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第27章 旅は終わらず
第27章-⑥ 男と女の遊び
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帝都ヴェルダンディで有名なのは、アイスバインと呼ばれる塩漬けした豚すね肉の煮込みや、ザウアークラウトという塩で発酵させたキャベツの漬け物などである。
ドン・ジョヴァンニはあまりこういった料理が好きではない。
そのため、街区をぶらぶらして酒を飲むときも、黒ビールに合うソーセージやマッシュポテトをつまみにすることが多い。ドン・ジョヴァンニはバブルイスク連邦を除く大陸各国をめぐり、数多の料理や酒を味わったが、帝都の黒ビールは有数の美酒である。
4月30日、黄昏時。
翌朝には合衆国大統領の一団が到着するとあって、教国軍による市中の警戒も厳しい。
酒場「シェーネベルク」で腹を満たしつつ、夜の相手を物色しているなか、一人の妙齢の女性がドアを開けて入店した。全身を黒で固め、胸元には教国王家の紋章が刺繍されたその姿は、一目で近衛兵団の者であると分かる。左腕には濃い青の腕章をつけていて、旗本の身分であることを示している。
「リタ」
呼ばれた女は振り向くと、目を薄く細め、まぶしそうな表情を浮かべた。店内にいたすべての男の視線が釘付けになるほどの美女である。
リタ近衛兵は、猫のようなゆったりとした静かな足取りで、ドン・ジョヴァンニの向かいの席に座った。
「将軍、お久しぶりです。国都でお会いして以来ですね」
「いいのかい、明日には合衆国大統領が来るってのに、旗本がこんなところで油を売ってて」
「私は今日は非番です。旗本はじめ近衛兵団はホテルの警備が担当ですから。将軍こそ、市中警備のお仕事はよろしいのですか」
「俺は退屈な仕事が嫌いなんだ。下の連中に任せるさ」
「相変わらず、調子がおよろしいこと」
「それが取り柄さ」
そう言うと、ドン・ジョヴァンニは机の上に置かれていたリタの手を無遠慮に握った。
(いい女だ。今夜こそ、この女を抱きたい)
これまで、何度か誘ったがすべて断られている。男の扱いが巧みで、まんざらではないようだが焦らされているのだ。
(いいさ、お高くとまってる意地悪女ほど、落とし甲斐があるってもんだ)
ドン・ジョヴァンニはここのところ、リタに執心である。この男が、一人の女にそこまで強い食欲をそそられることは珍しい。この女より美しい女がいるとすれば、それはあの女神の化身のような女王様だけだろう。
「で、今夜は空いているのかい?」
「何がです?」
「お前のこの体さ」
彼はリタの絹のようになめらかな肌を掌で愛でつつ、蠱惑的な笑みを絶やさないふっくらとした唇や、女性的なふくらみを主張する豊かな胸のあたりに目線を転じた。男の求めるものが、詰まっている。
リタはそうした視線や、手に伝わる感触を拒否するでもなく、嫌悪するでもなく、むしろ楽しげに彼の瞳を受け止めている。
「特に、用事はございませんけれど」
「それなら、一緒に遊ぼうかい」
「何をして」
「まずは酒を飲む。それから」
「それから?」
「とっておきのプレゼントをやる。気になるなら、そのときまでのお楽しみだ」
「ずるい」
唇をとがらせる仕草が、愛らしい悪魔のようだ。男を惑わせる。
「後悔はさせない。それだけは約束するさ」
うーん、とリタはいたずらっぽく天井を見上げて考え込むそぶりを見せた。
「二人だけの秘密にしてくれますか? 団長は将軍のことが大嫌いなので、親しくしていると知られたら大目玉です」
「あぁ、あいつは俺のことが気になって仕方がないのさ。女の嫉妬は俺も怖いからな、秘密にするよ」
「じゃあ、今晩遊びましょう。明日の朝、点呼があります。遊び疲れたら、ちゃんと寝かせてくださいね」
「そいつは約束できねぇな。まぁ、努力するさ」
などと言いつつ、彼は自らの下半身に勢いよく血が集まってゆくのを自覚している。
(まったく、気が早ぇ)
このあたりは彼も女を覚えたての小僧と何ら変わるところはない。
リタは、ベッドの上でも駆け引き上手であった。彼はリタとの遊びが実に面白く、結局、真夜中までこのゲームに打ち込んだ。
「もうすぐ夜が明けてしまう。夜明けの点呼まで帰らないと」
リタがそう懇願しても、彼はやめなかった。彼はリタに夢中になっていた。
男がこの夜、何度目かに果てる気配がして、最後のゲームが終わった。まぶたの向こうに自然光の明かりを感じ、リタははっと我に返ったように目を開け起き上がった。
「いけないっ……!」
突き落とされるようにして、ドン・ジョヴァンニは床に転がった。
転がり、四肢を広げたまま、汗に濡れた女が慌てて身づくろいをする姿を横目で眺める。
(あぁ、これはいい眺めだ)
女を脱がし、溺れ乱れていく様を見るのもいいが、女が女として整っていく姿も、同じほどに趣がある。こういう情趣を表現できるのは、いい女だけに許された特権だろう。
すっかり身支度が済んでから、声をかけた。
「どうだ、後悔したか?」
「何を?」
「俺に抱かれたことをさ」
「野暮なこと、聞くのね。らしくないわ」
夜通し抱き合ったとあって、リタの朗らかな口調にも馴れが表れている。
口紅を直し、髪をかき上げ、最後に剣を腰に収める。寝転がったままのドン・ジョヴァンニに向き直った。
「もしかして、不安になってるの?」
「なんのことだ」
「また私と遊べるか、不安になったから聞いたんじゃない?」
「おいおい、ずいぶんな自信じゃねぇか。それに俺はそんなに女々しくないぜ」
「そう、顔に出てた気がしたけど」
珍しく困惑した表情のドン・ジョヴァンニの頬に、リタが軽い口づけを残す。
だが彼女はすぐにでも今朝の集合場所に向かわねばならない。
「また遊びましょ!」
それだけを言い残して、彼女は走り出した。
駆け込むようにしてホテル「ケーニッヒシュトゥール」のロビーに姿を見せると、すでに旗本の点呼と合衆国大統領警護のためのブリーフィングが始まっている。
たちまちヴァネッサ兵団長の雷が落ちた。
「遅いッ!」
「申し訳ありません!」
「いいか、全員聞け。今日の合衆国大統領との会談は、歴史に残る重要な場になる。クイーンと大統領、帝国のモルゲンシュテルン臨時首相。ほかにも大勢の要人が参加する。全員が何事もなく今日という一日を終えられるよう、我々には重大な責任が課せられている。甘えも油断も決して許されない。肝に銘じろッ!」
大汗を流し、肩で息をするリタに、彼女の同期であるアグネスが小声で尋ねた。
「遅刻なんてめったにないことだな。何かあったか?」
「いや、少し疲れがたまってたかな」
アクアマリンのような瞳を片方だけ閉じ、恥ずかしそうに笑ってごまかそうとしたが、アグネスはリタの奔放な性格をよく知っている。リタの体から男のにおいがすることを、彼女の鼻は察知したか、どうか。
いずれにしても、近衛兵団の旗本はこの日、全員が勤務体制になって、クイーンや合衆国大統領らを守ることになる。
会談の場所はホテル「ノインキルヘン」で、すでに近衛兵団が入念に安全を確認済みである。またこの日以降、ブラッドリー大統領以下、合衆国の外交団は当ホテルに滞在して戦後の交渉を進めることとなる。
ミネルヴァ暦1398年5月1日。いわゆるノインキルヘン会談の初日が、始まろうとしている。
ドン・ジョヴァンニはあまりこういった料理が好きではない。
そのため、街区をぶらぶらして酒を飲むときも、黒ビールに合うソーセージやマッシュポテトをつまみにすることが多い。ドン・ジョヴァンニはバブルイスク連邦を除く大陸各国をめぐり、数多の料理や酒を味わったが、帝都の黒ビールは有数の美酒である。
4月30日、黄昏時。
翌朝には合衆国大統領の一団が到着するとあって、教国軍による市中の警戒も厳しい。
酒場「シェーネベルク」で腹を満たしつつ、夜の相手を物色しているなか、一人の妙齢の女性がドアを開けて入店した。全身を黒で固め、胸元には教国王家の紋章が刺繍されたその姿は、一目で近衛兵団の者であると分かる。左腕には濃い青の腕章をつけていて、旗本の身分であることを示している。
「リタ」
呼ばれた女は振り向くと、目を薄く細め、まぶしそうな表情を浮かべた。店内にいたすべての男の視線が釘付けになるほどの美女である。
リタ近衛兵は、猫のようなゆったりとした静かな足取りで、ドン・ジョヴァンニの向かいの席に座った。
「将軍、お久しぶりです。国都でお会いして以来ですね」
「いいのかい、明日には合衆国大統領が来るってのに、旗本がこんなところで油を売ってて」
「私は今日は非番です。旗本はじめ近衛兵団はホテルの警備が担当ですから。将軍こそ、市中警備のお仕事はよろしいのですか」
「俺は退屈な仕事が嫌いなんだ。下の連中に任せるさ」
「相変わらず、調子がおよろしいこと」
「それが取り柄さ」
そう言うと、ドン・ジョヴァンニは机の上に置かれていたリタの手を無遠慮に握った。
(いい女だ。今夜こそ、この女を抱きたい)
これまで、何度か誘ったがすべて断られている。男の扱いが巧みで、まんざらではないようだが焦らされているのだ。
(いいさ、お高くとまってる意地悪女ほど、落とし甲斐があるってもんだ)
ドン・ジョヴァンニはここのところ、リタに執心である。この男が、一人の女にそこまで強い食欲をそそられることは珍しい。この女より美しい女がいるとすれば、それはあの女神の化身のような女王様だけだろう。
「で、今夜は空いているのかい?」
「何がです?」
「お前のこの体さ」
彼はリタの絹のようになめらかな肌を掌で愛でつつ、蠱惑的な笑みを絶やさないふっくらとした唇や、女性的なふくらみを主張する豊かな胸のあたりに目線を転じた。男の求めるものが、詰まっている。
リタはそうした視線や、手に伝わる感触を拒否するでもなく、嫌悪するでもなく、むしろ楽しげに彼の瞳を受け止めている。
「特に、用事はございませんけれど」
「それなら、一緒に遊ぼうかい」
「何をして」
「まずは酒を飲む。それから」
「それから?」
「とっておきのプレゼントをやる。気になるなら、そのときまでのお楽しみだ」
「ずるい」
唇をとがらせる仕草が、愛らしい悪魔のようだ。男を惑わせる。
「後悔はさせない。それだけは約束するさ」
うーん、とリタはいたずらっぽく天井を見上げて考え込むそぶりを見せた。
「二人だけの秘密にしてくれますか? 団長は将軍のことが大嫌いなので、親しくしていると知られたら大目玉です」
「あぁ、あいつは俺のことが気になって仕方がないのさ。女の嫉妬は俺も怖いからな、秘密にするよ」
「じゃあ、今晩遊びましょう。明日の朝、点呼があります。遊び疲れたら、ちゃんと寝かせてくださいね」
「そいつは約束できねぇな。まぁ、努力するさ」
などと言いつつ、彼は自らの下半身に勢いよく血が集まってゆくのを自覚している。
(まったく、気が早ぇ)
このあたりは彼も女を覚えたての小僧と何ら変わるところはない。
リタは、ベッドの上でも駆け引き上手であった。彼はリタとの遊びが実に面白く、結局、真夜中までこのゲームに打ち込んだ。
「もうすぐ夜が明けてしまう。夜明けの点呼まで帰らないと」
リタがそう懇願しても、彼はやめなかった。彼はリタに夢中になっていた。
男がこの夜、何度目かに果てる気配がして、最後のゲームが終わった。まぶたの向こうに自然光の明かりを感じ、リタははっと我に返ったように目を開け起き上がった。
「いけないっ……!」
突き落とされるようにして、ドン・ジョヴァンニは床に転がった。
転がり、四肢を広げたまま、汗に濡れた女が慌てて身づくろいをする姿を横目で眺める。
(あぁ、これはいい眺めだ)
女を脱がし、溺れ乱れていく様を見るのもいいが、女が女として整っていく姿も、同じほどに趣がある。こういう情趣を表現できるのは、いい女だけに許された特権だろう。
すっかり身支度が済んでから、声をかけた。
「どうだ、後悔したか?」
「何を?」
「俺に抱かれたことをさ」
「野暮なこと、聞くのね。らしくないわ」
夜通し抱き合ったとあって、リタの朗らかな口調にも馴れが表れている。
口紅を直し、髪をかき上げ、最後に剣を腰に収める。寝転がったままのドン・ジョヴァンニに向き直った。
「もしかして、不安になってるの?」
「なんのことだ」
「また私と遊べるか、不安になったから聞いたんじゃない?」
「おいおい、ずいぶんな自信じゃねぇか。それに俺はそんなに女々しくないぜ」
「そう、顔に出てた気がしたけど」
珍しく困惑した表情のドン・ジョヴァンニの頬に、リタが軽い口づけを残す。
だが彼女はすぐにでも今朝の集合場所に向かわねばならない。
「また遊びましょ!」
それだけを言い残して、彼女は走り出した。
駆け込むようにしてホテル「ケーニッヒシュトゥール」のロビーに姿を見せると、すでに旗本の点呼と合衆国大統領警護のためのブリーフィングが始まっている。
たちまちヴァネッサ兵団長の雷が落ちた。
「遅いッ!」
「申し訳ありません!」
「いいか、全員聞け。今日の合衆国大統領との会談は、歴史に残る重要な場になる。クイーンと大統領、帝国のモルゲンシュテルン臨時首相。ほかにも大勢の要人が参加する。全員が何事もなく今日という一日を終えられるよう、我々には重大な責任が課せられている。甘えも油断も決して許されない。肝に銘じろッ!」
大汗を流し、肩で息をするリタに、彼女の同期であるアグネスが小声で尋ねた。
「遅刻なんてめったにないことだな。何かあったか?」
「いや、少し疲れがたまってたかな」
アクアマリンのような瞳を片方だけ閉じ、恥ずかしそうに笑ってごまかそうとしたが、アグネスはリタの奔放な性格をよく知っている。リタの体から男のにおいがすることを、彼女の鼻は察知したか、どうか。
いずれにしても、近衛兵団の旗本はこの日、全員が勤務体制になって、クイーンや合衆国大統領らを守ることになる。
会談の場所はホテル「ノインキルヘン」で、すでに近衛兵団が入念に安全を確認済みである。またこの日以降、ブラッドリー大統領以下、合衆国の外交団は当ホテルに滞在して戦後の交渉を進めることとなる。
ミネルヴァ暦1398年5月1日。いわゆるノインキルヘン会談の初日が、始まろうとしている。
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