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ナツ・side
困惑
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「はーー… 飲んだ飲んだ~~ さーて、二次会はどうする~?カラオケとか…バーとか…」
会計を済ませて店を出た後、テンションが高い南さんが明るい声を上げる。
「ん~~カラオケ、いいっすねー-!行きましょう!!」
同僚の男が、仲良くなった女の子の肩を抱いて、楽しそうに声を上げる。
俺はもう正直…帰りたくて仕方なかった。
愛想笑いも限界だ…
なんだか本当に、どうでもいい会話をしていた気がする。
唯一、飯だけは結構食べたが…本当にそれだけ。
かわるがわる席を変わって隣に来る女の身体から発せられる少し強めの香水と…まあまあ積極的過ぎるボディタッチに耐えながら、ただ、ひたすら解散の時間を待った。
「あの…すみません、俺はここで失礼します…お疲れ様でした。」
それだけ言って立ち去ろうとすると、
「えー--!!なんで~~ナツ君来てよ~~ 盛り上がんないじゃない…歌声も聞きたいし…!」
南さんが大声で俺を引き取める。
「いや…あの俺、歌とか全然知らないし、そもそも全く歌えないんで…」
カラオケなんて行ったこともない…絶対に帰りたい。
「えーー… 残念だな~~ まあ、仕方ないか…次回は必ず付き合ってもらうからね…!」
「…はい、では、ここで失礼します。」
俺はぺこりと頭を下げて、二次会へ向かう群れから離れて歩き出した。
女か…
犬の時にはまだ雌犬に興味があった気がするが、なんでだろう…
もはや…人間の女には、何の魅力も感じない…。
セックスしたこと自体、ない状態だから…だろうか…
とりあえず今日は早く帰って、爽と話したい…
アイツと一緒にうまい珈琲でも飲みたいな…
そんな風に思いながら歩みを進めていた俺は、
「うわっ… …な、何… っ…!?」
いきなり、背後から腕をつかまれ…思わず声が裏返りそうになる…。
な…誰だ… ?
俺は突然のことに驚き、ゆっくりと背後を振り返る…。
そこには… さっきの合コンのメンバーの中で、
最初に俺の隣に座った、やけに積極的な女が一人、微笑みを浮かべながら立っていた。
「ナツ君…つれないわね…少し、待ってよ…」
皆と一緒にカラオケに行ったんじゃなかったのか…? 一体、なんなんだ…
俺は困惑しながら、彼女を見下ろした。
会計を済ませて店を出た後、テンションが高い南さんが明るい声を上げる。
「ん~~カラオケ、いいっすねー-!行きましょう!!」
同僚の男が、仲良くなった女の子の肩を抱いて、楽しそうに声を上げる。
俺はもう正直…帰りたくて仕方なかった。
愛想笑いも限界だ…
なんだか本当に、どうでもいい会話をしていた気がする。
唯一、飯だけは結構食べたが…本当にそれだけ。
かわるがわる席を変わって隣に来る女の身体から発せられる少し強めの香水と…まあまあ積極的過ぎるボディタッチに耐えながら、ただ、ひたすら解散の時間を待った。
「あの…すみません、俺はここで失礼します…お疲れ様でした。」
それだけ言って立ち去ろうとすると、
「えー--!!なんで~~ナツ君来てよ~~ 盛り上がんないじゃない…歌声も聞きたいし…!」
南さんが大声で俺を引き取める。
「いや…あの俺、歌とか全然知らないし、そもそも全く歌えないんで…」
カラオケなんて行ったこともない…絶対に帰りたい。
「えーー… 残念だな~~ まあ、仕方ないか…次回は必ず付き合ってもらうからね…!」
「…はい、では、ここで失礼します。」
俺はぺこりと頭を下げて、二次会へ向かう群れから離れて歩き出した。
女か…
犬の時にはまだ雌犬に興味があった気がするが、なんでだろう…
もはや…人間の女には、何の魅力も感じない…。
セックスしたこと自体、ない状態だから…だろうか…
とりあえず今日は早く帰って、爽と話したい…
アイツと一緒にうまい珈琲でも飲みたいな…
そんな風に思いながら歩みを進めていた俺は、
「うわっ… …な、何… っ…!?」
いきなり、背後から腕をつかまれ…思わず声が裏返りそうになる…。
な…誰だ… ?
俺は突然のことに驚き、ゆっくりと背後を振り返る…。
そこには… さっきの合コンのメンバーの中で、
最初に俺の隣に座った、やけに積極的な女が一人、微笑みを浮かべながら立っていた。
「ナツ君…つれないわね…少し、待ってよ…」
皆と一緒にカラオケに行ったんじゃなかったのか…? 一体、なんなんだ…
俺は困惑しながら、彼女を見下ろした。
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