公爵家三男に転生しましたが・・・

最終チェック

王都２日目


朝から領地で仕立てたパーティー用、教会用の

衣装の最終チェックをした後、今日用の衣装を

着せられる。

(予備用って聞いてたんだけど、、、

もういいやっ！なるようになる！)



昼前になると朝の気持ちの切り替えは消えた。



(うぅぅ～。ドキドキして来た。)



両親と並んで屋敷の玄関前で待つ。



(うわぁぁ～。場所が門から入って来たよ！

あぁぁぁぁ～、目の前に停まった～。)



王宮の兵士が馬車の扉を開けた。

中から先に父親や祖父と同じ髪と目の色の若い

男性が降りて来て、若い男性にエスコートされ

て祖母と同じ位の女性が降りて来た。

その後を降りて来たのは祖父そっくりの男性が

降りて来た。

後続の馬車からは専属メイドさんや従者が数人

降りて来た。



「ようこそ、お越し下さいました。

先王様、先王王妃様。」


両親と一緒に貴族の作法で頭を下げる。

「久しいな～、リード！

アリシアも変わりないか？

その子がアレク？」


「はい、アレク・ルーウェンスです。

お初にお目にかかります。」


「頭を上げて、顔を見せて欲しいぞ。」


「はいっ。」


「おぉぉ～。」

「あらっ、」


「本当にアリシアに似て、目はソフィーネだ

な！聞いてた通りだ。」


「そうですねっ！ソフィーネが喜んでいた通り

ですこと、、、」


(私の顔を見て、驚かれた。ってかどんだけ王家

の遺伝子強いんよ！てか、先王王妃様の目が

祖母と同じような気がするんだけど、、、)


「おいっ、ロイドも会うのは初だろう？」

「はい。はじめてだね。アレク！

私はリード兄さんの弟のロイドだよ。」


「はじめてまして、ロイド叔父様。」

(うわぁ～。お父様にそっくり。

王族の遺伝子強いすぎってか濃すぎ？)