次は幸せな結婚が出来るかな？

解体場所では

侯爵家の領屋敷に戻り、エメリアーナからオークが積まれた荷台を領騎士に案内して貰い、解体場所まで運んで来た討伐騎士達や魔法師達は、、、


騎士「さぁ！オークの解体だぁー！！」


「「「「「「おぉー！！！」」」」」」


魔法師「瓶などはどうしましょう？」


領騎士「在庫がないか確認して来ますよ！無ければ領都まで買いに行ってきます」


騎士「おぉ！ありがたい！」


そこからは馬の世話と解体する者に別れ、
せっせと作業に取り掛かった。


解体後は領騎士舎の外でオーク肉を焼くための準備をし、交代でお風呂に入り、討伐の騎士達、魔法師達、領騎士達で楽しい晩御飯を食べながら許可を取ったエールを飲みながら酒盛りを始めた。


騎士「いやぁ～！王女様がいると遠征時も
狩れても収納して貰えるから感謝だな」


「「「「「「「たしかに！」」」」」」」


領騎士「良いですよね～！アイテムボックス！しかも無限量に時間停止！！」


魔法師「魔力も無限ですし、毒や呪いも耐性持ちですからね！」


騎士「鑑定眼もギフトか加護でなかったか？」


魔法師「鑑定眼持ちは使う時にそれぞれ条件が違いますので発動条件がまだ不明みたいですよ」


騎士「触れたり、しばらく見たり、声に出したりすれば鑑定出来るんだっけ？」


魔法師「そうですが、声を出して鑑定する場合は〔鑑定〕とか〔これは？〕とか発動条件が様々にありまして、触って鑑定出来るのが１番簡単ですが、王女様の場合は触ったり、見つめても発動しなかったそうですから、、」


騎士「声を出しての鑑定の可能性があるってことか？」


魔法師「鑑定する物などを見ながら声を出さなくてはいけない条件の可能性があるますね」


領騎士「へぇ～、身近に鑑定眼持ちがいないので驚きです」


騎士「鑑定持ちも少ないらしいし、鑑定の魔導具もあるからどうにかなるしなー」


魔法師「王女様はもう少しで８歳とお若いですから鑑定眼もそのうちに発動条件がお解りになるでしょう」


騎士「だな！じゃぁ、、飲もう！明日はトレントの解体があるが、、、」


魔法師「貯まってますからね」


領騎士「そんなにですか？」


騎士「ヘザレス公爵領のトレントが１番でかい！大物だったなー」


魔法師「あれは王宮で解体しませんか？」


「「「「「「賛成！！」」」」」」


騎士「誰が言うんだ？」


「「「「「「「・・・・」」」」」」」


領騎士「私は見てみたいですね！」


騎士「ん？解体するか？」


領騎士「手が空いてる者は手伝いますよ」


「「「「「「「よっしゃー」」」」」」」


アース侯爵家の領騎士達は自分達の発言に翌日、後悔することになった。


翌日、エメリアーナは言われた通りに領騎士の訓練場に置けるだけトレントを出し
、枝切り用の道具も出し、メイドと護衛騎士達と共に屋敷に戻って行った。


訓練場を埋め尽くしたトレントを解体しないと訓練も出来ない為、夕方までせっせと解体に勤しむことになった。


領騎士「もう少しですねー」


騎士「いや、全部は置けなかったみたいだから、明日も解体の可能性があるが、、」


領騎士「・・・・・」


魔法師「王女様は簡単に倒されますから、
その分、後の解体が大変なんですよ！」


騎士「侯爵領に１週間の滞在中にある程度は解体しとかないと総団長に怒られるしな
ー！！」


魔法師「そうですね、、王宮まで帰る時にも貯まりますからね」