273 / 538
〜余韻〜
戸惑い
しおりを挟む
「あっ…ん、っ…杉崎さ… 」
胸を揉まれながら、
どうしようもなく私の体温が上がりそうになる。
「…ごめん… 俺、なんかもう、ダメだ… はぁ… 」
杉崎さんはとても小さな声で私の耳元でそう、つぶやいたかと思うと、
ゆっくりと私の胸から手を離して、私を抱き締め、困ったような表情のままうなだれる…。
「杉、崎…さん…?…」
「はあ… さっきあんなに、したのにね… ごめん、なんかもう水無月さん…俺には、
近付かないほうがいいかも、しれない…」
「え… … …」
したって…あれの… こと…?
「俺、どうやら自分が思っている以上に、… いやらしい男、みたいだ…君に対して…」
「… … …」
何と言って返せばわからなかった… けど…
嫌じゃなかった… 本当に、全然…。
むしろ、私は…私も…
チリンチリン…
不意に、部屋の呼び鈴がなる。
「あ…ルームサービス、来たみたいだね、
水無月さん、恥ずかしかったら隅に隠れていてね…?多分入口で受け取れるとは思うけど…」
「あ…はい…」
私はすぐに移動し、ベッドの隅の見えない場所に身を潜めた。
ダメ… もう私、本当におかしい…
杉崎さんが今、苦しそうに吐き出したことに、私は内心、悦びをおぼえている…
だって杉崎さんになら、もう、どうにでもされたい… …すべて、奪われたい…
淫ら過ぎる女の欲望が渦巻く自分自身に内心、戸惑いつつも…
私はまだ、乱れたままの、
真っ白なベッドシーツを見つめた…。
胸を揉まれながら、
どうしようもなく私の体温が上がりそうになる。
「…ごめん… 俺、なんかもう、ダメだ… はぁ… 」
杉崎さんはとても小さな声で私の耳元でそう、つぶやいたかと思うと、
ゆっくりと私の胸から手を離して、私を抱き締め、困ったような表情のままうなだれる…。
「杉、崎…さん…?…」
「はあ… さっきあんなに、したのにね… ごめん、なんかもう水無月さん…俺には、
近付かないほうがいいかも、しれない…」
「え… … …」
したって…あれの… こと…?
「俺、どうやら自分が思っている以上に、… いやらしい男、みたいだ…君に対して…」
「… … …」
何と言って返せばわからなかった… けど…
嫌じゃなかった… 本当に、全然…。
むしろ、私は…私も…
チリンチリン…
不意に、部屋の呼び鈴がなる。
「あ…ルームサービス、来たみたいだね、
水無月さん、恥ずかしかったら隅に隠れていてね…?多分入口で受け取れるとは思うけど…」
「あ…はい…」
私はすぐに移動し、ベッドの隅の見えない場所に身を潜めた。
ダメ… もう私、本当におかしい…
杉崎さんが今、苦しそうに吐き出したことに、私は内心、悦びをおぼえている…
だって杉崎さんになら、もう、どうにでもされたい… …すべて、奪われたい…
淫ら過ぎる女の欲望が渦巻く自分自身に内心、戸惑いつつも…
私はまだ、乱れたままの、
真っ白なベッドシーツを見つめた…。
0
お気に入りに追加
223
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
校長先生の話が長い、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
学校によっては、毎週聞かされることになる校長先生の挨拶。
学校で一番多忙なはずのトップの話はなぜこんなにも長いのか。
とあるテレビ番組で関連書籍が取り上げられたが、実はそれが理由ではなかった。
寒々とした体育館で長時間体育座りをさせられるのはなぜ?
なぜ女子だけが前列に集められるのか?
そこには生徒が知りえることのない深い闇があった。
新年を迎え各地で始業式が始まるこの季節。
あなたの学校でも、実際に起きていることかもしれない。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる