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1章ラギルダンジョン編
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目が覚めると、俺はまたルアに膝枕をされていた。
「おはよう、タイチ。」
「おはよう、ルア」
今が朝か分からないけれどな。
挨拶をしてから俺とルアは昨日狩った魔物の肉を焼いて食べた。
2人で食べると、今までよりも美味しく感じた。
「そうだ、ルア、これを寝る前に渡そうと思っていたんだが」
そう言って俺が渡したのは魔物の皮で作ったおれの予備の服だった。
ルアは顔はもちろん絶世の美女なのだが、それだけでなく体型も素晴らしい。世の男性が理想とする出るとこは出て、しまるとこはしまってる。いわゆる、ボンキュッボンという素晴らしい身体だった。けど、その身に纏う服は汚れていた。まぁ1000年も着てたんなら納得だが。だから昨日渡そうと思ってたんだが、色々あって忘れていた。
俺の予備なので全体が真っ黒の服だ。ちょっとルアには似合わない。
「ありがとう!嬉しいよ!」
ルアも喜んでいるみたいなので良しとしよう。
「そういえばルアって、なんか武器とか使うのか?」
「ん~、魔法が主体だけど近接は細剣を使ってたね。」
俺の剣も壊れてしまっている。時間魔法で治そうと思ったが、これ以上の戦いではついてこれないかなって思って、簡単にだが魔物の骨で武器を作ることにした。
俺は刀のようなものを、ルアには細剣のようなものを送った。
それにしても改めてルアのステータスを見て思う。
「俺たちって無敵だよな?」
「?どういうこと?」
こてんっと首を傾げて聞いてくる。
「ほら、俺って近接だとかなり強いだろ?そしてルアも遠距離だとかなり強いだろ?だから2人で組むと無敵じゃねぇか」
弓とかでも俺の能力なら防げるし、魔法ならルアが攻撃に変えれる。ほら、無敵だろ?
「ふふっ。そうだね。お互いがお互いを守る。そしたら無敵だね。」
うん、ルアもそう言ってるし間違いない!
「あっ。そういえば昨日のタイチの魔法見て思ったんだけど、なんで無詠唱じゃないの?」
簡単に言うよ。そんなスキル持ってないんだぜ?
「俺にそんなスキルはないぞ?」
「スキルなんかなくてもちょっとした修行で直ぐに習得できるよ?」
「なに!?そうなのか!?」
戦闘の度に詠唱するのは正直辛かったんだ。時間かかるし、それにすっげぇ恥ずかしいし。
「うん。スキルなんて努力すれば手に入ることがあるでしょ?無詠唱もそれと同じだよ。教えてあげようか?」
「ぜひ頼む!」
「任せて!」
よっしゃあ!これで詠唱する時代はおわりだァ!
「じゃあ、まず聞くけど魔法に置いて1番大事なのはなんだと思う?」
「そんなの簡単だろ?詠唱と魔力だ。」
「ぶっぶー!正解は創造力だよ!」
「創…造力?」
「そうだよ。魔法の過程と結果をイメージするの。それが無詠唱のコツ。あとは体内で魔力をコントロールすればいいだけ。そしたら魔力操作と無詠唱が出来るよ!魔力操作も便利だよ!魔法のコントロールができるし、覚えていれば魔法を使う時の魔力の変換効率が10割をめざせるし。」
「10割ぃ!?」
それじゃあ、全ての魔力が無駄なく魔法に注ぎ込まれるという訳だ。そんなの現代では不可能だってキリカ団長言ってたのに。
「人間って自分たちが使えるようにそれぞれの魔法に詠唱を決めて、使いやすくしているけどそれってあんまり良くないんだよ。魔法ってね、もっと自由なんだよ!どんな形にしてもいい。どんな効果にしていい!ユニーク属性ってその傾向が強くね?自分だけの属性だからすっごい自由!時空属性だってタイチが考えてないだけで、もっとたくさんの使い道があると思うよ?」
言われてみればそうだな。ベクトル操作なんて工夫すれば色んなことが出来るに違いない。そう考えるとワクワクしてくる!
