10 / 66
1章ラギルダンジョン編
準備
しおりを挟む
俺たち三界高校2年3組がラクル帝国に異世界転移してからちょうど1ヶ月。
俺たちは明日、全員でラギルダンジョンに向かう。
2日前に
「今回は全員でラギルダンジョンの探索に参加してもらう。怪我をすることもあるだろう。しかし、魔王を討伐するまでこの世界にいてもらうことになる。ならば1度ダンジョンに向かい、魔物と相対することはこの世界で生き残る上で、必ず必要な経験になる。もちろん、騎士団、魔法師団も同行し、御使い様への身を第一に考えて行動する!」
と、王様が宣言したのだ。何となく上手く言いくるめられた気がするが、そんなことを思っているのは俺だけみたいなので気の所為だろう…
それに備えて今日は訓練がなかった。と言っても俺は訓練に参加していないがな。
あれからこの世界についてわかったことがかなりある。が取り立てて言うと4つ
1 時間の流れは元の世界と同じらしい。1週間は7日で1日24時間
というふうに。これは調べる前から何となくわかっていた。
2この世界の金について、この世界では3国共通して同じお金が生み出されている。
銅貨1枚=100円ぐらいだと思う。そして
銀貨1枚=銅貨10枚
金貨1枚=銀貨10枚
白金貨1枚=金貨10枚
虹貨1枚=白金貨10枚
となる。虹貨1枚で100万円だと予想できる
これ1枚で、かなり遊べるぞ…
3 魔物については、色々な種類があった。魔物はランクわけがされていて、一番下から順にF→E→D→C→B→A→Sとなるようだ。これより上は幻とされているが、SS,SSSとなるようだ。
4 歴史と伝記について。これは1番調べた。特に勇者について。勇者は魔王討伐だけでなく、文明の発展にも尽くしているようだ。たとえば、調味料。この世界の調味料は過去の勇者が自分で作り、それを広めたようだ。他にも色々見たんだけど、大したことはわからなかった。
他にもこの世界には亜人種がいるようだ。ラノベでよく見るケモ耳のような女の子をいつか見てみたい。
だが、この国では亜人種は人とは認めて貰えず、奴隷としての扱いになるそうだ。人と獣が混ざった亜人は神への冒涜とされているとか。王国は、奴隷を認めていないから他の国より比較的多くの亜人種がいるみたい。
そして気になる伝記があった。初代勇者の仲間の日記?みたいなものだ。それをまとめると
[昔、この世界には悪魔と天使族がいた。悪魔と天使族は日々争っていた。状況は拮抗していた。しかし、ある日突然現れた魔王によって状況は変わる。魔王は悪魔と協力することにした。天使族はこのままでは負けてしまう、そう思い、魔王に対抗できる勇者を召喚することにした。これが初代勇者だ。勇者は魔王を倒し、天使族も悪魔に打ち勝った。こうして世界は平和になったのだ。]
これは童話にもなっている。子供に聞かせるのだろう。おそらく悪魔とは魔人族のことだろう。なら、天使族とはなんだ?その時代にいた人間のことか?しかし、これは今でも解決されておらず、学者が今も解き明かそうとしているのだとか。
今日までで知ったことはこのくらいだな。
さて、寝るか!明日はダンジョン攻略だ!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Side???
「計画は順調か?」
「はっ!準備は完璧で打ち合わさは何回も行いました! ダンジョンのマップは完璧に頭に叩きこみましたので、失敗は起きないでしょう!」
「そうか…チャンスはたったの1度きりだ。失敗は許されん!いいか!?証拠だけは絶対に残すな。これが他国にバレたらとんでもないことになる。」
「もちろん了解しています。万が一にも失敗は起きません。全て、ダ・ン・ジ・ョ・ン・で・の・事・故・を起こすだけですから。」
「そうか…それでは
司馬太一暗殺計画を始める─」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Side 司馬太一
う、う~ん…眠い…誰かの声が聞こえる。
「司馬様、司馬様お目覚め下さい。朝食が無くなってしまいますよ?無しでいいのですね?」
「絶対に食べる!!」
「お目覚めになりましたか。いつも通りこちらに朝食を運んで置きました。」
「ありがとう!」
リズが俺を起こしてくれたようだ。最近は俺とリズも少しフランクに話せるようになっていた。時折、ジョークまで行ってくれるようになった。
「今日からダンジョンにお向かいになるのですね。」
「あぁ、1日では帰って来れないらしい。だから、会えるのはいつになるか分からない。」
「お気になさらず。ゆっくりと休暇を楽しみたいと思います。」
「ごめんな。いつも俺の世話をしてくれて…」
「そうですね。本を何冊も運び、食事を運びとかなりの重労働でした。」
「ほ、本当にごめんなさ…」
「ですが、辛い、とおもったことは1度もございません。むしろ司馬様といて楽しかったです。謝らないでください。」
「うん、ありがとう!行ってくるよ!」
朝食を食べ終わった俺は荷物を整え、部屋を出て集合場所に向かおうとする。
「はい。ご武運を。」
集合時間ギリギリに集合場所に着いた。そこには既にメンバーがいた。すると、既に居た住野さんがこっちに笑顔で向かってくる。
「おはよう!司馬くん!最近は、訓練にも参加してないから出会うことがなかったから心配してたけど、うん!顔色もいいし、元気そう!安心したよ!」
そう言って俺に話しかけてくる。優しいとも思うが、周りからの視線が痛いので、関わるのは遠慮していただきたい。
そんな住野さんの格好は長袖で全体が青の魔法師団の服に似ている装備を着て、杖を握っている。
俺の装備は、皮の鎧と鉄の剣だ。他の剣士も似たような格好。
勇者王角は、金色の鎧を全身にまとっている。顔だけは何も装備していない。鎧も歴戦の職人が作ったもので素材も特別らしい。そして聖剣を身につけている。
「おはよう、住野さん。心配してくれてありがとね。僕は大丈夫だよ。部屋にいたとはいえ健康的に過ごしていたしね。それより、今からダンジョンだけど緊張とかしてないの?」
「うう~ん、あんまりしてないかな?上層だけらしいし安全みたいだからね。司馬くんは?」
「ちょっとしてるかな。魔物も見たことないし…」
「ふふっ。だ~いじょうぶだよ~!何かあったら私を呼んで!」
「あぁ、住野さん賢者だったもんね。」
住野さんはこのクラスの中では2、3番を争うぐらいに強い。もちろん1番は大角。強くて可愛いとか無敵だ。
「ちょっと馬鹿にしたでしょ?まぁいいけどね!何かあったらすぐに呼んでね。助けに行くから。」
「ありがとう。俺は「無」職で弱い。けど、出来るだけ自分で頑張ろうと思う。それに助けを呼びすぎたら住野さんも大変だし。」
「そんなこと気にしなくていいよ~。気軽に呼んで!絶対に無茶しないでね。死んじゃダメだよ?」
「わかった。約束する。」
そんな話をしていると、
「全員揃ったな!それではこれよりラギルダンジョン探索に向かう!目的は御使い様のレベルアップ!潜る者は、御使い様全員と、騎士団長ラクルス率いる騎士団30名、魔法師団長キリカ率いる魔法師団30名だ!それでは、潜る!ここからは一切に油断しないように!」
「「「「「「はい!!」」」」」
そうしてラギルダンジョンに向かう─
後書き
次回からラギルダンジョンに、潜ります。
レビュー、星、感想等よろしくお願いします。
めちゃくちゃ励みになりますので。
俺たちは明日、全員でラギルダンジョンに向かう。
2日前に
「今回は全員でラギルダンジョンの探索に参加してもらう。怪我をすることもあるだろう。しかし、魔王を討伐するまでこの世界にいてもらうことになる。ならば1度ダンジョンに向かい、魔物と相対することはこの世界で生き残る上で、必ず必要な経験になる。もちろん、騎士団、魔法師団も同行し、御使い様への身を第一に考えて行動する!」
と、王様が宣言したのだ。何となく上手く言いくるめられた気がするが、そんなことを思っているのは俺だけみたいなので気の所為だろう…
それに備えて今日は訓練がなかった。と言っても俺は訓練に参加していないがな。
あれからこの世界についてわかったことがかなりある。が取り立てて言うと4つ
