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第六章 生徒編

第二十一話 妹よ、俺は今弟子と心の弟子が心配です。

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 午後の部が始まった。

「失礼いたします」

 やはりと言うか、案の定、いの一番に顔を出したのは興奮気味のイオバルディ学長。

「トキオ先生、お招きいただきありがとうございます」

 後頭部が見えるほど深くお辞儀をしたのち、少女のような笑顔を見せるイオバルディ学長に、俺だけでなく子供達も若干引いている。とりあえず、マザーループに紹介しておこう。

「マザーループ、こちら、王都の学校で学長をしておられるアマヤ イオバルディさんです。先日、オリバー男爵に紹介していただいたのですが、セラ学園の生徒が王都で学ぶことがあれば、何かとお力添えしていただけるとのことです」

 王都の学長、しかも、今後セラ学園の生徒が王都に行った際には力を貸してくれると聞き、マザーループも慌てて挨拶をする。

「これは、これは、当学園と教会の代表をしております、マザーループと申します」

「アマヤ イオバルディと申します。マザーループの御高名は、遠く王都の地でも聞き及んでおりました。お会いできて光栄です」

 王都の学長にまでその名が轟いているとは、流石マザーループ。今更だが、教会で起きていた問題も一言声をあげてさえくれれば、いくらでも協力してくれる人はいただろうに・・・本当、高潔もほどほどにしてほしい・・・

「・・・すげー、王都の学校の学長が、お会いできて光栄だって」
「・・・やっぱり、マザーって凄い人なんだ」
「・・・そりゃ、大ボスだもん」
「・・・大ボス、かっこいい」

 パン、ハン!

「これ、くだらない話はやめなさい。折角、皆の作品を王都の学校からイオバルディ学長が観に来てくださったのですから、聞かれたことにはちゃんとお答えするのですよ」

「「「はーい!」」」

 相変わらず返事だけは良い年少組。うん、微笑ましい。



 早速、子供達の作品を観て回るイオバルディ学長。他のお客さんも来場し始めたのですべてを見ていたわけではないが、流石は教育界のトップなだけあり子供達との会話が実に上手い。年少組には子供達が答えやすい質問、答えたくなる質問、答えて嬉しくなる質問をしていきすぐに打ち解けたかと思えば、年中組には作品を作るに至った想いや苦労した点を聞きながら、さっくりとではなく明確にどの点が良いかを言っていく。年長組には専門的な知識を交え、将来の目標やその為に今取り組んでいる課題などを聞いていた。年齢や修学状況を知った上での会話は、教師一年生の俺も勉強になる。

 子供達もイオバルディ学長に褒められて自信がついたのか、貴族や街の有力者相手にも緊張せずに話せているようでなによりだ。午後の部の少し硬かった雰囲気を変えてくれたイオバルディ学長には感謝だ。

 すべてを観終わったイオバルディ学長が俺の下に戻ってくると、来た時以上に興奮した様子で展示会の感想を述べる。

「驚きました。特に、年中組や年長組の作品の中には、展示会と言っていただかないと子供が作ったとは思えない作品も沢山ありました。なにより、全生徒が夏休みの課題に対し、真剣に取り組んでいるのが素晴らしいです。王都の学校でも同じような宿題は出しますが、残念ながら大半の生徒は書物を丸写ししてだけのようなおざなりの作品を提出してきます。生徒達に学ぶ意欲を持ち続けさせるセラ学園の教育方針、先生方の努力には感服致します。私も学ばせていただきました」

 イオバルディ学長のような経験豊富な教育者にそう言ってもらえるのは嬉しい。今後も、生徒の事だけでなく、教師としてのアドバイスなども貰えるよう協力関係を維持していきたい。

「この後、学校の方も見学させていただいてよろしいでしょうか?」

「是非、お願いします。至らない点があれば教えてください」

 とは言うものの、俺がこの場を離れる訳にはいかないなぁ・・・展示会終了まで待ってもらうのも申し訳ないし・・・

「師匠、私がご案内します」

 げっ、サンセラかぁ・・・この二人は「混ぜるな危険」と俺のセンサーが反応しているんだよなぁ・・・

「いや・・・サンセラ・・・お前は・・・」

「もしや、トキオ先生の一番弟子であらせられる、サンセラ様ですか!?」

「いかにも、私がサンセラです。まさかとは思いますが、師匠のことはトキオ先生と呼び、私のことをサンセラ様と呼ぶのは、我が師匠を愚弄してではありませんよね?」

「め、滅相もございません!トキオ セラ様のことは心より尊敬しております。ですが、トキオ セラ様は過度な敬意を示されることを望まないとお聞きしましたので、わたくし如きが大変失礼とは思いますが、トキオ先生とお呼びさせていただいております!」

「それならば、セラ学園の教師である私のことも先生で構いません」

「畏まりまし。以後、は心の中にとどめ、サンセラ先生とお呼びさせていただきます」

 なんで地方の一教員が王都の学長、教育に関しては国のトップであるイオバルディ学長に対して偉そうな態度を取っているんだよ!

「サンセラ、イオバルディ学長はこの国の教育機関トップのお方だ。あまり失礼な態度は取るな」

「社会的地位など関係ありません。師匠を心の師と仰ぐ以上、それなりの態度で接するのは当然です」

「サンセラ先生のおっしゃる通りです。尊敬してやまないトキオ先生が最初に弟子とお認めになられたお方がサンセラ先生です。本来であればわたくしなど、地に膝をつき首を垂れてご挨拶すべきところ、このような形で誠に申し訳ありませんでした」

「はぁ・・・」

 マジで言ってます?もし、そうだとしたら、サンセラが調子に乗るからやめてもらえませんかねぇ・・・

「まあ、今後は普通に話してもらってかまいません。ただ、心の弟子とはいえ弟子は弟子、師匠を敬う心は常に持ち続けるよう!」

「はい、勿論です!」

「では、まいりましょうか」

「よろしくお願いします!」

『サンセラ殿が暴走しないよう、私が監視しておきますのでご安心ください』

 そう言って俺の肩からサンセラの肩へ飛び移るコタロー。正直コタローも似たようなものだから安心なんて出来ないが、居ないよりはマシか・・・

 もう、勝手にしてくれ。言っておくけど、地方の一教師でしかない俺の一番弟子なんて、社会的地位が無いのと同じだからな!


 ♢ ♢ ♢


 立派な校舎、充実した備品、中でも、読書好きの自分が読んだことのない書物が本棚に並んだ図書室と、見たこともない実験道具がいくつも棚に並べられていた理科室に、アマヤ イオバルディは驚きを通り越え驚愕していた。

「どうですか、師匠がお作りになったセラ学園は?」

「素晴らしい以外に言葉が浮かびません」

 満足そうに微笑んで次の教室へ向かうサンセラの背を追うアマヤ イオバルディ。彼女が素晴らしいと言った言葉は、自分が見たこともない書物や実験道具を、知っていて当然のように説明してくれるサンセラにも向けられていた。

「・・・ここは?」

「私が顧問をしている将棋部の部室です。どうぞ中へ」

 どうして部室に?とは思いながらも、言われるがまま部屋に入るアマヤ イオバルディ。

 パシンッ!

 入室するやいなやドアをしめられる。次の瞬間、詠唱はおろか言葉もなく結界が張られたことにアマヤ イオバルディは気付く。

「座りなさい」

「はい」

 言われるがまま、将棋盤が置かれた畳の上に正座をするアマヤ イオバルディ。その所作は、監禁状態となっても落ち着いている。

「落ち着いているな、怖くは無いのか?流石は王都の学校で学長にまで上り詰めただけのことはある」

「恐怖など微塵もございません。トキオ セラ様の一番弟子であらせられるサンセラ様が、理由もなく暴力に訴えることなどある訳がございません。仮に、何らかの理由でわたくしを害さなければならないのであれば、それはわたくしに落ち度があるということ。全てを受け入れます」

