【完結】僕のしたこと

もえこ

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放課後

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みさきちゃんは、次の日から完全に学校に来なくなった。

1週間…2週間…みさきちゃんが学校に来なくなって、1ヵ月ほど経ってから

僕とお母さんは一緒に小学校に呼び出された。

放課後の誰もいない教室で、先生はひっそりと僕らを待っていた。

先生は挨拶を済ませた後、話し始めた。話はみさきちゃんのことだった。

みさきちゃんがこの小学校に来てからのことを色々聞かれた。

みさきちゃんと僕の今の関係性から始まり

転入生としてきてから、可愛くて優しくて人気があったみさきちゃんの友達が、なぜ
ある時をさかいに、彼女から離れたのか。

何か、知ってることはないか。割と、根掘り葉掘り、聞かれる。


そのたびに、僕の胸に…チクチクと何かが刺さるような気がした。

みさきちゃんに、僕がしたこと…友達に僕がお願いしてきたこと…って…
先生やお母さんに、堂々と説明できる…こと、だっけ?

僕がまごまごとしていたら、先生がついに口を開いた。

「まだ、ここだけの話でお願いします。急ですが、みさきさんは…

来月から別の学校へ転校することになりました。彼女はここ数か月、ずっと悩んでいて学校にも行きたくないと言い…不登校が続いています。その原因が…」

僕はゴクリと唾をのむ。

「その原因は…柴田君…あなただと…彼女は話しています。」


        そっか…

    僕の頭の中は真っ白になった。


                                      つづく    
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