、おじさんたち結婚記念日で、双葉も友達のところ泊まるって言うから、飯、行くことにして・・・」
「また何かあったら、連絡しろ。それから、喧嘩のことはもう忘れろ。おれは何も気にしてないし、真喜雄もそうだろ」
「あー・・・そっすね。うん、普通に話してます。・・・真喜雄のあーゆーとこ、楽です」
照れたように笑うその顔は、幼かった。
ぐしゃぐしゃと頭を撫でて立ち上がり、店を出る。
横断歩道を走って渡ってきたアデルは、おれを見るとニコニコ笑った。
「みっくん!」
「よぉ。相変わらず人のこと、変なあだ名つけて呼んでるのか?」
「えー。変じゃないですよ。普通です。急にみっくんと会うって言うから、びっくりした。僕も話したかったのに」
「別に、大した話してねぇよ」
ぶっきらぼうに答える。アデルは良人をじっと見つめると、おれに向き直った。
「あの、よっちゃんのこと、その・・・怒ったり、してないですよね。あの喧嘩、原因は僕なんです。よっちゃんは僕のこと守ろうとして、だから、あの、」
感情が先走って、言葉が出ないようだった。アデルは必死に弁解を始めたが、頭を撫でてそれを止める。
良人の目が腫れていることに気づいて、慌てたのだろうと思った。
「ばーか。子供の喧嘩なんか、興味ねぇよ」
「え、でも、なっちゃ・・・まーくんの・・・」
「あいつなんかケロッとしてるぞ。何があったか話したがらないけどな。でも、別に知らなくていい。お前らがもうわだかまりなく過ごせているなら、それでいい」
「・・・うん。えへへ。まーくんもよっちゃんも、部活も大会も活躍しまくってます。予選も順調です」
「ん、ならいい。飯行くんだろ。混む前に店入れよ」
「あー!そうだ、よっちゃんごめん!父さんと母さんがうちに連れて来いってしつこいから、連れてくるって言っちゃったんだ!ごめん、いい?」
「・・・ほぼ毎日行ってんのに?」
「来ててもすぐ僕の部屋入るじゃん。予選の話を聞きたいんだって。僕から聞くのもいいけど、やっぱり選手から聞きたいみたいだよ」
「・・・聞くも何もほぼ全試合見にきてんじゃん」
「だーかーらー!選手から聞きたいんだってさ!僕だとつまんないんだって!失礼しちゃうよね!」
アデルは本気で怒っているようだった。
アデルの家族は熱狂的なサッカーファンで、特に父親は今でも自分の国(何人か忘れたけど)のサッカーチームを応援して、アデルの母親とよく対立している。
もちろんアデルの母親は日本を応援しているので、よく白熱しすぎて喧嘩になることもあると聞いたことがある。
アデルがサッカーを辞めると、サポートに回ると言い始めた時も最初こそ選手として活躍してほしいと話していたけど、サポートがいかに重要かも知っていたので話し合いもすぐにまとまったと聞いたことがある。
「良人、相変わらず好かれてるよな」
「・・・明後日バーベキューするんすよ。その時で良くないですか?」
「まぁ、それは確かに・・・。でも諦めろ。たらふく食って疲れるまでしゃべってこい」
「よっちゃん、行こう。さっきからお父さんからの着信、うるさいんだよ」
「わかったよ。・・・あの、ありがとうございました。また、連絡します」
「ん。進路決まったら、連絡しろよ」
少し困った顔をしながらも、黙って頷いた。
2人を見送って家に帰ろうとすると、歩道の向こう側に千蔵がいた。
信号が青に変わったので歩き出す。千蔵はそのまま立ち尽くしていた。
正面に立つと、指をこねて小さな声で呟いた。
「ごめんなさい」
「何が」
「・・・ドタキャンしたくせに臍曲げて」
「・・・お前は本当、面倒クセェよ」
「分かってるもん!だから謝ってんの!・・・帰ろ」
「飯」
「あるからっ」
家に帰るとミートローフがテーブルに並べてあった。
久々に食べる。
なぜか知らないが、これだけは作れるのだ。他の凝った料理は作れないくせに。
「美味しい?」
「あぁ」
「・・・あのー、20時からの上映のがあるんだけど・・・」
「何が」
「映画の!意地悪しないで!」
「いってらっしゃい」
「一緒に行きたいの!お願いします!」
「チケット代とコーラ」
「ポップコーンもつけるわ」
「ならホットドッグがいい」
「今ご飯食べてるのに?」
「あぁ」
「・・・ほんとよく食べるわねー・・・」
「味噌汁うまいな」
「お友達にもらった鰹節使ってみた」
「ふーん」
「良人くんと何話してたの?」
「進路のこと」
「進路?勉強見るの?」
「さぁ。まだ大会中だから」
「もー二度と美喜ちゃんに勉強なんて見てもらいたくないわ。思い出すだけで吐きそう」
「似たようなことを言われた」
千蔵は笑い出すと、そりゃそうよ、と言った。
食事をして車に乗り込む。映画館に向かうと、千蔵は鼻歌を歌った。
ラジオを消して鼻歌に耳を傾ける。
車は静かに街を走った。



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