公爵家三男に転生しましたが・・・

愛馬の紹介？

ジーンは祖父である庭師のジョシュに愛馬を紹

介した。


ジーン「お祖父様、こちらが先代様と侯爵様に

買って戴いた愛馬のシュルクです」


ジョシュ「おぉー、立派な馬だなぁー」


祖父と久々に会い、祖父の元気な姿に安堵し、

愛馬を紹介出来て、ジーンは嬉しかった。


一方、アレク達より早くベルナー侯爵領にある

屋敷に帰り着いたダニス達は、、、


先にレイド兄弟を二人は屋敷に送ってもらい、

レイドは久々に両親達に会えた。


レイド「こちらが公爵様達に贈られた愛馬の

ブロッカです」


レイド父「立派な馬だねー」


レイド母「本当ですねー」


レイド妹「何故レイド兄様だけなの？」


「「「「・・・・・・・」」」」


妹の純粋な疑問に誰が答えるかと、、、


レイド母「レイドが学校の入学試験で１０位以

内の成績で合格したからですよ！頑張りましょ

うね～！」


レイド母は妹に説明しながら最後にレイド兄に

も視線を送った。


レイド兄「頑張ります、、」


レイド妹「レイド兄様、、凄いです！！」



次に送られたダニス兄弟も同じような状況にな

った。


ダニスの場合は弟だったが、、、


ダニス弟「えぇー！！本当にダニス兄が１０位

以内の成績で合格したのー？」


ダニスの所は3人兄弟なので言葉使いが貴族で

も砕けた口調になっていた。


ダニス「本当だよ！免除試験も合格したし！！

ねぇ！兄さん？」


ダニス兄「あぁ、、本当だよ！」


ダニス弟「なら２年後の俺も上位で合格出来る

な！」


「「「「・・・・・」」」」


ダニス父「何故そう思うんだ？」


ダニス弟「だって、、ダニス兄が受かるんなら

俺も受かるよ！」


ダニス「お前、、そんなに勉強してるのか？」


ダニスとダニス兄は母親に視線で問う。


ダニス母「まぁまぁまぁ！逃げてばかりなのに

受かる自信があるなんて凄いわねぇー！」


ダニス弟「えっ、、いや、、だって、、」


ダニス母「受からなかったらダニスと違って出

来損ないとみられるわねぇ～！ミランちゃんと

レモナちゃんに！！」


ダニス弟「えっ！！そ、、そんな、、」


ダニス母「試験に受からなかったら平民学校に

行かせますからね！！」


ダニス母の目が笑っていないが、明るい声から

段々と低い声になって最後の笑顔が消えた表情

には自分に向けられてなくてもダニスもダニス

兄も鳥肌と恐怖感を感じた。


ちなみにミランはシリウス妹でレモナはレイド

の妹だった。


シリウスも前子爵夫妻に兄と屋敷に帰り着いた


シリウス父も愛馬には会えずにベルナー領に帰

っていた。


シリウス父「この馬を贈られたんだね」


シリウス母「毛艶も良いですね」


シリウス妹「ミラン、シリウス兄様に勉強を見

て欲しいです」


シリウス兄「ミ、ミラン？僕は？」


シリウス妹「えっ！？だって、、お母様が、、

シリウス兄様に、、って、、」


シリウス兄「お母様！！」


シリウス母「シリウスの方が適任です」


「「「・・・・・・」」」


母親の目線と声にはシリウス本人もだが父親も

兄も反論出来なかった。


子爵家には家庭教師を雇っていたが、秋休みを

あげていた。


シリウスが帰ってくるからだった。