3 / 8
3
しおりを挟む
翌日の、約束の時間の
午後3時、少し前…
私の部屋は完成した…
見違えるほどに綺麗に。
自分でも信じられない…
火事場のなんとか…かもしれない…
とにかく、なんとか間に合った。
乱雑なモノは全て上手にクローゼットとベランダのボックスに隠せたし…
洗面台とか、水回りも完璧だ…もはや髪の毛一つ、落ちていない…
ベッドの上の服だって全部退かした…
ふう…とにかく、すごく疲れた…
なんだ私…結構やれるじゃん…本当に一睡もせずに、よく頑張った。自分で自分を褒めてみる。
でも、
は、ふわわあ、わわ~~
ああ、気を抜いたらあくびが何度も出そうな位に…眠い… ていうか、今一瞬、本当に少し寝ちゃってた…。
でもでも…
もしかしたらもしかすると…
今夜は…彼と初めての
・・・なんて、…
きゃっ…! うふふ…
いけない…私ったら…
安心した途端…彼との淫らな妄想が膨らむ…!いまだにキスしかしていない私達…これから先…
ああ…今夜、どうなるの私…
早く、あの綺麗な瞳に見つめられたい…
逞しい腕に、激しく抱かれたい…
とにかく、私の中にはそんな淫らな期待や妄想も密かにあった…
ベッドのシーツも新しいものに変えて…
表面は埃だらけではあったが、布用のファ〇リーズ…が奇跡的に我が家の床に転がっていたので、それをベッドやカーテンにふりまく…。
広がる、ローズのいい香り…
これで彼も、きっといちころ…
その時、
ピ~~~ン … ポ~~~ン…
ドアのチャイムが鳴る。
「はーーーい。」
彼が来た!
私は返事をして、ゆっくりとドアを開ける。
彼だ…
品のいい革靴が、一番に目に飛び込んできた…。
午後3時、少し前…
私の部屋は完成した…
見違えるほどに綺麗に。
自分でも信じられない…
火事場のなんとか…かもしれない…
とにかく、なんとか間に合った。
乱雑なモノは全て上手にクローゼットとベランダのボックスに隠せたし…
洗面台とか、水回りも完璧だ…もはや髪の毛一つ、落ちていない…
ベッドの上の服だって全部退かした…
ふう…とにかく、すごく疲れた…
なんだ私…結構やれるじゃん…本当に一睡もせずに、よく頑張った。自分で自分を褒めてみる。
でも、
は、ふわわあ、わわ~~
ああ、気を抜いたらあくびが何度も出そうな位に…眠い… ていうか、今一瞬、本当に少し寝ちゃってた…。
でもでも…
もしかしたらもしかすると…
今夜は…彼と初めての
・・・なんて、…
きゃっ…! うふふ…
いけない…私ったら…
安心した途端…彼との淫らな妄想が膨らむ…!いまだにキスしかしていない私達…これから先…
ああ…今夜、どうなるの私…
早く、あの綺麗な瞳に見つめられたい…
逞しい腕に、激しく抱かれたい…
とにかく、私の中にはそんな淫らな期待や妄想も密かにあった…
ベッドのシーツも新しいものに変えて…
表面は埃だらけではあったが、布用のファ〇リーズ…が奇跡的に我が家の床に転がっていたので、それをベッドやカーテンにふりまく…。
広がる、ローズのいい香り…
これで彼も、きっといちころ…
その時、
ピ~~~ン … ポ~~~ン…
ドアのチャイムが鳴る。
「はーーーい。」
彼が来た!
私は返事をして、ゆっくりとドアを開ける。
彼だ…
品のいい革靴が、一番に目に飛び込んできた…。
0
お気に入りに追加
2
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる