132 / 224
~杉崎~
3階
しおりを挟む
「 …ごちそうさまでした…。 」
部屋で食事を終えた後、俺は時計を見上げる…。
もう、12時45分を過ぎるところだ…。
彼女が、まだ席に戻ってきていない…。
外に食事に行っても、早目に席に戻る彼女にしては珍しい…。
彼女は部屋で食事をとることもあったが、たまに外で食べてくることがある。
昼に、コンビニに向かう途中に彼女の姿を何度も見かけたことがあるが、
彼女の行き先は、大抵近くの洋食屋かイタリアン…角の、ラーメン店…
そして、あの… 彼女の気に入りの場所だ…。
3階の、あの場所…。
薄暗くて、かなり寒い…
でもそのせいか、人が寄り付きにくいとても静かなあの場所…小さな談話スペースだ…。
最初に、そこで彼女を見かけた時には驚いた…。
あれは、彼女が会社に入社して、3か月程経った頃。
いつものように人がいないだろうと思って、一人、そこへ向かったら、予想もしない先客がいた…。
部屋の片隅…
ほぼ、廊下からは見えない一角で、彼女がテーブルに小さな弁当を広げ、
一人…美味しそうに弁当をつまんでいた。
薄暗い空間にも関わらず…
彼女の明るくニコニコとした表情が、印象的で… 思わず、目を奪われた…。
部屋で食事を終えた後、俺は時計を見上げる…。
もう、12時45分を過ぎるところだ…。
彼女が、まだ席に戻ってきていない…。
外に食事に行っても、早目に席に戻る彼女にしては珍しい…。
彼女は部屋で食事をとることもあったが、たまに外で食べてくることがある。
昼に、コンビニに向かう途中に彼女の姿を何度も見かけたことがあるが、
彼女の行き先は、大抵近くの洋食屋かイタリアン…角の、ラーメン店…
そして、あの… 彼女の気に入りの場所だ…。
3階の、あの場所…。
薄暗くて、かなり寒い…
でもそのせいか、人が寄り付きにくいとても静かなあの場所…小さな談話スペースだ…。
最初に、そこで彼女を見かけた時には驚いた…。
あれは、彼女が会社に入社して、3か月程経った頃。
いつものように人がいないだろうと思って、一人、そこへ向かったら、予想もしない先客がいた…。
部屋の片隅…
ほぼ、廊下からは見えない一角で、彼女がテーブルに小さな弁当を広げ、
一人…美味しそうに弁当をつまんでいた。
薄暗い空間にも関わらず…
彼女の明るくニコニコとした表情が、印象的で… 思わず、目を奪われた…。
10
お気に入りに追加
94
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
ずっと君のこと ──妻の不倫
家紋武範
大衆娯楽
鷹也は妻の彩を愛していた。彼女と一人娘を守るために休日すら出勤して働いた。
余りにも働き過ぎたために会社より長期休暇をもらえることになり、久しぶりの家族団らんを味わおうとするが、そこは非常に味気ないものとなっていた。
しかし、奮起して彩や娘の鈴の歓心を買い、ようやくもとの居場所を確保したと思った束の間。
医師からの検査の結果が「性感染症」。
鷹也には全く身に覚えがなかった。
※1話は約1000文字と少なめです。
※111話、約10万文字で完結します。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる