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移動中の出来事

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街から街へ移動しながら開拓予定地や農耕地の近くにいたトレントなどをエメリアーナや遠征に同行中の騎士達や魔法師達、結界師達は慣れた作業のようにさっさと倒し、回収したり、ゴブリンが出た場合は焼き払い、食べれる魔物や毛皮など素材に価値がある魔物は騎士達や魔法師達が倒した。


文官のマイクはゴブリン以外を倒すことは許可されなかった。


理由は久々すぎて、剣の腕も魔法のコントロール、命中率が悪すぎてカイザーからゴブリンだけ昼食時か休憩時に出た時に倒しても良いが気絶するまで魔法を使うのは却下された。


マイク「久々なんですから、、少しは、、」


カイザー「ゴブリンなら良いと言ってるだろ?文官の仕事だけにしとくか?」


マイク「ゴブリンで、、、練習する」


(えぇーーっ!!気絶してくれないと、、めちゃくちゃ困るんですけど、、休憩時とかに毎回ゴブリンが出て来るわけでもないのに、、、)


ゴブリンはそこそこ出現していたのだが、移動中に出た来た時は騎士達がさっさと倒し、最後尾の馬車に乗っている魔法師達が火魔法で燃やし、水魔法で火を消し、処理していた。



それよりエメリアーナは馬車の中ではマイクの話し相手に疲れ、トレントを風魔法で倒す時にはレオニスが右側、カイザーが左側にいるのだが、、、


カイザー「王女殿下!もう少し根元近くを狙って下さい!地面すれすれとはまだ望みませんので!」


(はぁー!??マジでサイエン副師団長より指示が細かいし、一言多いし、キレそう!!いや、もう無理だ!我慢の限界突破した!!)

王女「カイザー魔法師!貴方の視線からはトレントの根っこが邪魔にならずに視えるみたいですわね?私からは根っこが邪魔で視えませんの!この視界でどうやって根元を狙えと?私の背丈まで屈んで手本を見せて下さいませ!!」


カイザー「えっ?、、、あっ、、」


エメリアーナの後ろから見学していたマイクが屈んでトレントの方をみながら、、、


マイク「そうですね!根っこが動いて王女殿下の目線からは根元はまったく視えませんね!カイザー魔法師には王女殿下と同じ目線まで屈んで、手本をお見せ願いたいですね!」


(おぉー!!マイクは私の味方ね!この後の馬車での話し相手に心からなってあげるわ!いつまで耐えれるかはわかんないけど、、、)


カイザーはエメリアーナと同じ高さになるように屈んで前方のトレントを見た。


カイザー「、、、すみません、、王女殿下の目線からだと、、難しいですね」


王女「謝罪を受けますわ!それで手本は?」


マイク「そうですよ!手本を見せて欲しい!」


カイザー「マイク文官!貴方は黙って見学してて下さい!私が指示していたのはグリフォンとワイバーンを倒す時の為に祖父から、マッドス師団長達から言われていたからで、、」


マイク「はっ!?」


レオニス「本気だったのか?」


(本気で欲しいんだねー!どんな魔物なのか知らないんだけど、、、)




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