色恋まみれの花園

残されたダン

「ダンくん。今日はハルくんがいないから寂しいと思うけど、、俺がいるから、少しは代わりになれるかな。」

と接近してパフォーマンスを仕掛けてきたレムに、

「レム様や他の先輩方がいてくだされば寂しいなんてことはありません。ただ、ハルに代わる人など私にはおりませんゆえ、今日は我慢して頑張ります。」


とうっすら涙を見せて笑うダンを見て、

みんなキュート胸が締め付けられるような震える子犬を見るような温かい目で遠巻きに見ていた。

しばらくしてから、

「ダンくん指名で！」

という声がそこら中の卓から上がった。

「ねぇ、ダンくん。私と朝までアフターしよ？ハルくんが帰ってくるの一緒に待ってようよ。」

とアフターの声がたくさんの人から言われたが、

「あー。姫様申し訳ございません。ダンは、まだ同伴やアフターなどお外の教育をしてないので、まだできないんですよ。申し訳ございません。」

と先輩方がフォローに入った。

「じゃあ、ダンくんが寂しくないようにシャンパン入れるから、大人のよくないところ見せないようにヘルプのお兄さんたち？流すなんてことはしないよね？」

と意地悪に聞いた姫が多数いた。