「その覚悟、見事だ。まあ、なにも取って食おうという訳ではない。トキオ セラ様の一番弟子として話しておきたいことがあっただけだ。他者に聞かれては面倒なことになるやもしれんのでコタロー様に結界を張ってもらった」

「コタロー様・・・」

 自然とサンセラの肩にとまった鳥にアマヤ イオバルディの視線が動く。片時もトキオの肩から離れることのなかった鳥が、今はサンセラの肩にとまっている。考えるまでもない。ただの小鳥をトキオが従魔契約する訳がないのだから。

「アマヤでよいか?」

「はい。いか様にでもお呼びください」

 これからする会話は地方の一教師と王都の学長ではなく、トキオ セラ様が最も信頼を寄せる一番弟子のサンセラ様と、弟子入りが認められず、なんとか心の師と敬うことを認めていただけた者の会話。対等でないことをアマヤ イオバルディは十分に弁えている。

「師匠の知識量に憧れたか?」

「はい。ミルさんの論文を読んで世界が変わると確信しました。そのミルさんに学びの場を与え、教え導いているのがトキオ セラ様と知り、弟子入りを志願しました」

 アマヤ イオバルディは思う。取り繕った嘘がサンセラに通用するとは到底思えない。それ以上に、トキオ セラ様や一番弟子のサンセラに嘘をつきたくはない。アマヤ イオバルディは真実をありのまま話すことに躊躇しなかった。

「師匠の知識量は膨大だ。私ですら、その一部しか教えを受けていない。だが、それは師匠が知識を独占しようとしているのではなく、この世界が追いついていないだけだ。急速な知識の底上げは世界を悪しき方向へ誘う恐れがある。わかるな?」

「はい」

 この世界の知識人であるが故、アマヤ イオバルディはサンセラの言葉が理解できた。ミルの論文を発表しただけで学会はひっくり返るだろう。世界まだ、トキオセラ様が持つすべての知識を受け入れる準備が出来ていない。

「慌てる必要は無い。師匠が蒔いた種は確実に芽を出し始めている。ミルのような子が、セラ学園の生徒達が咲かせた花が次の種となり、いつの日か世界は師匠に追いつく日が来るだろう。師匠はそれが何百年後になろうがよいとお考えだ。結論を知るより遥かに大切なのは、人類が学びの大切さを知ることだ。だからこそ、師匠は教育の在り方を改革しようと尽力されている」

「はい。そのお考えにわたくしも感銘を受けました。僅かでも、トキオ セラ様が成そうとしていることに助力させていただけたなら、これに勝る喜びはございません」

 地位も、名誉も、金も、その気になれば何でも手に入れられる知識と力がありながら、自らは地方の一教師として人類の底上げを図る。アマヤ イオバルディは初めてトキオと会話した日の感動を今も色濃く心にとどめている。それなのに錯覚してしまう。自分は神と会話をしたのではないかと。

「師匠はこれからも多くの人々を教え導くだろう。だが、師匠は他者を重んじるお方、教え導こうともその対価を得ようとは考えておらず、無理に協力させることを嫌う。常々、人にはそれぞれの人生があり、誰もが充実した人生を送る権利があると仰っている。心の師と仰げども、無理に師匠の成すべきことに協力する必要は無い。アマヤにはアマヤの充実した人生を送ってもらいたい」

「お言葉ですがサンセラ様、トキオ セラ様が成そうとしている、全ての子供達が身分や生まれに関係なく自由に学べる世界、このようなお考えをお持ちの方が居て、既に行動を始めているとわたくしは知ったのです。トキオ セラ様に助力させていただく以上に充実した人生など、わたくしには想像できません。勿論、わたくしが力不足なのはわかっております。それでもお力になりたいのです。ほんの僅かでも、世界の学びに貢献できるのであれば何でも致します。どうか、どうか、わたくしにも協力させてください」

