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閑話① side アレクサンドラ
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私は生まれた時から勝ち組だった。親は公国の君主であり、私はこの世で一番美しく生まれ女神のように育った。まさに私は選ばれし者であった。両親にとって初めての子供であった私は甘やかされた。私はいくらお金が掛かろうとニコニコと許してくれたのだ。さらに周りの者も次期女王であった私に媚び諂った。それもあってか私は少しわがまま子供であったと思う。しかし、私が何をしても許される存在であると7歳のときに自覚した。私は召使いを数人侍らせて、自分に似合う宝石を探して宝物庫にいるときのことだった。私は誤って我が家に代々伝わる鏡を割ってしてしまったのだ。さすがの私も怒られると思った。私は生まれてこの方怒られたことがなかっので、怒られることを恐れて、慌てて嘘をついた。そう全てを側にいた召使いのせいにしたのだ。お父様は私の嘘を全てを信じてくれたのだ。当時の幼い私の拙い嘘であったにも関わらずだ。その後、その召し使いたちは処刑された。少し罪悪感があったが、それよりも私は全能感に酔いしれていた。私は全てを許される存在であると。
それから私はひたすら好き放題した。まず、私はお城の色が灰色であることが気に入らず、白に塗り替えさせた。私は当時白亜に住むお姫様に憧れたのだ。それでお父様に頼むと快く引き受けてくれた。また、ある時読んだ本に出てきたバラで出来た迷路が私も欲しくなってお城の庭園を潰してそれを造らせたのだ。さらに私は同じドレスを着るのが嫌で、毎日違うドレスが着れるように用意させた。10歳の時にお母様が亡くなったことを除けば、私の人生は楽しいことの連続だった。全て私の思うままだ。まさに我が世の春だった。
しかし、私が15歳のとき公国で大不作が起きたのだ。それのせいで、ゴーティエ家の財政も火の車状態になったのだ。お父様はより多くの税をとるために税を上げたが、私が以前のように豪遊するには足りなかったようだ。私はドレスや宝石を満足できるほど買えなくなった。そこで賢い私は、男に貢がせることにしたのだ。元々私は社交界では至高の華と呼ばれていおり、求婚も沢山されていたのだ。どの男たちも私にメロメロだった。だから、私はその男たちを利用することにしたのだ。
男たちはチョロかった。少し色目を使って強請ればなんでもプレゼントしてくれた。そして男たちは競うように私に貢ぐことに熱狂し出したのだ。それこそ上級貴族の子息から大商人の息子まで様々な者が私を求めたのだ。そんな男たちを侍らして過ごす日々はとても心地よいものであった。しかし、そんな世界はいきなり壊れ始めたのだ。そう、民主主義者どもが我が国に溢れ出したのだ。
ある日、いつも通り過ごしていた私の下にいきなりお父様が訪れたのだ。お父様はとても慌てているようで、私を急かした。理由も分からずお父様についていったのだ。すると外から発砲音や人の怒鳴り声が聞こえた。外を見ると庶民たちが武器を持ち城に集まっていたのだ。私たちは八方塞がり状態だった。そんなとき近くにいた兵士に秘密通路を通り帝国に逃げるように促された。私たちはそれに従い何も持たず公国から逃げ帝国を目指した。
それから私はひたすら好き放題した。まず、私はお城の色が灰色であることが気に入らず、白に塗り替えさせた。私は当時白亜に住むお姫様に憧れたのだ。それでお父様に頼むと快く引き受けてくれた。また、ある時読んだ本に出てきたバラで出来た迷路が私も欲しくなってお城の庭園を潰してそれを造らせたのだ。さらに私は同じドレスを着るのが嫌で、毎日違うドレスが着れるように用意させた。10歳の時にお母様が亡くなったことを除けば、私の人生は楽しいことの連続だった。全て私の思うままだ。まさに我が世の春だった。
しかし、私が15歳のとき公国で大不作が起きたのだ。それのせいで、ゴーティエ家の財政も火の車状態になったのだ。お父様はより多くの税をとるために税を上げたが、私が以前のように豪遊するには足りなかったようだ。私はドレスや宝石を満足できるほど買えなくなった。そこで賢い私は、男に貢がせることにしたのだ。元々私は社交界では至高の華と呼ばれていおり、求婚も沢山されていたのだ。どの男たちも私にメロメロだった。だから、私はその男たちを利用することにしたのだ。
男たちはチョロかった。少し色目を使って強請ればなんでもプレゼントしてくれた。そして男たちは競うように私に貢ぐことに熱狂し出したのだ。それこそ上級貴族の子息から大商人の息子まで様々な者が私を求めたのだ。そんな男たちを侍らして過ごす日々はとても心地よいものであった。しかし、そんな世界はいきなり壊れ始めたのだ。そう、民主主義者どもが我が国に溢れ出したのだ。
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