210 / 544
清春編
業務
しおりを挟む
「坂下君…木村君の業務、ここ数日で随分溜まってるから、ちょっとフォローしてやってくれないか…?」
「あ… はい… わかりました。」
ある日、直属の上司にそう言われた。
フォローならほぼ毎日、しているつもりだ…。
正直、自分の仕事は定時までに片付いている…
俺が残業するのは決まって人の仕事のフォローをする時、もしくは何かトラブルが発生した時…
自分で言うのもなんだが、仕事の段取りはうまい方だと思う。
時間は無限じゃない…
時間が沢山あるからといって、だらだらと残業をするのはよくない…。
仕事をできるだけさばこうと、無理に職場に遅い時間まで残れば残るほど身体と脳に疲れが出て、仕事の効率も悪くなる…。
だから絶対に定時に帰る…
そう覚悟を決めて、毎朝最初にその日やるべき仕事を組み立て、全力で取り組む…。
俺は今まで、そんな風に仕事をしてきたつもりだ…。
俺が、暇にしているように見えるのだろうか…
最近本当に俺ばかりに、仕事をふられる…
木村の指導だってそうだ…
俺は指導係でもないのに、ここ最近ずっと俺が木村のフォローにまわるように指示され…
お陰で最近、英会話教室以外の日にはほぼ毎回、残業せざるを得なくなってきている…。
ああ… 疲れる…
そろそろ、上司に面談でも申し込んでみようか…
今の、プラスアルファの業務量を何とかしてくれと…
指導係は、本来の指導係に託すように徹底してほしい…などと、申し出てみようか…
いや…でも… なかなか言いにくいな…俺は悶々としながらもまた…結局何も言えずにその日も残業し、家に向かう…。
あ…
家に明かりが灯っていた…。
真由があの男の家に行き、今日で6日目…
やっと、帰って来たのか…
英会話教室で会って食事をし、ホテルで茉優子を初めて後ろから貫いて、淫らに抱いた…あの夜…
その日以降も一度、茉優子に会い…存分に愛し合った…
そして今もまた、密かに彼女に会いたいと思っている自分がいる…。
ああ… 俺は… 駄目な男、だな…
真由が家に帰って来ていることに、どこかで…がっかりしている自分がいる…
哲也の異常な行動に怒りを覚えながらも…
俺自身も大概…矛盾した行動をとっている…
そんな気がしてならなかった…。
「あ… はい… わかりました。」
ある日、直属の上司にそう言われた。
フォローならほぼ毎日、しているつもりだ…。
正直、自分の仕事は定時までに片付いている…
俺が残業するのは決まって人の仕事のフォローをする時、もしくは何かトラブルが発生した時…
自分で言うのもなんだが、仕事の段取りはうまい方だと思う。
時間は無限じゃない…
時間が沢山あるからといって、だらだらと残業をするのはよくない…。
仕事をできるだけさばこうと、無理に職場に遅い時間まで残れば残るほど身体と脳に疲れが出て、仕事の効率も悪くなる…。
だから絶対に定時に帰る…
そう覚悟を決めて、毎朝最初にその日やるべき仕事を組み立て、全力で取り組む…。
俺は今まで、そんな風に仕事をしてきたつもりだ…。
俺が、暇にしているように見えるのだろうか…
最近本当に俺ばかりに、仕事をふられる…
木村の指導だってそうだ…
俺は指導係でもないのに、ここ最近ずっと俺が木村のフォローにまわるように指示され…
お陰で最近、英会話教室以外の日にはほぼ毎回、残業せざるを得なくなってきている…。
ああ… 疲れる…
そろそろ、上司に面談でも申し込んでみようか…
今の、プラスアルファの業務量を何とかしてくれと…
指導係は、本来の指導係に託すように徹底してほしい…などと、申し出てみようか…
いや…でも… なかなか言いにくいな…俺は悶々としながらもまた…結局何も言えずにその日も残業し、家に向かう…。
あ…
家に明かりが灯っていた…。
真由があの男の家に行き、今日で6日目…
やっと、帰って来たのか…
英会話教室で会って食事をし、ホテルで茉優子を初めて後ろから貫いて、淫らに抱いた…あの夜…
その日以降も一度、茉優子に会い…存分に愛し合った…
そして今もまた、密かに彼女に会いたいと思っている自分がいる…。
ああ… 俺は… 駄目な男、だな…
真由が家に帰って来ていることに、どこかで…がっかりしている自分がいる…
哲也の異常な行動に怒りを覚えながらも…
俺自身も大概…矛盾した行動をとっている…
そんな気がしてならなかった…。
0
お気に入りに追加
73
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
13歳女子は男友達のためヌードモデルになる
矢木羽研
青春
写真が趣味の男の子への「プレゼント」として、自らを被写体にする女の子の決意。「脱ぐ」までの過程の描写に力を入れました。裸体描写を含むのでR15にしましたが、性的な接触はありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる