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~智花~
遠距離恋愛
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「智花さ~ん どうしたんですか…?ぼ~~っとして…」
ハッとする…。
「あ… … 」
「…大丈夫? 何かありました… ?」
ヨガの教室で知り合った友人と、教室の後に近くのイタリアンの店にランチに来ていた。
「んー 何も、ないかな… …ないな~ なさ過ぎ、かな… 」
「は~~?意味わかんないです…そうそう、最近彼氏とはどうですか!?遠恋中の東京にいる彼氏…なんだっけ、しゅう…しゅ… 」
「修哉、さんね…杉崎さん…」
名前じゃなくて苗字で呼んでよと、内心思う。
私は心が狭いだろうか…
「そうそう、杉崎!修哉さん…!」
「声、大きい…って!…」
「何ですか~~こっちの人じゃないんだし、いいじゃないですか~」
友人がぷうと、頬を膨らませる…。
私にはない、可愛い一面だ。
自分の希望で福岡に研修に来て二月少しでやっと会社にも慣れ…
なまった身体を整えようと、職場近くのヨガに通い始めた。
そこで声を掛けてきたのが、この子。
それから仲良くなり、今では結構な頻度で食事に来たりしている。
私とは全く違う性格だし、年もいくつも下…なのに…
なぜだか明るいこの子と一緒にいるのは結構気が楽で、
今日もまた声を掛けられるままに一緒に行動していた。
「その杉崎さんって人と、最近どうなんですか…?っていうか遠恋ってどうですか…?私には絶対無理だな~」
友人が笑って私を見る。
猫のような目で懐っこい表情…にかっと笑った時の、白い歯が眩しい。
この子はモテるだろうなと、会ってすぐに思った記憶がある。
少し派手目な服装、露出も高め…スタイルは抜群にいい…なのに、不思議と下品だとは思わない。
洋服のチョイスが…着こなしが、うまい…
自分の見せ方をよくわかっているのだろう。
「んー-…遠距離恋愛ね… どう…なんだろ… 」
最近、修哉さんがよくわからない…
ううん、違う …
最初から、わからない…
今だって、わからないまま…なのかも、しれない…
ハッとする…。
「あ… … 」
「…大丈夫? 何かありました… ?」
ヨガの教室で知り合った友人と、教室の後に近くのイタリアンの店にランチに来ていた。
「んー 何も、ないかな… …ないな~ なさ過ぎ、かな… 」
「は~~?意味わかんないです…そうそう、最近彼氏とはどうですか!?遠恋中の東京にいる彼氏…なんだっけ、しゅう…しゅ… 」
「修哉、さんね…杉崎さん…」
名前じゃなくて苗字で呼んでよと、内心思う。
私は心が狭いだろうか…
「そうそう、杉崎!修哉さん…!」
「声、大きい…って!…」
「何ですか~~こっちの人じゃないんだし、いいじゃないですか~」
友人がぷうと、頬を膨らませる…。
私にはない、可愛い一面だ。
自分の希望で福岡に研修に来て二月少しでやっと会社にも慣れ…
なまった身体を整えようと、職場近くのヨガに通い始めた。
そこで声を掛けてきたのが、この子。
それから仲良くなり、今では結構な頻度で食事に来たりしている。
私とは全く違う性格だし、年もいくつも下…なのに…
なぜだか明るいこの子と一緒にいるのは結構気が楽で、
今日もまた声を掛けられるままに一緒に行動していた。
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友人が笑って私を見る。
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ううん、違う …
最初から、わからない…
今だって、わからないまま…なのかも、しれない…
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