「魔法って面白いな!」
「でしょ!でしょ!」
そこから1時間ぐらいして俺はルアから魔力操作の仕方を教わり、無詠唱と魔力操作を習得した。
「習得するの速いね…」
今も魔力操作の特訓をしていると、ルアが急にそんなことを言ってきた。
「そうなのか?自分ではよくわからんけど」
「うん。人間なのに無詠唱を1時間で覚えるってすごいと思う。」
ルアが言うならそうなんだろう。努力してスキルを覚えたのは初めてだから、あんまり分からないけど。
「これも「無」職の効果なのか?」
これは疑問に思った。もし、ルアの言う通り俺が スキルを覚えるのが速いのだと才能が関与しているようにしか思えない。そして才能に関係しているのが職業だ。
「勇者も無職について言ってたよー。」
前も似たようなこと言ってたな。あの時は勇者のワードに反応してしまったが、
「勇者は無職についてなんて言ってたんだ?」
「えっと~。無職は何にも染まらないから、どんな職業でもなることが出来る。未来に希望があるんだ~!って言ってた。」
「ルア、その言葉は今すぐ忘れろ。」
初代勇者は、この世界に来る前に本物の無職だったんだろうな。そんな言葉が出てくるのは金がない無職のニートだけだ。
俺はそんなこと絶対に言わない。
「えっ?どうして?その通りだと思うよ。」
「その言葉に同意してはダメだ。ルアまでダメ人間になる。」
「でも、タイチのスキル見たら納得できるよ?」
「スキル?どうしてそこでスキルが出てくるんだ?」
俺のスキル見たらなんで「無」職に納得できるんだよ?なんか引きこもり系のスキルでもあったっけ?
「「鑑定」ってさ鍛冶師とかに多いスキルなんだよ。「限界突破」なんて勇者しか持ってないよ?」
まじで初代勇者の言う通りなのか?確かに何にも染まってないが…。他の職業のスキルをゲットしやすいのか?
でも未来に希望があるとか言ってんのはニートだろう。うん、そこは間違いない。
「まぁ、そうだとしてもおれは職業欲しいけどな。」
「私は気にしないけどなー。」
さてとスキルも取得したし、用意もできたので、
「行くか!」
「うん!」
俺たちはラギルダンジョンから脱出するために歩き始める。
後書き
感想もお待ちしております
恋愛作品「君を好きになるなんて絶対にありえない!」もよろしくお願いします!
「おはよう、タイチ。」
「おはよう、ルア」
今が朝か分からないけれどな。
挨拶をしてから俺とルアは昨日狩った魔物の肉を焼いて食べた。
2人で食べると、今までよりも美味しく感じた。
「そうだ、ルア、これを寝る前に渡そうと思っていたんだが」
そう言って俺が渡したのは魔物の皮で作ったおれの予備の服だった。
ルアは顔はもちろん絶世の美女なのだが、それだけでなく体型も素晴らしい。世の男性が理想とする出るとこは出て、しまるとこはしまってる。いわゆる、ボンキュッボンという素晴らしい身体だった。けど、その身に纏う服は汚れていた。まぁ1000年も着てたんなら納得だが。だから昨日渡そうと思ってたんだが、色々あって忘れていた。
俺の予備なので全体が真っ黒の服だ。ちょっとルアには似合わない。
「ありがとう!嬉しいよ!」
ルアも喜んでいるみたいなので良しとしよう。
「そういえばルアって、なんか武器とか使うのか?」
「ん~、魔法が主体だけど近接は細剣を使ってたね。」
俺の剣も壊れてしまっている。時間魔法で治そうと思ったが、これ以上の戦いではついてこれないかなって思って、簡単にだが魔物の骨で武器を作ることにした。
俺は刀のようなものを、ルアには細剣のようなものを送った。
それにしても改めてルアのステータスを見て思う。
「俺たちって無敵だよな?」
「?どういうこと?」
こてんっと首を傾げて聞いてくる。
「ほら、俺って近接だとかなり強いだろ?そしてルアも遠距離だとかなり強いだろ?だから2人で組むと無敵じゃねぇか」
弓とかでも俺の能力なら防げるし、魔法ならルアが攻撃に変えれる。ほら、無敵だろ?
「ふふっ。そうだね。お互いがお互いを守る。そしたら無敵だね。」
うん、ルアもそう言ってるし間違いない!
「あっ。そういえば昨日のタイチの魔法見て思ったんだけど、なんで無詠唱じゃないの?」
簡単に言うよ。そんなスキル持ってないんだぜ?
「俺にそんなスキルはないぞ?」
「スキルなんかなくてもちょっとした修行で直ぐに習得できるよ?」
「なに!?そうなのか!?」
戦闘の度に詠唱するのは正直辛かったんだ。時間かかるし、それにすっげぇ恥ずかしいし。
「うん。スキルなんて努力すれば手に入ることがあるでしょ?無詠唱もそれと同じだよ。教えてあげようか?」
「ぜひ頼む!」
「任せて!」
よっしゃあ!これで詠唱する時代はおわりだァ!
「じゃあ、まず聞くけど魔法に置いて1番大事なのはなんだと思う?」
「そんなの簡単だろ?詠唱と魔力だ。」
「ぶっぶー!正解は創造力だよ!」
「創…造力?」
「そうだよ。魔法の過程と結果をイメージするの。それが無詠唱のコツ。あとは体内で魔力をコントロールすればいいだけ。そしたら魔力操作と無詠唱が出来るよ!魔力操作も便利だよ!魔法のコントロールができるし、覚えていれば魔法を使う時の魔力の変換効率が10割をめざせるし。」
「10割ぃ!?」
それじゃあ、全ての魔力が無駄なく魔法に注ぎ込まれるという訳だ。そんなの現代では不可能だってキリカ団長言ってたのに。
「人間って自分たちが使えるようにそれぞれの魔法に詠唱を決めて、使いやすくしているけどそれってあんまり良くないんだよ。魔法ってね、もっと自由なんだよ!どんな形にしてもいい。どんな効果にしていい!ユニーク属性ってその傾向が強くね?自分だけの属性だからすっごい自由!時空属性だってタイチが考えてないだけで、もっとたくさんの使い道があると思うよ?」
言われてみればそうだな。ベクトル操作なんて工夫すれば色んなことが出来るに違いない。そう考えるとワクワクしてくる!
「魔法って面白いな!」
「でしょ!でしょ!」
そこから1時間ぐらいして俺はルアから魔力操作の仕方を教わり、無詠唱と魔力操作を習得した。
「習得するの速いね…」
今も魔力操作の特訓をしていると、ルアが急にそんなことを言ってきた。
「そうなのか?自分ではよくわからんけど」
「うん。人間なのに無詠唱を1時間で覚えるってすごいと思う。」
ルアが言うならそうなんだろう。努力してスキルを覚えたのは初めてだから、あんまり分からないけど。
「これも「無」職の効果なのか?」
これは疑問に思った。もし、ルアの言う通り俺が スキルを覚えるのが速いのだと才能が関与しているようにしか思えない。そして才能に関係しているのが職業だ。
「勇者も無職について言ってたよー。」
前も似たようなこと言ってたな。あの時は勇者のワードに反応してしまったが、
「勇者は無職についてなんて言ってたんだ?」
「えっと~。無職は何にも染まらないから、どんな職業でもなることが出来る。未来に希望があるんだ~!って言ってた。」
「ルア、その言葉は今すぐ忘れろ。」
初代勇者は、この世界に来る前に本物の無職だったんだろうな。そんな言葉が出てくるのは金がない無職のニートだけだ。
俺はそんなこと絶対に言わない。
「えっ?どうして?その通りだと思うよ。」
「その言葉に同意してはダメだ。ルアまでダメ人間になる。」
「でも、タイチのスキル見たら納得できるよ?」
「スキル?どうしてそこでスキルが出てくるんだ?」
俺のスキル見たらなんで「無」職に納得できるんだよ?なんか引きこもり系のスキルでもあったっけ?
「「鑑定」ってさ鍛冶師とかに多いスキルなんだよ。「限界突破」なんて勇者しか持ってないよ?」
まじで初代勇者の言う通りなのか?確かに何にも染まってないが…。他の職業のスキルをゲットしやすいのか?
でも未来に希望があるとか言ってんのはニートだろう。うん、そこは間違いない。
「まぁ、そうだとしてもおれは職業欲しいけどな。」
「私は気にしないけどなー。」
さてとスキルも取得したし、用意もできたので、
「行くか!」
「うん!」
俺たちはラギルダンジョンから脱出するために歩き始める。
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