今後ちゃんと書く予定のお話(骨組み編)

その1

 この話は、とある少女が大人になるまでの話。
この場合の大人というのは、成人ではなくて、中身が成長することを意味する。

 少女はある時、学校を休んだ。
熱があるわけでも、お腹痛いわけでも、何でもなくて、とりあえず休んだ。
母親は仕事に行く前に、休みたいと言われたから、言われるがまま休ませた。
母親は少女に対して関心がないので、休もうが休まなかろうがなんでもいい。
一応少女の親ではあるが、血の繋がりはない。
そして、同居こそしてるが、2人は戸籍上も赤の他人だ。
苗字も違うし、母親の方はもう1箇所家があるし。
母親が仕事に行くと、少女の時間は動き出す。
真っ白な壁には、ポスターが昔貼ってあったとかで、出来た日焼けの後があるだけ。
あとは、真っ黒い布団が敷いてあり、そこに寝っ転がっているのがこの物語の主人公だ。
名前は、きっとこの後知ることになるだろう。