恋愛依存の姉の恋人

七瀬蓮

文字の大きさ
上 下
24 / 41

特定

しおりを挟む
「奏さん!どこ行くんですか!」


と聞かれて、

「んー。私についてきてー?私は90%くらいここにいるかなーって予想してる。梨花は多分新くんのお家。にいるから家に帰ろう。いたらそこで3人で家で遊ぼうよ。」


と能天気に言われて


「はぁ……。確かに姉ちゃんは辛いこととかあると平然を装って家に帰って、よく部屋で声を殺して泣いてますが、今回もそうでしょうか。」


と新が尋ねると、

「それを確かめに行くの。着いた。インターフォンって押した方がいいかな?」

と奏は、玄関前で尋ねた。


「いや、ここ、僕の家何でインターフォン押さなくていいですよ。ただいまー。姉ちゃんいる?」



と聞くと、


「あれ?早かったね?おかえりー。新くん。あれ?奏も。おかえりー。いやー。体調悪くなっちゃってねー。ごめんね?家でご飯食べてゆっくりしてた。」


と言う姉はどこか嬉しそうだった。

「せっかくまた合流できたし、梨花も顔色良さそうだからお家で遊べたらなーって思うんだけど、梨花どう?」


と奏に聞かれて、


「うん!遊ぼー!新くんも奏も私の部屋きてー」

と元気になった姉を見て心から家に帰ってきてよかったと思った。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

勘違い令嬢の心の声

にのまえ
恋愛
僕の婚約者 シンシアの心の声が聞こえた。 シア、それは君の勘違いだ。

骸骨と呼ばれ、生贄になった王妃のカタの付け方

ウサギテイマーTK
恋愛
骸骨娘と揶揄され、家で酷い扱いを受けていたマリーヌは、国王の正妃として嫁いだ。だが結婚後、国王に愛されることなく、ここでも幽閉に近い扱いを受ける。側妃はマリーヌの義姉で、公式行事も側妃が請け負っている。マリーヌに与えられた最後の役割は、海の神への生贄だった。 注意:地震や津波の描写があります。ご注意を。やや残酷な描写もあります。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

愛されない女

詩織
恋愛
私から付き合ってと言って付き合いはじめた2人。それをいいことに彼は好き放題。やっぱり愛されてないんだなと…

最愛の婚約者に婚約破棄されたある侯爵令嬢はその想いを大切にするために自主的に修道院へ入ります。

ひよこ麺
恋愛
ある国で、あるひとりの侯爵令嬢ヨハンナが婚約破棄された。 ヨハンナは他の誰よりも婚約者のパーシヴァルを愛していた。だから彼女はその想いを抱えたまま修道院へ入ってしまうが、元婚約者を誑かした女は悲惨な末路を辿り、元婚約者も…… ※この作品には残酷な表現とホラーっぽい遠回しなヤンデレが多分に含まれます。苦手な方はご注意ください。 また、一応転生者も出ます。

わたしは婚約者の不倫の隠れ蓑

岡暁舟
恋愛
第一王子スミスと婚約した公爵令嬢のマリア。ところが、スミスが魅力された女は他にいた。同じく公爵令嬢のエリーゼ。マリアはスミスとエリーゼの密会に気が付いて……。 もう終わりにするしかない。そう確信したマリアだった。 本編終了しました。

犠牲の恋

詩織
恋愛
私を大事にすると言ってくれた人は…、ずっと信じて待ってたのに… しかも私は悪女と噂されるように…

この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。

鶯埜 餡
恋愛
 ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。  しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが

処理中です...