呟き日記

老犬介護③犬は過去を振り返らない前しか見ない

2022/12/12

午後の9時過ぎだったと思います。動揺して時計見る暇も無かった。うちの老犬は旅立ちました。

私が看取りました。看取れて本当に良かった。

最後の瞬間は心構えする間もなくいきなり訪れました。苦しさに耐えて耐えて耐えて耐えて…

お爺さんは左目からポロリと涙を一粒零してウゥーッと唸りそのまま旅立ちました。ちょっと目が開いたままだったんだけど指で押さえるとすぐに瞼は閉じました。

ほんとにね…今にもパッと目を開けて起きそうなくらいに穏やかな寝顔をしてます。

立てなくなって寝込んでちょうど1ヶ月でした。14歳の高齢でよく頑張ってくれましたよ。来年の1月で15歳だったのになぁ。

この1ヶ月の間は毎日欠かさずにお爺さんの顔と身体を蒸しタオルで拭きました。ウンコした時は2回、3回拭きました。

『毎日してあげるからね』と約束したからです。最低な私は今まで何度も約束を破ってはお爺さんを傷付けた。だからこの約束は守りました。

下の世話もお尻を綺麗に拭き上げるのも慣れてきた頃になってもうする必要が無くなっちゃった。

今は地獄のような悲しみと後悔の念が嵐のように押し寄せています。過去に何度も経験してきたけどやっぱりキツイ。

それでもやるべき事はちゃんとしてお爺さんをしっかりと見送ってあげようと思います。

お爺さんありがとう。愛しているよ。これからも家族はずっと一緒。