 目の前で畳に額を擦りつけるアマヤ イオバルディの気持ちが、サンセラには痛いほど理解できた。それも当然、サンセラ自身がトキオに強要された訳でもなく、喜んで助力しているのだ。トキオが成そうとしていることで、この世界がどう変革していくのか楽しみでならない。それと同時に、ドラゴンとして、強者として生まれた自分が想像もつかなかった充実感を日々得ている。トキオとの出会いが、すべてを変えてくれた。

「よくぞ申した。アマヤよ、私はお前をトキオ一門として認めよう。それと同時に、トキオ セラ様の一番弟子として厳命する!」

 歓喜の感情を表情に出さず、アマヤ イオバルディは熱い眼差しでサンセラの瞳を凝視した。

「トキオ セラ様に助力せよ!トキオ セラ様から多くのことを学び、世界の教育の礎となれ!」

「畏まりました!このアマヤ イオバルディ、トキオ セラ様に敵対するいかなる勢力にも絶対に屈しません!いつの日か、トキオ セラ様の理想とする世界を実現する為に、捨て石となる所存でございます」

「王都の方は任せたぞ」

「はい。他にも使える場面があれば、いか様にでもお使いください」

「うむ、だが忘れてはならんぞ。アマヤの人生が第一であり、アマヤにも充実した人生を送ってもらいたいと師匠がお考えであることを」

「はい。齢五十を越えておりますが、ここからがわたくしの人生の本番です。楽しみでなりません」

 ここにまた、サンセラに熱い魂を吹き込まれた者が誕生する。トキオが見ていたら・・・きっと引いていただろう。

「それともう一つ、アマヤに頼みたいことがある」

「はい、何なりと!」

 満面の笑みで返事をするアマヤ イオバルディ。ここまで感情を表に出さず対応してきたが、サンセラに何か頼まれるのが嬉しくて、遂に表情が崩れてしまう。

「いかに膨大な知識と圧倒的なお力をお持ちとはいえ師匠も人間、完璧ではない。自らも、日々学びの連続だと仰っている。年若く、特に教師としては一年目で指導者も居らず経験に乏しい。経験豊富なアマヤからの言葉は、師匠にも金言となるだろう。気付いたことがあれば、その都度アドバイスして欲しい」

「わ、わたくし如きが、アドバイスなど・・」

「師匠は聞く耳をお持ちだ。マザーループやシスターパトリだけでなく、弟子である私やオスカー、マーカスにも、間違っていると思えば言葉にして言ってほしいと常々仰っている」

「なんと謙虚な・・・わかりました、わたくしでアドバイスできるようなことがあれば、お話させていただきます」

「頼んだぞ。師匠に充実した人生を送っていただくのに、教師としての成功は欠かせないものだからな」

「はい!わたくしも、心の師であらせられるトキオ セラ様に、充実した人生を送っていただきたいです!」

 トキオが充実した人生を送れるよう一番弟子のサンセラが願っていることが、アマヤ イオバルディは何よりも嬉しかった。多くの人々が、子供達が、充実した人生を送れるよう尽力しているのだ。当の本人には、なんとしても充実した人生を送っていただかなくてはならない。

「さて、そろそろ行くか。この部屋を一歩出れば、私はセラ学園の一教師、アマヤは王都の学校のイオバルディ学長だ」

 緊張の中始まった二人の話だが、部屋を出る時にはお互い良い時間が持てたと表情が物語っている。

「そうそう、ここで話したことは師匠にも内緒だぞ。こういう話をするといつも怒られるのだ・・・」

「フフフッ、なんとなく想像がつきます」

 立場は違えど、同志を得た感覚に和気あいあいと話すサンセラとアマヤ イオバルディ。


 時を同じくして、トキオが大きなトラブルを起こしていることに、アマヤ イオバルディは勿論、コタローとサンセラすらまだ気づいていない。
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