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ウツボカズラ
翌朝
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翌朝、蓮は真理亜にいろはに伝えた事を報告しようと、部屋の扉をノックした。いつもなら中から
「はい。どーぞ。」
という声が聞こえてくるのに、それが今日はない。不思議に思った蓮は、
「真理亜。おはよう。話したいことがあるんだけど、中に入っていい?」
と扉越しに問いかけると、
「…。」
と何も返答がなかった。その為心配になった蓮は、
「ごめん。心配だから開けるね…?」
と一声かけて、部屋のノブに手をかけて部屋を覗き込むと、虚な目をした真理亜が、
「蓮兄おはよう。勝手に入ってこないでよー?いつもみたいにノックぐらいしてくれないの?」
と言われて、
「ごめんね。…いや、、、ノックしたんだけど、聞こえてなかったかな?」
と蓮が言うと、
「あ、、、私この子の水やりに一生懸命になってたから、、、気づかなかったのかも。急に欲しくなって昨日の夜ここの家飛び出して、閉店間際の花屋さんでお出迎えしたの。可愛いよね?」
と真理亜が世話をしていた植物を見ると食虫植物のウツボカズラだった。
ウツボカズラの花言葉は、
「からみつく視線」
「甘い罠」
「油断」
「危険」
真理亜を追い込んでしまったと蓮は後悔するのであった。
「はい。どーぞ。」
という声が聞こえてくるのに、それが今日はない。不思議に思った蓮は、
「真理亜。おはよう。話したいことがあるんだけど、中に入っていい?」
と扉越しに問いかけると、
「…。」
と何も返答がなかった。その為心配になった蓮は、
「ごめん。心配だから開けるね…?」
と一声かけて、部屋のノブに手をかけて部屋を覗き込むと、虚な目をした真理亜が、
「蓮兄おはよう。勝手に入ってこないでよー?いつもみたいにノックぐらいしてくれないの?」
と言われて、
「ごめんね。…いや、、、ノックしたんだけど、聞こえてなかったかな?」
と蓮が言うと、
「あ、、、私この子の水やりに一生懸命になってたから、、、気づかなかったのかも。急に欲しくなって昨日の夜ここの家飛び出して、閉店間際の花屋さんでお出迎えしたの。可愛いよね?」
と真理亜が世話をしていた植物を見ると食虫植物のウツボカズラだった。
ウツボカズラの花言葉は、
「からみつく視線」
「甘い罠」
「油断」
「危険」
真理亜を追い込んでしまったと蓮は後悔するのであった。
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