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一緒に訓練と奥の手を

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姉兄達が領地にいる間はダンジョンに行くのは

止めになった。

姉兄達にルイスは訓練の日は対人戦の相手にな

ってくれたりした。

アレク達が勉強の日はレティシアとルイスは

領都を見て回ったりしていた。

シアンとカイロは護衛連れで初級ダンジョンに

行ってドロップ品の確認をしていた。

結果は先生達よりは良かったが、金貨も宝石も

出なかった。


週1でチャレンジしたが結果は変わらず、、、

アレクやジーンには言わなかったが、、、

両親に祖父母に姉とルイスには結果の報告をし

ていた。


兄達の護衛はアレク達がダンジョンに行く時の

護衛2人だった。

念の為にだったが、、、


勉強と訓練がない日は祖父母と過ごし、ダニス

達に会いたいとか王都の学校の試験がダニスだ

け危ないから心配だと呟いた。


姉兄達の話を聞いた時に不安になったアレクは

ダニス達にはどうしても王都の学校に受かって

欲しくなった。なら、、どうするか!?


(ダニス達、ごめんなさーい。

でも、王都の学校に受かって欲しい。だから、

お祖父様に呟くね~。お祖父様は希望を叶えて

くれる。頼りになるお祖父様なのよ!

どうするかは想像出来ないけど、、、

お祖父様なら、、、)


王都の学校に行った時の親しい友人は何がなん

でも欲しいアレクは奥の手を使った。



後日、祖父母と兄達は領地での滞在期間1ヶ月

弱後に王都に出発した。

王都に到着後、祖父はダニス達の3家の貴族家

に算学と歴学の先生を手配し、送った。


前公爵の手紙付きで、、、

カーラド子爵家、ライド男爵家、ブラスト男爵

家の当主達は手紙を読み、先生方を屋敷に迎え

るしかなかった。

費用や滞在費などは前公爵の支払いだった。


先生達は3人に現在の学力を調べ、それぞれに

徹底的に教え、覚えさせた。

半年間の集中勉強だった。

子爵家は先生を雇っていたが、、男爵家2家は

母親などが教えていた。


ダニス達3人は心の中で、、、

(((アレク様ー、助けて下さーい!!!)))

っと叫んでいた。

だが、半年間の猛勉強で3人の学力は上がって

合格圏内になった。


アレクも祖父が手配してくれた先生達がスパル

タとは思っていなかったし、どうするかは知ら

なかった。

祖父に聞いてもいなかったが、、、


ダニス達の半年間の猛勉強が終わったのは秋の

終わりだった。


祖父はアレクが会いたがっていたので9歳にな

るアレクへのサプライズとして、ダニス達3人

をルーウェンス公爵領地に招く。


ベルナー侯爵家にも知らせて、了解も取り、

すべてにおいて抜かりなく手配した。

祖父だった。


アレクがこの事を知るのは1年後だった。
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