花詞復讐屋

ウツボカズラ

危険

様子を見に星夜が、八重の部屋に向かった。ノックをすると、

「はい。」

と声がしたがなんだか元気のない声だった。

朝早いからか。

と思い、星夜は、

「おはよう。八重ちゃん。朝早くにごめんね。なんか最近八重ちゃん元気ないから…俺、、、心配してて、、、なんか不安なこととかあったら、、、俺に話してほしい。」

と言うと、

「、、、おはようございます。…それなら、、、星夜さんにひとつだけお願いが、、、いろはさんと、、、なるべく、、、2人にならないで！、、、欲しいです。…最近…真理亜さんを見かけても様子がちょっとおかしいなと感じてます。…それで蓮さんが、真理亜さんに付きっきり…。それを良いことにいろはさんは…星夜さんに色仕掛けをしてるように見えて…。いろはさんだって、、、寂しいのは私にだって分かる！…だから、目に入らないように、過ごしてきました。…でも、、、もう。限界です…。星夜さんは私といろはさんどっちを選ぶんですか？…私は捨てられるんですか？」

と泣き喚きながら八重は言った。八重が小さくなったように見えた。星夜はすかさず、

「俺には八重ちゃんが大事。…不安にさせてごめんね。…俺と蓮兄が、真理亜をに頼りすぎちゃって、、、任せすぎちゃって。真理亜は今潰れかけてるんだ。真理亜は、俺より蓮兄の方が心を開いて色々話すみたいだから、俺がいろは姉と、八重ちゃんのことを任せられたから、2人と一緒にいようとしてたけど…俺…八重ちゃんにも、彼女だから、、、分かってくれてるって頼りすぎてるって気付いたよ。俺が愛してるのは八重ちゃんだから。伝えてくれてありがとう。これからは、八重ちゃんが不安にならないように、俺なりの愛情表現していくから、、、八重ちゃんのこと不安にさせないようにする！約束だよ？そうだ！指切りしよう！」

と小指を出した。そして指切りをした。