135 / 214
知らないうちに、、
しおりを挟む
アレクには知らせて貰えなかったが、縦ロール
令嬢ことダマネード侯爵家と伯爵家2家は王国
の監査が入り、貴族位を剥奪され、彼らの領地
は王国の管轄下になった。
侯爵や伯爵達やその家族で働ける者達は監視下
で働かされている。
アレク達と同年の子息や令嬢に兄弟達は養子の
貰い手もなく、来年からは平民学校に行くこと
になった。
王女は小国への嫁入りが決まり、出国していた
王都では王女の門出を祝う見送りのパレードが
あったが、アレクはもちろん知らない。
王都にいないのだから、、、
アレクは王女の存在さえも知らないか忘れてい
る可能性がある。
縦ロール令嬢は会っているし、強烈な印象が残
っているので忘れてはいない。
ファラス獣人国は何度も謝罪の手紙をオーウェ
ンス王国とルーウェンス侯爵家に送ったが、返
事はなかった。
獣王は側室と第4王子ゾラスに祖父である大臣
を幽閉した。
祝福を失ったことを獣民達に知られる訳にはい
けない。
獣王と第4王子ゾラスと共にあの部屋にいた他
の側近や護衛は王宮の中で生活することになり
免れた者達は自分もあの場に居なくて良かった
と今更だが安堵していた。
聖獣スカイを獣人国に連れ帰ることも出来ず、
オーウェンス王国から国交断絶され、魔の森や
小国を通り、レオナス聖国に助力を願ったが、
失敗に終わった。
レオナス聖国はファラス獣人国がアレクを亡き
者にしようとしたことを既に知っていた。
レオナス聖国にとって、アレクは神の愛し子と
認識されていた。
そのアレクを亡き者にしようとした獣人国を許
すことはなかった。
オーウェンス王国執務室
国王「暫くは留学を受けぬと手紙を送ったが、
まだ諦めぬか、、、」
ロイド「どうされますか?」
国王「再度、送ろう、、そう望むだろう?」
ロイド「そうですね、、父上に兄上、私も望み
ますね!」
国王「だろうな、、前公爵はまだお怒りだろう
か?、、、そろそろ、、許しては、、」
ロイド「はい?なんでしょうか?」
国王「いや、、よい、、駄目か、、」
ロイド「王女を嫁がせれば父上が許すと思って
おられるとは、、」
国王「・・・・・」
ロイド「兄上も許してはおりませんので、、」
国王「、、、そっ、そうか」
国王の権力や発言などルーウェンス公爵家には
通用しない。
ロイドの冷めた視線に耐え、留学受け入れ拒否
の手紙が国王自ら書き始めた。
レオナス聖国や小国などから留学申請の対応に
追われる国王だった。
以前ならロイドが代筆してくれていたが、、、
頼めなくなってしまった。
令嬢ことダマネード侯爵家と伯爵家2家は王国
の監査が入り、貴族位を剥奪され、彼らの領地
は王国の管轄下になった。
侯爵や伯爵達やその家族で働ける者達は監視下
で働かされている。
アレク達と同年の子息や令嬢に兄弟達は養子の
貰い手もなく、来年からは平民学校に行くこと
になった。
王女は小国への嫁入りが決まり、出国していた
王都では王女の門出を祝う見送りのパレードが
あったが、アレクはもちろん知らない。
王都にいないのだから、、、
アレクは王女の存在さえも知らないか忘れてい
る可能性がある。
縦ロール令嬢は会っているし、強烈な印象が残
っているので忘れてはいない。
ファラス獣人国は何度も謝罪の手紙をオーウェ
ンス王国とルーウェンス侯爵家に送ったが、返
事はなかった。
獣王は側室と第4王子ゾラスに祖父である大臣
を幽閉した。
祝福を失ったことを獣民達に知られる訳にはい
けない。
獣王と第4王子ゾラスと共にあの部屋にいた他
の側近や護衛は王宮の中で生活することになり
免れた者達は自分もあの場に居なくて良かった
と今更だが安堵していた。
聖獣スカイを獣人国に連れ帰ることも出来ず、
オーウェンス王国から国交断絶され、魔の森や
小国を通り、レオナス聖国に助力を願ったが、
失敗に終わった。
レオナス聖国はファラス獣人国がアレクを亡き
者にしようとしたことを既に知っていた。
レオナス聖国にとって、アレクは神の愛し子と
認識されていた。
そのアレクを亡き者にしようとした獣人国を許
すことはなかった。
オーウェンス王国執務室
国王「暫くは留学を受けぬと手紙を送ったが、
まだ諦めぬか、、、」
ロイド「どうされますか?」
国王「再度、送ろう、、そう望むだろう?」
ロイド「そうですね、、父上に兄上、私も望み
ますね!」
国王「だろうな、、前公爵はまだお怒りだろう
か?、、、そろそろ、、許しては、、」
ロイド「はい?なんでしょうか?」
国王「いや、、よい、、駄目か、、」
ロイド「王女を嫁がせれば父上が許すと思って
おられるとは、、」
国王「・・・・・」
ロイド「兄上も許してはおりませんので、、」
国王「、、、そっ、そうか」
国王の権力や発言などルーウェンス公爵家には
通用しない。
ロイドの冷めた視線に耐え、留学受け入れ拒否
の手紙が国王自ら書き始めた。
レオナス聖国や小国などから留学申請の対応に
追われる国王だった。
以前ならロイドが代筆してくれていたが、、、
頼めなくなってしまった。
7
お気に入りに追加
4,020
あなたにおすすめの小説
公爵家長男はゴミスキルだったので廃嫡後冒険者になる(美味しいモノが狩れるなら文句はない)
音爽(ネソウ)
ファンタジー
記憶持ち転生者は元定食屋の息子。
魔法ありファンタジー異世界に転生した。彼は将軍を父に持つエリートの公爵家の嫡男に生まれかわる。
だが授かった職業スキルが「パンツもぐもぐ」という謎ゴミスキルだった。そんな彼に聖騎士の弟以外家族は冷たい。
見習い騎士にさえなれそうもない長男レオニードは廃嫡後は冒険者として生き抜く決意をする。
「ゴミスキルでも美味しい物を狩れれば満足だ」そんな彼は前世の料理で敵味方の胃袋を掴んで魅了しまくるグルメギャグ。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです
ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。
転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。
前世の記憶を頼りに善悪等を判断。
貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。
2人の兄と、私と、弟と母。
母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。
ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。
前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。
【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断
Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。
23歳の公爵家当主ジークヴァルト。
年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。
ただの女友達だと彼は言う。
だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。
彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。
また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。
エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。
覆す事は出来ない。
溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。
そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。
二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。
これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。
エルネスティーネは限界だった。
一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。
初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。
だから愛する男の前で死を選ぶ。
永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。
矛盾した想いを抱え彼女は今――――。
長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。
センシティブな所へ触れるかもしれません。
これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
転生したので好きに生きよう!
ゆっけ
ファンタジー
前世では妹によって全てを奪われ続けていた少女。そんな少女はある日、事故にあい亡くなってしまう。
不思議な場所で目覚める少女は女神と出会う。その女神は全く人の話を聞かないで少女を地上へと送る。
奪われ続けた少女が異世界で周囲から愛される話。…にしようと思います。
※見切り発車感が凄い。
※マイペースに更新する予定なのでいつ次話が更新するか作者も不明。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
~クラス召喚~ 経験豊富な俺は1人で歩みます
無味無臭
ファンタジー
久しぶりに異世界転生を体験した。だけど周りはビギナーばかり。これでは俺が巻き込まれて死んでしまう。自称プロフェッショナルな俺はそれがイヤで他の奴と離れて生活を送る事にした。天使には魔王を討伐しろ言われたけど、それは面倒なので止めておきます。私はゆっくりのんびり異世界生活を送りたいのです。たまには自分の好きな人生をお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる