花詞復讐屋

向日葵

大人たちの思惑

「お待たせ。たこ焼き器持ってきたよー！星夜が帰ってきたら、たこ焼きパーティーしようか。」



と、八重が部屋を訪ねてきた10分後、蓮はたこ焼き器を持ってキッチンへと現れた。


「蓮兄ちゃん！蓮兄ちゃん！今日からここで暮らせるんだよね！もう準備終わっちゃったから、お家の中案内してほしいなー。」


と宏太と琴音は蓮を見る度に走って駆け寄ってきた。


「あー…。2人に早く家に来て欲しかったから、あんまり掃除が出来てないんだ。だから、今日は、俺の部屋で2人とも過ごしてね。」


と優しく笑いかけると、



「蓮兄ちゃんと夜いっぱいお話しするー！」



と言い、宏太と琴音は、はしゃいだ。しばらくして、星夜がケーキを買って帰宅した。



「星夜兄ちゃーん！お帰りなさい！わぁ！その手に持ってるの！もしかしてケーキ？」


と目を輝かせて、はしゃぐ2人を見て、


「みんな…2人が寝静まったら、話がある。」


といろは・真理亜・八重に小声でそう伝えた。