クズ達の青春

キングオブファイターズ

友人に「夢も希望もない話ばかり書くな」と言われたが、お前らカプコンの格ゲーに幻想を抱きすぎなんだよ。
『カプコンファイティングジャム』は空前のつまらなさだったし、『タツノコバーサスカプコン』は闘劇の翌日、一斉に撤去された。
ストリートファイター4AEでユンがアホのように強く、ある程度やりこんでいる者同士が勝とうと思ったらユンかセスを使わざるを得なかった。

やらかしてないのはストⅡだけ・・・いや、ストⅡのやらかしは「最初だから」と大目に見られていただけだ。
ストⅡの「待ち」「投げハメ」は格ゲーを衰退させた悪しき伝統「ローカルルール」を産み出した諸悪の根源であろう。

昔の格ゲーにネットでのアップデートはない。
一度発見された致命的な欠陥行動は自分たちで「使用禁止」とするしかない。それが「ローカルルール」のはじまりだろう。
だがそれが行き過ぎると「初心者お断り」となる。
なんせローカルルールを初心者が理解出来ず「どういう意味？」と聞いたら「にわかは黙ってろ」と言われるのだから。
「初心者お断り」はコミュニティの終わりを意味する。
そういったコミュニティに限って初心者歓迎などと言っているが、そんなものはただ言っている事が矛盾しているだけ、自分達の言動に罪悪感があるだけで大した意味はない。
その道の方々が震災後炊き出しをしたり、某娯楽店の経営者がボランティア活動を推奨したり・・・「お前が諸悪の根源だろ」と言われる存在が、「未来を憂いている」という態度を取るのはよくある事である意味当たり前だ。

ローカルルールが行きすぎたケースはいくらでもあるし、例をあげる事は容易い。
これを読んでいる人でもいくらでも思いついているのではないだろうか？
だがそのコミュニティが未だに細々と活動していたとしたら、例として挙げる事で敵を作る事になる。
ではもう続編が出ていて、コミュニティが存在しないだろうゲームを例に出す。
キングオブファイターズ2002UMにアンヘルというキャラがいた。
アンヘルには永久コンボが存在した。
だが、その永久コンボはローカルルールで使用が禁止されていなかった。
理由は「難しいから」。
だが、その永久コンボをやられる初心者にとって永久コンボが簡単か難しいなどは関係がない。
初心者にとって、「何だよ。常連が白って言ったら黒も白なのかよ」と思う。
というか家庭用しかやった事がない者をゲーセンに連れていって、アンヘルに永久コンボを決められて実際に言った言葉である。
「そうじゃないんだ。アイツは私の知り合いで悪いヤツじゃないんだ」私がどれだけ言葉を連ねても、「格ゲーコミュニティはどうしようもない」という評価は覆らない。
「ローカルルールは出来るだけ少なく」
「常連に都合の良いルールは作らない」
「ローカルルールは誰にでもわかりやすく表示する」というのが、格ゲーコミュニティを発展させる上で必要なのかも知れない。