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ダマネード侯爵家当主

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私の可愛い娘が王宮のパーティーで公爵子息に

失礼なことをした。

即日、謝罪の面会を希望したが、断られた。

娘が「王族に似ていなかった。」

と言うので公爵家の醜聞かと思って、失礼して

もどうにかなると高をくくっていた。


だが、祝福の日

先王夫妻と手を繋ぎ、教会に入ってきた。

顔が見られなかったが、娘の祝福があるし、

祝福次第で状況も変わる。


だが、娘の祝福は男爵令嬢と似たよう祝福で

同じ、侯爵位の令嬢2人と比較しても明らかに

劣る。でも、まだ希望がある。




王族に似ていないなら別の可能性がある。

それなら祝福も大したことないだろう。


結果は・・・別格の祝福

聖獣を抱いて振り返った子息の顔は

公爵夫人に似ていて、目の色は前公爵夫人と

同じで珍しい紫色をしていた。



どうにかなると思っていたがまずいことになり

そうだ。公爵夫人は先王王妃の妹の娘だ。

自分の血筋を色濃く継いだ子だ。特別だろう。



私の娘の失態がこのままでは貴族中に広まる。

どうにかしないと、、どうにかしないと、、

そうだ!!まだ、どうにかなる。



屋敷に帰り、使用人にパーティーで公爵子息と

一緒にいた子息を調べさせた。

結果は夜になったが子爵と男爵の子息達だと

わかった。これならどうにかなる。


翌日に茶会を開こう。他にも子爵家や男爵家を

呼び出し噂を払拭する。

すぐに執事に招待状を書かせ、使用人に茶会

の準備をさせる。


侯爵家の招待状だ。子爵や男爵などが断るなど

出来ぬ。


私の策略は完璧ですばらしいのだ。フフフッ。



他にも呼んだ子爵家から了承の返事が来た。

男爵家からもだがそんなのはよい、断れないの

はわかっている。だが肝心の子爵家や男爵家

から了承の返事がない。

侯爵家から招待状を断るなら大義名分がいる

はずだ、知恵でも、絞っておるのか?

私を相手に、、バカな奴らだ。


執事がようやく手紙を持って来た。

無駄に私を待たせるとは、、どれ、

・・・・・・なんだと、、、



祝福の日に、明日の昼食会とお茶会に公爵家

から呼ばれており、行けないだと、、、

ほ~、なら本当に公爵家に行くのか、

見張らせよう。いや、公爵家を見張らせる

のがよいか?よしっ、まだだ。



翌日の昼過ぎ

ふん、無駄な茶会になった。報告次第で

私を謀ったことを後悔させてやろう。フフフッ


無駄な茶会を眺めていたら報告が来た。


報告書には

公爵家にヘザード侯爵家・フォード侯爵家

デュート伯爵家・シーウェンス公爵家、、

カーラド子爵家の馬車2台の入りを確認。

後々、、王宮の馬車が入ったが警備が厳重で

誰かは確認が取れず、、、    以上



なっ、なんだと・・・





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