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「美弥…、大丈夫か…?」
「あ… う、うん… …大丈夫、だよ?」
隆仁さんがこんな風に荒々しく…しかも立て続けに何度も私を抱くのは、珍しいことだった…。
私はぐったりとベッドにうつ伏せになって…
ゆっくりと、呼吸を刻んでいた…。
普段はもっと、隆仁さんの表情には余裕があって…
途中、微笑んだりもして…私の身体を気遣いながらのゆっくりしたセックスが常だった…。
動きに激しさがなくても…
それでもいつも…
私は隆仁さんの唇や熱い舌…長い指…逞しい男のそれで、じわじわと追い詰められて…
最後はたまらずに快感を覚えて…
小さく叫んで、果てる…
でも今回はいつもと全然違って…
隆仁さんの愛撫はあまりに執拗で…なかなか許してくれなくて…
私は何度、身を捩って快楽に悶えただろう…
何度も、叫んでしまった…。
やはり会えない期間が長すぎたのかもしれない…
「ごめんね、美弥…ちょっと無理させすぎちゃったかな…反省してます…」
まだ、逞しい裸体をそのままに、ベッドの上でしょぼんと項垂れた隆仁さんが可愛くてたまらない…。
なんて素敵な…私の婚約者…。
こんなにも素敵な人…隆仁さんを、
私は…間違いなく、裏切った…。
義理の弟である計人君と・・・
隆仁さんの実の弟の計人くんと…
抵抗できなかったにしろ、あんなことに…なるなんて…
本当に、どうしよう…
絶望的な事実だ…。
正直に隆仁さんに、話すべきか…
墓場まで持っていくか…
でも果たして、本当に墓場まで持っていけるのか…
私はざわざわとした気持ちを紛らわすかのように、
シャワー室へ向かった。
「あ… う、うん… …大丈夫、だよ?」
隆仁さんがこんな風に荒々しく…しかも立て続けに何度も私を抱くのは、珍しいことだった…。
私はぐったりとベッドにうつ伏せになって…
ゆっくりと、呼吸を刻んでいた…。
普段はもっと、隆仁さんの表情には余裕があって…
途中、微笑んだりもして…私の身体を気遣いながらのゆっくりしたセックスが常だった…。
動きに激しさがなくても…
それでもいつも…
私は隆仁さんの唇や熱い舌…長い指…逞しい男のそれで、じわじわと追い詰められて…
最後はたまらずに快感を覚えて…
小さく叫んで、果てる…
でも今回はいつもと全然違って…
隆仁さんの愛撫はあまりに執拗で…なかなか許してくれなくて…
私は何度、身を捩って快楽に悶えただろう…
何度も、叫んでしまった…。
やはり会えない期間が長すぎたのかもしれない…
「ごめんね、美弥…ちょっと無理させすぎちゃったかな…反省してます…」
まだ、逞しい裸体をそのままに、ベッドの上でしょぼんと項垂れた隆仁さんが可愛くてたまらない…。
なんて素敵な…私の婚約者…。
こんなにも素敵な人…隆仁さんを、
私は…間違いなく、裏切った…。
義理の弟である計人君と・・・
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抵抗できなかったにしろ、あんなことに…なるなんて…
本当に、どうしよう…
絶望的な事実だ…。
正直に隆仁さんに、話すべきか…
墓場まで持っていくか…
でも果たして、本当に墓場まで持っていけるのか…
私はざわざわとした気持ちを紛らわすかのように、
シャワー室へ向かった。
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