サンスポット【完結】

中畑 道

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第二章 ブラザー・オン・ザ・ヒル

第十六話 新聞

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 落ち着きを取り戻した私はおばさまが淹れてくれた珈琲をゆっくりと喉に流し込み、自分の過去を話した。

 あの男のこと、旧校舎で彼と出会ったこと、その後起きた事件と彼がしてくれたこと。そして、竹ヶ鼻商店街歴史文化研究部が持つ本当の目的。

 この家族が苦しんだ事情を知ってしまったから、私も話さなければと思ったのではない。この家族ならば彼の助けになってくれると思ったからだ。彼の人となりをより知ってもらうのに、私の身に起きた話をしたほうがよいと判断した。 

 隣に座る律子は、話し始めるとすぐに私の手を握り落涙し、結城先生に至っては、見るのも憚られる程顔面が崩壊している。奥歯を噛み締めたまま口を真一文字に結び微動だにしなかった母親が話し終わると口を開いた。

「志摩子さん。貴女は強く、正しく、とても美しい。これからも律子の友人でいてあげてね」

 承服しかねるが、小さく頷いた。

 空になった皆のカップに母親が珈琲を注いで回る。律子だけがカップにミルクと砂糖を入れ、スプーンでくるくると掻き混ぜる。他の三人は無言でその所作を目で追った。香ばしい香りと、くるくる回る水面が心を落ち着かせる。

 珈琲に数度口を付けると、まるでお茶話をするように母親が語り始める。

「この街には二人のヒーローが居たの。一人は経済の危機を救った片桐清志、もう一人は教育の危機を救った鍋島成正」

 その後、彼の身に起こる悲劇など想像できない語り始めだった。




 片桐印刷の躍進と共に市は生き返った。減り続けていた人口はV時回復し、街は活気を取り戻す。
 高度成長期も一段落した頃、後の勝ち組を求めて人々はより良い教育を求め始める。私立竹ヶ鼻高等学校の前身、この市唯一の高等学校だった県立木曽羽島高等学校は人口の増加と反比例するように生徒数を減らしていった。

 当時木曽羽島高校で教鞭を取っていた鍋島成正は、一教師としての範疇を超えてこの町で子を持つ親であれば知らぬ者のいない存在だった。昼夜を問わず有りと有らゆる盛り場に顔を出し、小学生も中学生も高校生も関係なく子供達の非行に目を光らせる。どんなに素行の悪い子供でも、いや、悪ければ悪いほど鍋島には直立不動で挨拶をした。木曽羽島高校の生徒であろうが無かろうが、子供の問題を抱えた親は鍋島を頼り、その全てを鍋島は引き受ける。
 それでも非行に走る子供は減らない。一教師である鍋島一人の力には限界があった。親達は中学を卒業した我が子が悪い仲間に入るのを恐れ高校は市外へ通わせる。木曽羽島高校は市外の高校に通えない生徒達の巣窟となり益々荒れる。親達は更に市外の高校を求める。生徒数は減少の一途を辿る。悪循環の末、木曽羽島高校の廃校が決定したのは鍋島が32歳のときだった。

 その年、製本業を営んでいた鍋島の父親が交通事故で他界する。製本業は印刷業と運命共同体であり、片桐印刷の躍進で最大の恩恵を受けたのが鍋島の父親が経営する製本会社だった。
 元は夫婦で営む小規模な自営業であったが、需要が供給を上回れば規模を大きくせざる得なく、父親が亡くなった時点で正社員30人パート20人総勢50人規模の会社に変貌していた。製本会社としてはかなりの規模であり県下では最大である。

 鍋島の父親は会社が大きくなっても成正に後を継がせようとはしなかった。勿論、継いでほしくないのではない。息子が教師という職に信念と生き甲斐をもって取り組んでいるのを知りっており、そんな我が子を誇りに思っていたからだ。

 鍋島は岐路に立たされる。父親の残した製本会社を継ぐのか、継がないのであれば30人もの社員を抱えた会社をどうするのか。教師を続けるのか、続けるにしても木曽羽島高校の廃校は決定しており、この市には他に高校は無い。
 このままでは自分が愛した故郷の教育は破綻する。それだけは、なんとしてでも阻止しなければならない。だが、父親が残した会社の社員30人を路頭に迷わせる訳にはいかない。

 二つの問題を同時に解決する為に取った行動が、後に鍋島の名声を上げることとなる。
 
 幼馴染であり親友でもあった片桐清志に製本会社を売却し、その金で木曽羽島高校跡地を買い取り、私立竹ヶ鼻高等学校を新設したのだ。鍋島の父親が経営していた製本会社は片桐印刷最初のグループ企業となり社員は守られた。そればかりか、鍋島と同じく郷土愛を強く持ち、地元のより良い人材育成面でも木曽羽島高校の廃校を憂慮していた片桐清志は、買収資金の他に莫大な寄付金を用意するだけでなく、高校新設の事務的手続きから法務省への働きかけまで全面的に鍋島をバックアップした。

 同じ失敗を繰り返さぬよう鍋島は学校経営に細心の注意を払った。文武両道の精神に則り部活動に力を入れ学校の名声を県内に轟かせ、より高度な教育により県内外の有名大学に多数の合格者を輩出する。その反面、家庭に問題を抱えた者や勉学の得意でない者も入学を拒まず、社会人として充分に通用する学力を身に付けさせ世に出していく。
 私立竹ヶ鼻高等学校は瞬く間に生徒数を増やし、創立20年を迎えた頃には県下最大の生徒数を誇るマンモス高に成長した。

 その頃には鍋島は一線を退き、理事長として教師の育成に尽力する。自分がこの世を去った後に元の状態に戻っては意味がないと後継者の育成を考える年齢に差し掛かっていた。
 鍋島の不安を他所に町の住民には一抹の不安もない。竹ヶ鼻高校で生徒会長を務め地元の岐阜大学教育学部に進んだ鍋島の一人娘、鍋島美月の優秀さを知らぬ者などこの界隈には居ない。彼女が鍋島の後を継ぎ、竹ヶ鼻高校しいては市の教育を守ってくれることを疑う者など一人も存在しなかった。
 それが故、美月が大学を卒業し竹ヶ鼻高校ではなく、地元の小学校の教員となったことには皆が凍りついた。


 鍋島美月はこの町で有名人だ。父親が鍋島成正でなくとも彼女を知らぬ者は居なかっただろう。
 横断歩道は手を上げて渡る、小学生時代の話ではなく今現在でもだ。言葉遣いは常に敬語、相手が生まれたての赤ん坊でもそれは変わらない。外出時は常に制服、小学校を卒業してから高校を卒業するまで、彼女の私服姿を見たものはいない。

 14歳の時、彼女は竹ヶ鼻商店街のスーパーマーケットで万引きをする小学生を偶然目撃する。すぐさま取り押さえ店員に差し出すと思いきや、彼女は小学生の腕を締め上げたまま店先にある公衆電話に赴き、多くの市民が見ている前で顔色一つ変えずこう言ってのけた「窃盗犯を逮捕しました」と。

 鍋島美月の正しさは誰もが認めるが、それと同時に恐ろしくもあった。白か黒か、ルールは守るのが当然であり、彼女にグレーゾーンは無い。横断歩道は手を上げて渡る、そう教えられたのだから手を上げて渡るのだ。間違いではない。だが、小学校を卒業しても続けているのは、この町に彼女しか居ない。一般人でも現行犯であれば逮捕が認められている。だが、万引きした小学生を店主や親にも知らせず警察に突き出す人間は、きっとこの町には彼女しか居ない。

 度を過ぎた正しさは時に奇行と映るものだが、鍋島美月は賞賛された。流石は鍋島先生の娘さんだと。将来はその正しさによって鍋島先生のようにこの町を守ってくれるだろうと。
 だからこそ、鍋島美月が竹ヶ鼻高校ではなく小学校の教員となったことに市民は凍りついた。度が過ぎた正しさは鍋島成正の跡取りだから許容されていたのだ。そうでなければただの変人でしかない。市民は彼女に失望し、次第に彼女の存在を忘れていった。


 15年後、市民は新聞紙面によって彼女の存在を思い出す。元小学校教諭による児童虐待事件の容疑者として鍋島美月は逮捕されたのだ。

 平和な町にマスコミが押し寄せる。元教師による児童虐待、しかも父親はその名を県下に轟かせる教育界の重鎮であり、マスコミが飛び付かない訳が無い。だが、この事件がワイドショーを賑わせることは無かった。そんな事件は元より存在しないかのように市民は振る舞い、誰一人マスコミの取材に協力しない。それでも諦めないテレビ局には無許可の撮影や営業妨害、市民生活を脅かす取材だと一斉に電話で抗議する。市民が一丸となってマスコミを排斥した。
 多くの子供やその親達が世話になり、この市の教育を立て直したヒーロー鍋島成正が晒し者になるなど許容できないのは市民の総意であり、彼の失脚を望む者など一人も居ない。かん口令が敷かれたのでも裏の権力が振るわれたのでもなく、竹ヶ鼻商店街を中心に市民が取った自発的な行動だった。



「皆が知っている、皆が口を噤む、そして時と共に記憶から抹消されることを皆が望んでいる、そんな事件だった。でも・・私達は一番大切なことを忘れていた・・・」

 そこで律子の母親は言葉を止めた。常に心の余裕を感じさせる彼女の表情が僅かに曇ると、両目から涙が溢れ出す。天井を見上げ押し黙る彼女を、私達は待つことしか出来ない。彼女の懺悔が終わるまで物音一つ立てず待つ。

 まだ話は終わっていない。

「一昨日、鍋島先生から連絡を貰ったの。近いうちに孫が顔を出すと」

 母親が話の続きを始めるが表情は影を帯びたままだ。

「そして彼が来た。あの事件の子が大きくなって現れた時、自分が恐ろしくなったわ」

 心の奥にある黒い塊が疼く。正体の知れない物が、話の続きを聞くべきではないと警鐘を鳴らす。聞けば冷静ではいられない、冷静を装い続けることが出来ないかもしれない。言い得ない感情を必死に押し殺し次の言葉を待った。

「鍋島先生はこの街に無くてはならない人、私達は先生を守りたい一心で団結した。私自身、子を持つ身でありながら・・・虐待をされていた子供のことは一切頭になかった・・・」

 黒い塊が一気に膨張する。許せない、許せない、許せない、許せない・・・

 同時に冷静を装おうとする感情が抗う。
 守らなければならないものがあったのだ、律子の母親や当時の大人達が悪い訳ではない。それでも、それでも・・・

 無意識の内に机を強く両手で打ちつけ立ち上がっていた。

「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・・」

 あの凛然とした律子の母親が、子供のように謝り続ける。
 ここで私達に謝罪することに何の意味があるのだ。だが、そうせずには居られないのだろう。彼女が、大人達がどんなに悔やんだとしても時間は戻らないのだから。

 そう思えた時、なんとか冷静を装えていると自覚する。

「頭を上げて下さい、おばさまが悪い訳ではありません。それに・・もう遅い」

 思いの丈をぶちまけそうになり、グッと下唇を噛んだ。当時の大人達に対して彼は何も語っていないのに、私が感情をぶつけるべきではない。

「志摩子さん・・」

 彼は感情を殆ど見せない。幼少の頃から、今の私のように感情を押し殺し冷静であり続けたのであればそれも納得だ。彼から笑顔を奪ったのはこの街の大人達だ。祖父の名誉を守る為、事件を無きものにした大人達だ。自分達の生活を守る為、被害者の存在を忘れてしまった大人達だ。

 それならば何故、彼は事件の加害者であり虐待をした当事者である母親の元へ戻ろうとする。それがどうしても理解できない。

「結城先生、息吹君の何処を見て尋常ではないと感じたのですか」

 完全な大人になりきっていない結城先生の意見は貴重だ。彼への第一印象が私と結城先生は同じだった。

「切れすぎる頭脳、それを実行する行動力、相手の感情を読み取る洞察力、全て凄いとは思うが尋常とまでは感じない。僕が尋常でないと言ったのは、自分の身体が傷付くことに微塵も恐怖感を持っていない、その一点だ。殴りかかった僕の拳に眉一つ動かさなかった。いくら身体能力に自信があっても、特別な訓練でも受けていない限りあり得ない。母さんの話を聞いてより強くそう感じたよ。普通、幼少期に虐待を受けた人間は暴力に対して過敏になるものだと思うが、入間川君は真逆だ」

 私など足元にも及ばない優秀な彼が、今回も私のときも当然のように自分の体を張る。優しい彼が、他者が傷付くことを放ってはおけない彼が、対価として自分の身体を差し出す。こんなこと続けさせてはならない。彼が壊れてしまう。

「律子、次に息吹君が無茶をしようとしたら私が止める。だから、力を貸して」

「当り前だよ」

 力強く頷く彼女を頼もしく感じた。




 結城家で電話を借りて迎えを呼ぶと、10分程で到着を知らすクラクションが鳴った。

「申し訳ありません宮下のおじさま。迎えに来ていただいただけでなく、無理なお願いまでしてしまって」

「何を仰います。こんな夜道をお嬢様一人で歩かすなど言語道断、いつでも呼んでください。図書館の方も職員が残っておりましたので使えるようにしておきました」

 助手席に乗り込む私を満面の笑みで迎え入れる宮下のおじさまは頗る上機嫌だ。

「おじさま、何か良いことでもあったのですか」

「ええ、ありましたとも。初めてお嬢様が私にお願いをしてくれました。私はお嬢様の父親代わりですから、娘は父親に我儘を言うものです」

「我儘の催促なんて聞いたことがありません」

「私が欲しているのですからお嬢様はもっともっと我儘を仰って下さい。全然足りません」

 片桐印刷社長、宮下巌が見せる表情には、岐阜の帝王と呼ばれる迫力など微塵も無く、私に安心感を抱かせる。そういった存在が彼には居ない。

 律子の母親は事件の詳細までは知らなかった。ならば自分で調べる他無い。彼の姉、皐月さんに聞くことは出来なくもないが姉弟の関係が明確に分からない今、下手な行動で彼の心象を悪くするのは得策ではない。
 皐月さんが彼を救いたいという気持ちが心からなのは間違いない。だが何かが引っ掛かる。完全に信頼出来るまでは皐月さんの力は借りたくない。

「着きました。私は職員に挨拶をしてきますので、お嬢様はご自由に図書館をお使いください」

「ありがとうございます」

 逸る気持ちを抑え、車を降りゆっくりと歩いた。宮下のおじさまが車で裏口に向かい姿が見えなくなるのを待ってから走り始める。六年前、私達が小学校五年生の夏休み最後の日、彼の母親が逮捕された新聞を求めて。

 新聞は直ぐに見つかった。開く前に鼓動が落ち着くのを待つ。希望的観測があった。結城先生が言ったように、彼は虐待を受けた子供にしては暴力に対して恐怖心がない。少し躾が行き過ぎた程度ではないだろうか、母親が元教師だったから大袈裟に扱われたのではないだろうか、そうでなければ彼が母親の元に帰るなど切望しないだろう。優しい彼のことだ、悪者にされた母親を心配しているに違いない。

 鼓動が落ち着き、ゆっくりと新聞を開く。記事はすぐに見つかった。三面記事の一番目立つ場所に太く大きなゴシック体の文字が躍る。

『元小学校教諭、我が子を虐待で逮捕』

 容疑者としての彼の母親の顔写真は、不鮮明な単色の印刷でも美人であることが充分に分かり、彼と皐月さんどちらにも面影がある。

 記事を読む前に、大きく深呼吸をした。
 読み進めるうちに希望的観測は打ち砕かれる。
 殴る蹴るの虐待は日常的に行われていた。
 最後の一行で私の身体は限界を超える。

「おぇ・・おぇぇ・・おぇぇぇ・・はぁ・はぁ・おぇぇぇ・・」

 律子の家でご馳走になったカレーは、胃を逆流して全てぶちまける。

「はぁ・・はぁ・・おぇ・・おぇぇぇ・・」

 空になった胃から、酸っぱい胃液が止め処なく溢れる。

「あぁぁぁぁ・・あああぁぁぁぁ・・あぁ・・」

 カレーと胃液と涎で汚れた床に座り込み嗚咽する。

 声を聞きつけた宮下のおじさまと図書館の職員が私に近づいて来た頃には意識が朦朧とし始めていた。

「お嬢様、お嬢様」

「あぁぁぁぁ・・あぁぁぁ」

 事情を飲み込めない宮下のおじさまが私を抱きしめ落ち着かせようとしているのは分かっているが、身体の自由が利かない。

 嗚咽が止まらず、失禁していることには気付きもしない。

「あぁぁぁ・・あぁぁぁぁ」

 最後の一文が、何度も、何度も、何度も、頭の中に木霊する。

「あぁぁ・・あぁぁぁ・・あぁぁぁぁ」



『長男(10) 複数の骨折及び内臓破裂により意識不明 重体』

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