1 時間の流れは元の世界と同じらしい。1週間は7日で1日24時間
というふうに。これは調べる前から何となくわかっていた。
2この世界の金について、この世界では3国共通して同じお金が生み出されている。
銅貨1枚=100円ぐらいだと思う。そして
銀貨1枚=銅貨10枚
金貨1枚=銀貨10枚
白金貨1枚=金貨10枚
虹貨1枚=白金貨10枚
となる。虹貨1枚で100万円だと予想できる
これ1枚で、かなり遊べるぞ…
3 魔物については、色々な種類があった。魔物はランクわけがされていて、一番下から順にF→E→D→C→B→A→Sとなるようだ。これより上は幻とされているが、SS,SSSとなるようだ。
4 歴史と伝記について。これは1番調べた。特に勇者について。勇者は魔王討伐だけでなく、文明の発展にも尽くしているようだ。たとえば、調味料。この世界の調味料は過去の勇者が自分で作り、それを広めたようだ。他にも色々見たんだけど、大したことはわからなかった。
他にもこの世界には亜人種がいるようだ。ラノベでよく見るケモ耳のような女の子をいつか見てみたい。
だが、この国では亜人種は人とは認めて貰えず、奴隷としての扱いになるそうだ。人と獣が混ざった亜人は神への冒涜とされているとか。王国は、奴隷を認めていないから他の国より比較的多くの亜人種がいるみたい。
そして気になる伝記があった。初代勇者の仲間の日記?みたいなものだ。それをまとめると
[昔、この世界には悪魔と天使族がいた。悪魔と天使族は日々争っていた。状況は拮抗していた。しかし、ある日突然現れた魔王によって状況は変わる。魔王は悪魔と協力することにした。天使族はこのままでは負けてしまう、そう思い、魔王に対抗できる勇者を召喚することにした。これが初代勇者だ。勇者は魔王を倒し、天使族も悪魔に打ち勝った。こうして世界は平和になったのだ。]
これは童話にもなっている。子供に聞かせるのだろう。おそらく悪魔とは魔人族のことだろう。なら、天使族とはなんだ?その時代にいた人間のことか?しかし、これは今でも解決されておらず、学者が今も解き明かそうとしているのだとか。
今日までで知ったことはこのくらいだな。
さて、寝るか!明日はダンジョン攻略だ!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Side???
「計画は順調か?」
「はっ!準備は完璧で打ち合わさは何回も行いました! ダンジョンのマップは完璧に頭に叩きこみましたので、失敗は起きないでしょう!」
「そうか…チャンスはたったの1度きりだ。失敗は許されん!いいか!?証拠だけは絶対に残すな。これが他国にバレたらとんでもないことになる。」
「もちろん了解しています。万が一にも失敗は起きません。全て、ダ・ン・ジ・ョ・ン・で・の・事・故・を起こすだけですから。」
「そうか…それでは
司馬太一暗殺計画を始める─」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Side 司馬太一
う、う~ん…眠い…誰かの声が聞こえる。
「司馬様、司馬様お目覚め下さい。朝食が無くなってしまいますよ?無しでいいのですね?」
「絶対に食べる!!」
「お目覚めになりましたか。いつも通りこちらに朝食を運んで置きました。」
「ありがとう!」
リズが俺を起こしてくれたようだ。最近は俺とリズも少しフランクに話せるようになっていた。時折、ジョークまで行ってくれるようになった。
「今日からダンジョンにお向かいになるのですね。」
「あぁ、1日では帰って来れないらしい。だから、会えるのはいつになるか分からない。」
「お気になさらず。ゆっくりと休暇を楽しみたいと思います。」
「ごめんな。いつも俺の世話をしてくれて…」
「そうですね。本を何冊も運び、食事を運びとかなりの重労働でした。」
「ほ、本当にごめんなさ…」
「ですが、辛い、とおもったことは1度もございません。むしろ司馬様といて楽しかったです。謝らないでください。」
「うん、ありがとう!行ってくるよ!」
朝食を食べ終わった俺は荷物を整え、部屋を出て集合場所に向かおうとする。
「はい。ご武運を。」
集合時間ギリギリに集合場所に着いた。そこには既にメンバーがいた。すると、既に居た住野さんがこっちに笑顔で向かってくる。
「おはよう!司馬くん!最近は、訓練にも参加してないから出会うことがなかったから心配してたけど、うん!顔色もいいし、元気そう!安心したよ!」
そう言って俺に話しかけてくる。優しいとも思うが、周りからの視線が痛いので、関わるのは遠慮していただきたい。
そんな住野さんの格好は長袖で全体が青の魔法師団の服に似ている装備を着て、杖を握っている。
俺の装備は、皮の鎧と鉄の剣だ。他の剣士も似たような格好。
勇者王角は、金色の鎧を全身にまとっている。顔だけは何も装備していない。鎧も歴戦の職人が作ったもので素材も特別らしい。そして聖剣を身につけている。
「おはよう、住野さん。心配してくれてありがとね。僕は大丈夫だよ。部屋にいたとはいえ健康的に過ごしていたしね。それより、今からダンジョンだけど緊張とかしてないの?」
「うう~ん、あんまりしてないかな?上層だけらしいし安全みたいだからね。司馬くんは?」
「ちょっとしてるかな。魔物も見たことないし…」
「ふふっ。だ~いじょうぶだよ~!何かあったら私を呼んで!」
「あぁ、住野さん賢者だったもんね。」
住野さんはこのクラスの中では2、3番を争うぐらいに強い。もちろん1番は大角。強くて可愛いとか無敵だ。
「ちょっと馬鹿にしたでしょ?まぁいいけどね!何かあったらすぐに呼んでね。助けに行くから。」
「ありがとう。俺は「無」職で弱い。けど、出来るだけ自分で頑張ろうと思う。それに助けを呼びすぎたら住野さんも大変だし。」
「そんなこと気にしなくていいよ~。気軽に呼んで!絶対に無茶しないでね。死んじゃダメだよ?」
「わかった。約束する。」
そんな話をしていると、
「全員揃ったな!それではこれよりラギルダンジョン探索に向かう!目的は御使い様のレベルアップ!潜る者は、御使い様全員と、騎士団長ラクルス率いる騎士団30名、魔法師団長キリカ率いる魔法師団30名だ!それでは、潜る!ここからは一切に油断しないように!」
「「「「「「はい!!」」」」」
そうしてラギルダンジョンに向かう─
後書き
次回からラギルダンジョンに、潜ります。
レビュー、星、感想等よろしくお願いします。
めちゃくちゃ励みになりますので。
17
お気に入りに追加
1,912
あなたにおすすめの小説
無能スキルと言われ追放されたが実は防御無視の最強スキルだった
さくらはい
ファンタジー
主人公の不動颯太は勇者としてクラスメイト達と共に異世界に召喚された。だが、【アスポート】という使えないスキルを獲得してしまったばかりに、一人だけ城を追放されてしまった。この【アスポート】は対象物を1mだけ瞬間移動させるという単純な効果を持つが、実はどんな物質でも一撃で破壊できる攻撃特化超火力スキルだったのだ――
【不定期更新】
1話あたり2000~3000文字くらいで短めです。
性的な表現はありませんが、ややグロテスクな表現や過激な思想が含まれます。
良ければ感想ください。誤字脱字誤用報告も歓迎です。
俺の店の屋根裏がいろんな異世界ダンジョンの安全地帯らしいから、握り飯を差し入れてる。
網野ホウ
ファンタジー
【小説家になろう】さまにて作品を先行投稿しています。
俺、畑中幸司。
過疎化が進む雪国の田舎町の雑貨屋をしてる。
来客が少ないこの店なんだが、その屋根裏では人間じゃない人達でいつも賑わってる。
賑わってるって言うか……祖母ちゃんの頼みで引き継いだ、握り飯の差し入れの仕事が半端ない。
食費もかかるんだが、そんなある日、エルフの女の子が手伝いを申し出て……。
まぁ退屈しない日常、おくってるよ。
クラスまるごと異世界転移
八神
ファンタジー
二年生に進級してもうすぐ5月になろうとしていたある日。
ソレは突然訪れた。
『君たちに力を授けよう。その力で世界を救うのだ』
そんな自分勝手な事を言うと自称『神』は俺を含めたクラス全員を異世界へと放り込んだ。
…そして俺たちが神に与えられた力とやらは『固有スキル』なるものだった。
どうやらその能力については本人以外には分からないようになっているらしい。
…大した情報を与えられてもいないのに世界を救えと言われても…
そんな突然異世界へと送られた高校生達の物語。
クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~
はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。
俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。
ある日の昼休み……高校で事は起こった。
俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。
しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。
……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!
スキルを極めろ!
アルテミス
ファンタジー
第12回ファンタジー大賞 奨励賞受賞作
何処にでもいる大学生が異世界に召喚されて、スキルを極める!
神様からはスキルレベルの限界を調査して欲しいと言われ、思わず乗ってしまった。
不老で時間制限のないlv上げ。果たしてどこまでやれるのか。
異世界でジンとして生きていく。
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる