上 下
8 / 126

大騒動と回復魔法の力

しおりを挟む
訓練場の近くにある魔法師団の師舎の建物にいた魔法師達、衝撃音が聞こえた騎士達が魔法師団の訓練場にやって来た。


「「「「「これは、、」」」」」


「「「「いったい何が、、、」」」」



土煙が起こっていて、訓練場に来た者達も
現状が理解出来なかった。



騎士「おいっ!魔法師!誰か風魔法で土煙を飛ばしてくれ!」



魔法師「わかりました!皆、やるぞ!」


「「「「「はい!」」」」」



土煙を風魔法が使える魔法師達が風で飛ばしたおかげで現場の状況がわかった。


騎士「誰か!宮医を呼びに!回復ポーションを人数分必要だ!!」



騎士の1人が建物の中にある宮医へ向かった。



魔法師の1人は師舎へ回復ポーションを取りに走った。



エメリアーナ達は騒々しい声に意識が戻った。


王女「うぅー、ゴホォッ!」


レオニス「ん、、うぅぅー、、エッ、エメリー、、大丈夫か?」



王女「う、うん、、コホッ、コホッ、、、
レオニス叔父様、、は大丈夫ですか?」


レオニス「あぁ、、大丈夫だ!この服には
防護付与がされているから、、」



だが、、服から出ている顔や手などには傷があった。



(いやー!!イケメンの顔がぁー!!回復魔法習ってないけど、、やってみよう!)


エメリアーナはレオニスの体を触り、傷などが治り、元のイケメンの状態になるように祈った。


エメリアーナが触れているレオニスが淡い光に包まれて、ゆっくり光が消えた後には汚れも傷もないレオニスがいた。


レオニス「エメリーは凄いな!習ってないのにもう回復魔法が使えるんだな!」


王女「夢中でやってみましたの!」


レオニス「そうか、、凄いなぁ~!」



訓練場に来て、指示していた騎士が、、、


騎士「あのぉ~、、レオニス第3団長、、
エメリアーナ王女、、マッドス総師団長様達が、、、」



「「あっ!!」」


エメリアーナとレオニスは王宮の建物の方に視線を向ける。



王女「マッドス様、、皆さん、、ごめんなさい、、、大丈夫ですか?」



レオニスと一緒にマッドス達魔法師団達の所まで歩き、回復魔法を使った。



護衛騎士達は1番離れていたので軽傷だったから回復魔法を遠慮したが、、エメリアーナは護衛騎士達にも回復魔法を使った。



体力がない、、魔法師が回復ポーションを
持って戻って来た時にはエメリアーナが回復魔法を使って治していた。



魔法師「はぁ、、はぁ、、」


騎士「お疲れ、、自分が飲むか?」


魔法師「はぁー、、いえ、、勿体ないので飲みません!!」


騎士「苦すぎて飲みたくないだけだろ?」


魔法師「魔力復活ポーションより良いですよ!!飲んだことありますか?不味すぎて
吐きそうになる味ですよ!」


騎士「いや、、俺の魔法スキルは初級で魔力量も少ないから遠慮する!」



魔法師「1口でもいかがです?」


騎士「それなら俺は力尽くで回復ポーション飲ませるぞ?」


魔法師「冗談ですよー!あははは!」



魔法師になれるのはスキルで魔法が中級以上を持っている者か、ギフトで結界魔法を持っている者などしかなれなかった。


騎士達は魔法を使えても初級魔法がほとんどなので努力すれば強くなれる騎士になった者がほとんどだった。
だが、騎士団に所属している者達の中には少なからず中級を使える者達もいた。





しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?

つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。 平民の我が家でいいのですか? 疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。 義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。 学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。 必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。 勉強嫌いの義妹。 この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。 両親に駄々をこねているようです。 私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。 しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。 なろう、カクヨム、にも公開中。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

冷宮の人形姫

りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。 幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。 ※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。 ※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので) そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。

美しい姉と痩せこけた妹

サイコちゃん
ファンタジー
若き公爵は虐待を受けた姉妹を引き取ることにした。やがて訪れたのは美しい姉と痩せこけた妹だった。姉が夢中でケーキを食べる中、妹はそれがケーキだと分からない。姉がドレスのプレゼントに喜ぶ中、妹はそれがドレスだと分からない。公爵はあまりに差のある姉妹に疑念を抱いた――

悪役令嬢の独壇場

あくび。
ファンタジー
子爵令嬢のララリーは、学園の卒業パーティーの中心部を遠巻きに見ていた。 彼女は転生者で、この世界が乙女ゲームの舞台だということを知っている。 自分はモブ令嬢という位置づけではあるけれど、入学してからは、ゲームの記憶を掘り起こして各イベントだって散々覗き見してきた。 正直に言えば、登場人物の性格やイベントの内容がゲームと違う気がするけれど、大筋はゲームの通りに進んでいると思う。 ということは、今日はクライマックスの婚約破棄が行われるはずなのだ。 そう思って卒業パーティーの様子を傍から眺めていたのだけど。 あら?これは、何かがおかしいですね。

【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断

Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。 23歳の公爵家当主ジークヴァルト。 年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。 ただの女友達だと彼は言う。 だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。 彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。 また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。 エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。 覆す事は出来ない。 溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。 そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。 二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。 これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。 エルネスティーネは限界だった。 一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。 初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。 だから愛する男の前で死を選ぶ。 永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。 矛盾した想いを抱え彼女は今――――。 長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。 センシティブな所へ触れるかもしれません。 これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。

【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?

アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。 泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。 16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。 マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。 あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に… もう…我慢しなくても良いですよね? この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。 前作の登場人物達も多数登場する予定です。 マーテルリアのイラストを変更致しました。

《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。

友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」 貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。 「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」 耳を疑いそう聞き返すも、 「君も、その方が良いのだろう?」 苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。 全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。 絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。 だったのですが。

処理中です...