上 下
96 / 101
ナツ・side

天然

しおりを挟む
これが… いつも、俺の中に…  

爽の熱いそれ…
深く、埋め込まれて…
俺は何度、激しく揺さぶられただろうか…

「は、んっ… くっ… ナツ… も、いい… から… はあっ…」

爽が、俺の髪にそろりと触れ…少し緩めにつかむ… 

だが、まだだ… 
まだ、離したくは、ない…  愛しい… 
くちゅ… く ちゅ… 

表面を舐め上げ、限界まで口に含む…
苦しい…だけど、この上なく、幸せだ…

「ん…  んっ… もう、ナツ、離せ…マジで… 」
切羽詰まったような爽の声が頭上から聞こえ、嬉しくなる…

「んむっ… ん、う …  …」

まだだ… 爽が感じてくれている…  
それだけで俺は… 嬉しい…  …胸が熱くなる…
もっと…もっと…  爽を感じさせたい…
  
「あっ…  … 」
いきなり俺の口内から、
半ば強制的に引き抜かれるそれ…

「…あほ…ナツ、お前いい加減にしろよ… ?」

爽が怒ってる… ?なんで… 
 
「う、わっ!」
直ぐに押し倒される…

ギラリと睨むような目つきで俺を見下ろす爽…

「…おまえな…わざと煽ってんのか…はー--…マジで、天然か…覚悟、しろよ…」

「え… …?」  

   ギシリ…       
      
         ズン…っ…


      「はっ… 、あっ…!」

俺は押し倒され、脚を開かれ…

少し怒ったような爽に
     いきなり、貫かれていた…









 








  








しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

空蝉

ひさかはる
現代文学

前略、旦那様……幼馴染と幸せにお過ごし下さい【完結】

迷い人
恋愛
私、シア・エムリスは英知の塔で知識を蓄えた、賢者。 ある日、賢者の天敵に襲われたところを、人獣族のランディに救われ一目惚れ。 自らの有能さを盾に婚姻をしたのだけど……夫であるはずのランディは、私よりも幼馴染が大切らしい。 「だから、王様!! この婚姻無効にしてください!!」 「My天使の願いなら仕方ないなぁ~(*´ω`*)」  ※表現には実際と違う場合があります。  そうして、私は婚姻が完全に成立する前に、離婚を成立させたのだったのだけど……。  私を可愛がる国王夫婦は、私を妻に迎えた者に国を譲ると言い出すのだった。  ※AIイラスト、キャラ紹介、裏設定を『作品のオマケ』で掲載しています。  ※私の我儘で、イチャイチャどまりのR18→R15への変更になりました。 ごめんなさい。

双子の姉がなりすまして婚約者の寝てる部屋に忍び込んだ

海林檎
恋愛
昔から人のものを欲しがる癖のある双子姉が私の婚約者が寝泊まりしている部屋に忍びこんだらしい。 あぁ、大丈夫よ。 だって彼私の部屋にいるもん。 部屋からしばらくすると妹の叫び声が聞こえてきた。

【完結】結婚してから三年…私は使用人扱いされました。

仰木 あん
恋愛
子爵令嬢のジュリエッタ。 彼女には兄弟がおらず、伯爵家の次男、アルフレッドと結婚して幸せに暮らしていた。 しかし、結婚から二年して、ジュリエッタの父、オリビエが亡くなると、アルフレッドは段々と本性を表して、浮気を繰り返すようになる…… そんなところから始まるお話。 フィクションです。

【完結】「『王太子を呼べ!』と国王陛下が言っています。国王陛下は激オコです」

まほりろ
恋愛
王命で決められた公爵令嬢との婚約を破棄し、男爵令嬢との婚約を発表した王太子に、国王陛下が激オコです。 ※他サイトにも投稿しています。 「Copyright(C)2022-九頭竜坂まほろん」 小説家になろうで日間総合ランキング3位まで上がった作品です。

ファンチャット【ステージ上の《Attract》おまけ】

コオリ
BL
R18 BL作品「ステージ上の《Attract》」のおまけコンテンツです。 彼らのオーディション配信を見たファンの会話文のみ、チャット形式のお話です。 タイトル前の〔数字〕はリンクしてる本編の話数です。 ※本編を読んでないと意味がわからないと思いますので、先に本編をお読みいただくことをおすすめします ※本編がBL作品のため、BLカテゴリに掲載しています

離縁してほしいというので出て行きますけど、多分大変ですよ。

日向はび
恋愛
「離縁してほしい」その言葉にウィネアは呆然とした。この浮気をし、散財し、借金まみれで働かない男から、そんなことを言われるとは思ってなかったのだ。彼の生活は今までウィネアによってなんとか補われてきたもの。なのに離縁していいのだろうか。「彼女との間に子供ができた」なんて言ってますけど、育てるのも大変なのに……。まぁいいか。私は私で幸せにならせていただきますね。

義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。

石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。 実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。 そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。 血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。 この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。 扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。

処理中です...