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~拓海~

回顧

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「…ねえねえ、拓海君…どうしたの?大丈夫~?」

目を真ん丸くして、瑠衣がまだ寝そべったままの俺の肩に、猫のように摺り寄ってくる…。

「あ… ああ… 」

大丈夫ではない… 
とんでもない夢を、見ていた気がする…いや、確かに見た…。

俺が、葉月に…   乱暴をする夢だ…  

まるで、強姦… 

嫌がる葉月を…
俺は…力で、おさえつけて…葉月の中に無理矢理に押し入り…俺の怒り狂った凶器それで…葉月の中を、突き上げ続けた…何度も角度を変えて…これでもかというほどに…。

「はあ… … 」思わず、ため息が出る…。
 
瑠衣は、続ける。

「なんかさ…うんうーん、っていって…うなされてたようにも、見えたよ…?怖い夢でも見た…?」

「ああ…まあ…そう、だな…そんな、感じ…」

怖い夢…  どころの話ではない… 

あれは、夢ではない…夢ではなく…俺が現実に…あの夜に…葉月にしたこと…。

「… なんか、顔が…真っ青だよ… お水、持ってこようか… 」

瑠衣がいつになく心配そうに、俺の顔を覗き込む…。

昨夜の大胆な瑠衣の恥ずかしげもない要求を、不意に、思い出す…。

瑠衣の、熱に浮かされたような熱い瞳…
露わになった、豊満な、揺れ動く胸の膨らみ…

堅いの、いれて…だの…  
めちゃくちゃに、突いて…だの…
 
とんでもない発言を、俺の耳元で、甘い声で繰り返され…
俺は何度も、理性を失ったような気がする…。
 
夢ではなく…間違いようもなく…俺は、昨夜…瑠衣を、激しく抱いた…

俺の好きなように…したいように、瑠衣を滅茶苦茶にした…。
前からも後ろからも… 横からも… 葉月にしたことがない体位も……

ほんと、好き放題に…瑠衣を、まるでおもちゃみたいに、扱ってしまったかもしれない…。

でも…瑠衣は、微笑んでいた…

嬉しいって、よがって…
もっと激しくしていいよと魅惑的な顔で、笑った…。

言い訳のように聞こえてしまうかもしれないが、

瑠衣のそんないやらしい反応も相まって、俺は止まらなくなった…。
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