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第三章 学校編

第一話 妹よ、俺は今里帰りしています。

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「へっくしょん!」

 トキオです。何故だろう、定期的にくしゃみが止まらなくなります。


「結界」
「ブラインド」

 学校建設予定地を関係者以外立ち入れぬよう結界で囲い、外から見えないよう目隠しの魔法で周りを覆う。。学校建設に使える時間は一カ月。引っ越しや備品の準備も考えれば実質は三週間ほどだ。
 最初の予定では、補強を施し移築する教会を除き、孤児院(男女別々の寮)、講堂、校舎を新築して、グラウンドと中庭を整備するつもりだったのだが、いざ設計してみるとあれこれ欲しくなる。
 孤児院(寮)は学校に通う子供だけでなく幼児も居る。完全に男女分けるのではなく、今までと同じように共有スペースや食堂は一緒の方がいい。冒険者希望の子供達が稽古するのはグラウンドを使うつもりだったが、他の子が遊んだり冒険者希望でなくても体力づくりをしたりするから武道場は別に造りたい。他にも動物を飼うための飼育小屋や物置、魔法の練習場、植物の好きな子が使える花壇、次から次へと欲しい施設が増えていく。
 妥協はしたくない。コタローとの協議の結果、助っ人を呼ぶことにした。

「それじゃあ、行くか」

「はい」

「転移」



 やって来たのはこの世界の故郷、魔獣の大森林最奥地。ログハウス跡地のすぐ外、大木に背中を預け読書するサンセラが俺達に気付く。

「もう数十年経ちましたか、殿!」

「まだ一カ月も経ってねーよ。あと、殿ってなんだよ」

 相変わらず時間感覚がバグっているサンセラ。そして、こいつ・・・かぶれたな。

「師匠も存外寂しがり屋なのですね。拙者の顔を見たくなりましたか」

 ププッ、自分のこと拙者とか言っている。少し揶揄ってやるか。

「どうした、サンセラ。俺のことを殿と呼んだり、自分のことを拙者と言ったり。それじゃあまるで、お前の大嫌いな忍者みたいだぞ」

「な、なにを言われるのですか。私は忍者を嫌いだなどと言ってはおりません」

「そうだったか?前に来た時そんなことを言っていた気がするが。なあ、コタロー」

「はい。サンセラ殿は忍者なんてかっこ悪いと発言したのを記憶しています」

「だよなー」

 読みかけの本に栞を挟むと、つかつかと俺の前まで来たサンセラはその場に両手両膝を付く。

「私が間違っておりました。師匠から頂いた宝書を読み、ようやく忍者の魅力に気付いた愚かな弟子をお許しください。以前の自分をぶん殴ってやりたいです」

「お、おう。わかればいいんだよ。わかれば」

 今日はえらく素直だな。どうした・・・

「忍びとは言い訳せぬもの。潔さもまた忍者の魅力です」

 異世界初の中二病患者がドラゴンとは・・・かぶれすぎだろ。

「サンセラ殿、お主も忍者になる覚悟を決めたか。忍びの道は修羅の道ぞ」

「のぞむところ。師匠を頂きとする忍び軍団の一員として、修羅の道を邁進するのみ」

「その心意気や、良し!」

 こいつら、なにやってんの?いつ俺は忍び軍団の統領になった?俺達は誰も「忍者」スキル持ってないぞ・・・

「お前ら、あんまりふざけてばかりだと忍者小説を取り上げるぞ」

「ふ、ふざけてなど。師匠の従魔としての心意気を確認しあっただけですよね、コタロー様」

「う、うむ」

 こいつら、忍者小説を気に入り過ぎだろ。コタローなんて既に全文暗記するぐらい読んでいるだろうに。ま、まあ、忍者軍団の統領ってのは、悪くないけど・・・



「ところで師匠、本日はどのようなご用向きで?」

「お前を呼びに来たんだ。街に連れて行ってやるから準備しろ」

「本当ですか!」

 街に着いてから昨日までの出来事を説明した後、これからサンセラいやってほしいことを伝える。

「学校の建設を手伝ってくれ。完成したら子供達に勉強を教える先生をやってもらいたい」

「わかりました。これから師匠の作る学校に通う孤児院の子供達は私にとっても同門の弟、妹弟子。喜んでその任、承ります」

「サンセラには物理の先生をメインでやってもうつもりだ。お前の知ることはこの世界にはまだ早いものもあるから、俺が作る教科書の範囲だけでいい。子供達に、世界はこんなにも楽しいぞってことを教えてやってくれ」

「師匠が私に学ぶ楽しさを教えてくれたようにですね」

「そうだ」


 それからは三人で建設資材の確保。コタローとサンセラに学校建設の材料となる木や石を大量にログハウス跡地まで持ってこさせ、俺が魔法で次々に木材や石材に加工していく。魔素の高いこの地でやることによって、トロンの何倍も効率が上がるのだ。
 十分な資材が確保できたところで、三人で昼食。カミリッカさんお手製の弁当はまだ大量にある。

「サンセラは人間の姿で戦う場合、何を主武器にする?」

「基本は格闘、己の拳ですね。一応、ナイフ程度は装備しておきますか」

「よし、俺が作ってやるよ」

 ナイフは長めと短めの二本だな。サンセラは魔法が得意だから付与出来る物がいいだろう。後は・・・あれか。

 マジックボックスから材料を取り出し、「創造」

「おお!見事なナイフだ。相変わらず師匠の「創造」スキルは凄いですね」

「そのナイフは二本とも魔法が付与できる。サンセラの魔法にも十分に耐えられる強度だ」

「ありがとうございます。いざという時の切り札にさせていただきます。ところで、こっちの指ぬき手袋みたいな物と、丸びを帯びた・・脛当てでしょうか。これは?」

「それはオープンフィンガーグローブとレガースだ。拳や脛を守るだけでなく、どちらも別々の魔法が付与できる。人の姿ではサンセラが本来得意な魔法攻撃が制限されると困るからな」

「し、師匠・・・」

 さて、もっと中二病を刺激してやるか。

「ただのナイフや防具と思わせておいて実は忍者の隠し刀の如く、二本のナイフ、両手両足、あらかじめ魔法を付与しておくことで六つの属性を同時に使える仕様だ。凄いだろ」

「凄いです、かっこいいです、流石師匠。ああ、これを装備して早く戦いたい!」

「こらこら、あくまで保険だからな」

「わかっていますよ」

 口ではそういうものの、中二病全開で早速装備して右に左に飛び跳ねるサンセラ。それを見ていたコタローがポツリと漏らす。

「サンセラ殿はトキオ様に贔屓されている。ズルいです」

「贔屓なんてしていないぞ。コタローには必要ないだろ」

「私だって燕姿の時は本来の力を発揮できないかもしれないじゃないですか。何か専用の武器を作ってくれてもいいのに。きっと私はサンセラ殿ほどかわいがられていないから・・・」

「わかった、わかった。コタローにも何か考えて作ってやるから」

「本当ですか!約束ですよ」

 千六百年も生きている聖獣がこんなことで拗ねるのかよ。初登場の時に感じた威厳はどこへいった。

「おーい、サンセラ。まだ決めなきゃいけないことがあるから、そろそろ戻ってこーい」

「はーい」

 そもそも、サンセラを街へ連れていけなかったのには理由がある。サンセラは「鑑定」スキルを持っておらず、「ステータス偽装」も「ステータス隠蔽」も使えない。姿も人型以外には変えられず、「鑑定」持ちには簡単に正体がバレてしまう。

「この指輪をはめろ」

 トロンの魔道具屋で見つけた隠蔽の指輪を渡す。その名のとおり、この指輪はステータスを隠蔽できる指輪、価格はなんと金貨500枚。それでも店にあった二つを迷わず買った。
 値段が高いのには二つ理由がある。一つは、「鑑定」は勿論「上位鑑定」をも跳ね返す機能。「鑑定」スキルを持っていない者にとって「鑑定」レベル6で使えるようになる「ステータス隠蔽」を金で買えるのなら、金貨500枚は決して高くはない。弱点や対策が筒抜けになる「上位鑑定」とは、力を持てば持つほど厄介になるスキルだ。
 二つ目は、希少性。「最上位鑑定」が使える俺だからわかったのだが、この指輪が作られたのは約百五十年前。レガシーアイテムと言うには中途半端な百五十年前に作られたアイテムが高値で取引されているのは、この指輪が簡単に作れるものではないからだ。
 製作者の名はセイ ジョウデン。すぐにピンときた。チセセラ・カミリッカの法則だ。あてはまる漢字は沢山あるがセイ ジョウデンと聞いて俺の脳裏に浮かんだのは「上田誠」。実にしっくりくる。この人物が「忍者かぶれ」である可能性は極めて高い。いつまでも「忍者かぶれ」ではかわいそうなので、これからは「上田誠(仮)」と呼ぶことにしよう。

「ステータス隠蔽ができる指輪ですか。これも師匠が?」

「魔道具屋で見つけた物だ」

「ほお、このようなアイテムを作る人間が居るとは。大したものだ」

 そりゃ、転生者だからな。しかし、ここで二つの疑問が出てくる。一つは、俺と同じ転生者である上田誠(仮)は「鑑定」スキルを持っているのに、なぜこの指輪を作ったのかだ。これに関しては仲間の為か、もしくは「ステータス偽装」の偽装ではないかと踏んでいる。
 まず初めに「鑑定」レベル10で取得できる「最上位鑑定」は防ぎようが無い。「鑑定」レベル8で取得できる「ステータス隠蔽」、レベル9で取得できる「ステータス偽装」は「最上位鑑定」の前では意味をなさない。本来、同じスキル持ちが同じレベルのスキルをぶつけ合えば魔力量の多い方に軍配が上がる。俺とコタローなら、魔力量の多いコタローが勝つ。だが「最上位鑑定」に関してそうはならない。「最上位鑑定」を「最上位鑑定」で防御することは出来ないからだ。「鑑定」「上位鑑定」であれば「ステータス隠蔽」や「ステータス偽装」で防御できる。ただし、「ステータス隠蔽」はステータスを見られないだけで、ステータスを隠していることには気付かれるので「ステータス偽装」の方が使い勝手は良い。
 以上のことから、この指輪は俺に必要ない。だが、ギルド長の出現によって状況が変わった。本来、見抜けない筈の「ステータス偽装」を、ギルド長は見抜いた。スキルだけの力に頼らず、違和感という名の経験値で。その対策が「ステータス偽装」の偽装だ。
 方法は単純、ステータスを隠蔽できる指輪をはめるだけ。ステータスを隠蔽や偽装できる者が、わざわざステータスを隠す指輪なんてしない。その逆を行く。ステータスをアイテムで隠している者を、それ以上のスキルで見破る。その先のステータスが偽装だと簡単には行きつかない。
 このアイテムはギルド長のような感覚に優れた者の対策に作られたのではないだろうか。その為には広く普及する必要があり、上田誠(仮)が市場に流出させたのなら納得がいく。

 もう一つの疑問。魔法はアイテムに付与できるが、スキルを付与することはできない。どのようにして「ステータス隠蔽」スキルが使えるアイテムを生み出したのか。指輪を「最上位鑑定」することでおおよそわかった。
 この指輪は厳密に言うと「ステータス隠蔽」が使える指輪ではなく、「鑑定」「上位鑑定」を通さない指輪だった。「鑑定」「上位鑑定」を通さないことで「ステータス隠蔽」と同等の効果を発揮する。
 付与されているのは時間属性と空間属性。時間属性は属性付与を固定させるためマジックアイテムには不可欠な属性、肝は空間属性だ。指輪を装備することで「鑑定」「上位鑑定」のみを通さない結界が身体を覆う。
「最上位鑑定」でわかったのはここまで。魔力を通さない結界ならば俺にも作ることが出来るが、スキルを通さないアイテムの作り方がわからない。創造神様と慈悲の女神チセセラの加護で通常の15倍ステータスが成長する俺の知能は200000を超えている。上田誠(仮)が創造神様や慈悲の女神チセセラの加護を持っていたとも思えない。単純な知能のステータスなら俺の方が高い筈だ。上田誠(仮)は日本に居た時から相当頭脳明晰な人物か、物作りに特化したスキルを持っている。もしくはその両方だ。どんなに知能のステータスが高くても、この世界の人達が火や水を物理や化学の観点で捉えられないように、スキルにおいて上田誠(仮)が見えているものが俺には見えていない。
 悔しくもあるが、嬉しくもある。当然、悔しいのは上田誠(仮)にステータスで勝っているにもかかわらず、スキルの解釈で後れを取っていること。嬉しいのはステータスだけでなく考え方でも成長できることと、上田誠(仮)が凄い奴だと知れたこと。「忍者」スキルを生み出し、「ステータス隠蔽」の指輪を作った上田誠(仮)は、スキルの分野で俺の遥か先まで行っている。ファン冥利に尽きるというものだ。

「そいつはフェイクで、本命はこいつだ」

「それは・・・腕輪ですか」

「いや、アンクレットといって足首にする物だ。「ステータス偽装」ができる」

 上田誠(仮)に圧倒的な差を見せつけられたが、転んでもただでは起きない。スキルを通さない技術は理解できていないため、俺に「ステータス隠蔽」の指輪を作ることは出来ないが改造は出来る。「ステータス隠蔽」の指輪を「鑑定」スキルを通さない物質に置き換え、俺が持つ「創造」スキルで生み出したのが「ステータス偽装」のアンクレット。
 作るには「ステータス隠蔽」の指輪が必要だ。今後魔道具屋で見つけた際は必ず買っていこう。

「偽装は俺がする。とりあえず、適当に偽装したステータスを書き込んでおいた」

 このアンクレットは製作者の俺にしか偽装できない。面倒だが最低でも一年に一回、年齢が増す度に書き換えが必要になる。

「よい、行くか」

 さあ、帰ったらいよいよ本格的な学校建設だ。

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