小さな幸せ

関塚衣旅葉

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過去編

寝る前に少しだけ

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 小さいわけじゃないけど幸せになれた出来事があった。
公にすると困ることがあるし迷惑かけるかもだからもう少ししてから話すけど、またこんな気持ちになれると思ってなかった。
高校生になってから何かに焦ってて大体周り見えてなくて失敗しかしてなかったから、まさか。
そう思って何度も聞き返してしまった。
でも、夢じゃないみたい。
惚れやすい私だから不安しかないけど。
これから、私は就職するか結婚するかの二択しかなくて、だったら、結婚かなって思って婚活してるわけだけど。
好きでもない人と同じ空間で暮らすのは無理。
そして、好きだとしても合わないものは合わないし合わせられないところはあるから、結婚は出来たらしたくないのが本心。
するなら、本当に好きな相手がいい。
映画じゃないんだから、エンドロールまではたっぷり時間があるのに焦ってるのはたぶん、寂しさ故かも。
でもね、焦らないとダメなこともあるんだよ。
ここ数日の体調の悪さについてひとつだけ。
なんかわかんないけど最近唐突に喉奥から吐き気を催すの。
たぶん、嫌なことを思い出してるからだと思う。
思い出さないように、とか言ってる次元じゃなくて。
いやでもふとした瞬間に出てきちゃう汚いもの。
どうにか出来ないかなって思うけど、まあ無理なのよ。
2年という時間はあまりにも長すぎた。
だからその倍の時間を使って幸せを感じたいのだ。
お金の力で頑張ろうかと思ったけど、虚しいので無理だなって。
だからといって、親のように上手く行動できる訳でもなくて。
ただ、昔の親と同じようなことしてるのに気が付いた。
それがダメかと言われると微妙なところ。
倫理的にはあーだこーだ言われるけど、その人にとってはそれが最も正しい事だったかもしれないから。
つまり言いたいのは、私は幸せつかみました。
幸せ掴んだから、泣く時間減らしたいなって。
でもまあ、早速泣いてます。
いつぞや感じた、タイムリミット的な。
時間制限。
私が欠陥品なのでそのへんも含めて不安だ。

 不安をいくら固めても、それは安心よりももろくて、無駄なのです。
それをわかってて、生きてるはずなのにダメですね。
明日が今日より明るいといいなと日々思ってるけど、夜はいつでも関係なく暗いのです。
大丈夫、怖くない。
そう言い聞かせても、くらい所じゃ私の目は無意味なのです。
大事なものが見えないんです。
暗くなくても変わらないかもだけど。


 とりあえず私はきっと幸せなので明日もきっと幸せで。
この涙は目の乾きから来るものです。
そういうことにねしておこうよ。
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