150 / 538
~二人~
激しい熱
しおりを挟む
「ん…っ…」
私の唇に…杉崎さんの熱を帯びた唇が重なる。しっとりと…熱い…
私は固まったままのような状態…極度の緊張で…身体が動かない…手もぶらんと下に降りたまま…杉崎さんの両手が私の背中にまわり…さらに身体が密着するように引き寄せられる…逞しくて広い胸板に胸が熱くなる…
「んっ…ふ… 」
少し息苦しくなり呼吸をしようと少し口を開いた瞬間、杉崎さんの舌が…口内に押し入ってくる…反射的にビクンと…私の身体が震える。
杉崎さんの舌は私の舌を逃がさず、絡め取るようにしながら激しく蠢き…私の口内を隈なく…縦横無尽に動く…ふいに歯列をぞろりとなぞられ…ぞくりとする…
「んンっ…ん…」
静まり返った室内にクチュクチュと…互いの舌が絡み合うような水音…
羞恥心に火がつき…思わず杉崎さんから顔を背けたくなる…でも…杉崎さんは逃してくれない…私を抱き締めたまま…何度も何度も角度を変えては唇を塞ぎ…彼の熱い濡れた舌を差し込まれ…息もできぬほどにせめたてられる…。
少し、酸欠のような…あるいは、梅酒が回ってきたのか…頭が…ぼうっとしてくる…
杉崎さんのキスは甘い…
激しいけど…
やっぱり甘い、梅酒の味がした…。
「んんっ…ふ… んっ…」
ちゅ…と、最後、軽い音を立て…
名残惜しそうに…杉崎さんの唇が離れていく…
私は恥ずかしさのあまり…始終…目をぎゅっと閉じていた…が、
ゆっくり目を開けると…そこには…欲情して濡れたような目をした杉崎さんが立っていた。
普段とは違う杉崎さんに、
心臓がどきりと音を立てる…
あ… 目が合った途端、恥ずかしさに思わず目を逸らすと…再び両頬を大きな手で包み込むようにされて唇を塞がれ…舌を吸われ…唇を舐められ…ゾクゾクと身体に微弱な電流が走るような…そんな感覚を覚える。
「んんっ… 」
助けて…こんな淫らなキス…私は知らない…
ああ…おかしくなりそうなほど、気持ちいい…
もっとして…と、思ってしまう自分がいた…。
もしかして私は…自分が思っている以上に…淫乱なのだろうか…。
私はその本音をひた隠しにしながら、
杉崎さんに身を委ねた…。
私の唇に…杉崎さんの熱を帯びた唇が重なる。しっとりと…熱い…
私は固まったままのような状態…極度の緊張で…身体が動かない…手もぶらんと下に降りたまま…杉崎さんの両手が私の背中にまわり…さらに身体が密着するように引き寄せられる…逞しくて広い胸板に胸が熱くなる…
「んっ…ふ… 」
少し息苦しくなり呼吸をしようと少し口を開いた瞬間、杉崎さんの舌が…口内に押し入ってくる…反射的にビクンと…私の身体が震える。
杉崎さんの舌は私の舌を逃がさず、絡め取るようにしながら激しく蠢き…私の口内を隈なく…縦横無尽に動く…ふいに歯列をぞろりとなぞられ…ぞくりとする…
「んンっ…ん…」
静まり返った室内にクチュクチュと…互いの舌が絡み合うような水音…
羞恥心に火がつき…思わず杉崎さんから顔を背けたくなる…でも…杉崎さんは逃してくれない…私を抱き締めたまま…何度も何度も角度を変えては唇を塞ぎ…彼の熱い濡れた舌を差し込まれ…息もできぬほどにせめたてられる…。
少し、酸欠のような…あるいは、梅酒が回ってきたのか…頭が…ぼうっとしてくる…
杉崎さんのキスは甘い…
激しいけど…
やっぱり甘い、梅酒の味がした…。
「んんっ…ふ… んっ…」
ちゅ…と、最後、軽い音を立て…
名残惜しそうに…杉崎さんの唇が離れていく…
私は恥ずかしさのあまり…始終…目をぎゅっと閉じていた…が、
ゆっくり目を開けると…そこには…欲情して濡れたような目をした杉崎さんが立っていた。
普段とは違う杉崎さんに、
心臓がどきりと音を立てる…
あ… 目が合った途端、恥ずかしさに思わず目を逸らすと…再び両頬を大きな手で包み込むようにされて唇を塞がれ…舌を吸われ…唇を舐められ…ゾクゾクと身体に微弱な電流が走るような…そんな感覚を覚える。
「んんっ… 」
助けて…こんな淫らなキス…私は知らない…
ああ…おかしくなりそうなほど、気持ちいい…
もっとして…と、思ってしまう自分がいた…。
もしかして私は…自分が思っている以上に…淫乱なのだろうか…。
私はその本音をひた隠しにしながら、
杉崎さんに身を委ねた…。
0
お気に入りに追加
223
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
校長先生の話が長い、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
学校によっては、毎週聞かされることになる校長先生の挨拶。
学校で一番多忙なはずのトップの話はなぜこんなにも長いのか。
とあるテレビ番組で関連書籍が取り上げられたが、実はそれが理由ではなかった。
寒々とした体育館で長時間体育座りをさせられるのはなぜ?
なぜ女子だけが前列に集められるのか?
そこには生徒が知りえることのない深い闇があった。
新年を迎え各地で始業式が始まるこの季節。
あなたの学校でも、実際に起きていることかもしれない。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる