72 / 179
コスモス
選択肢
しおりを挟む
デートの翌日花室の母親が病室に来るのを見かけた医師の桃園は回診の順番を変えて花室の病室へと急いで向かった。
「おはようございます。京香さん。お母さん。昨日は僕自身も楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございます。…実は僕が、この病院を来月で別の病院へと移ることになりました。…それに伴いまして、僕の移った病院に一緒に転院するか、それとも、退院して、2週間に一度ぐらいな頻度で僕の転院先の病院でも、今までのようにここの病院でも、どこかの病院に来られるか、どうされるのかお聞きしたいのですがよろしいですか?僕の転院先の病院はここから二駅離れたところの病院になるので、そんなに移動時間も変わりませんので、お母様も気楽に考えていただけたら幸いです。退院という選択をされても、今の京香さんは、何も制限をかけておりませんので、あくまで転院という選択肢をとってもこれまでと変わらない経過観察になります。どちらでもかまいませんが、突然のお伝えになって申し訳ございませんが、なるべく早くに、ご家族で話し合って決めてください。回診の途中でお母様をお見かけしたので、このお話をする為に抜け出して来てしまったので、また後ほどきます。またあとでね。京香さん。失礼します。お母さん。」
と言うと桃園は、足早に回診に戻った。2人きりになった病室に、京香の母は、
「京香…。京香はどうしたい?」
と、聞かれ、京香は、
「実は…考えていたことがあるの…。お母さん…聞いてくれる?」
と真面目な顔をして言う京香を見ると、
「今日はゆっくり話そうか。お母さん仕事休む連絡してくるね。」
と言い、電話と手帳を持って、病室へと駆けて病室を出ていった。
「おはようございます。京香さん。お母さん。昨日は僕自身も楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございます。…実は僕が、この病院を来月で別の病院へと移ることになりました。…それに伴いまして、僕の移った病院に一緒に転院するか、それとも、退院して、2週間に一度ぐらいな頻度で僕の転院先の病院でも、今までのようにここの病院でも、どこかの病院に来られるか、どうされるのかお聞きしたいのですがよろしいですか?僕の転院先の病院はここから二駅離れたところの病院になるので、そんなに移動時間も変わりませんので、お母様も気楽に考えていただけたら幸いです。退院という選択をされても、今の京香さんは、何も制限をかけておりませんので、あくまで転院という選択肢をとってもこれまでと変わらない経過観察になります。どちらでもかまいませんが、突然のお伝えになって申し訳ございませんが、なるべく早くに、ご家族で話し合って決めてください。回診の途中でお母様をお見かけしたので、このお話をする為に抜け出して来てしまったので、また後ほどきます。またあとでね。京香さん。失礼します。お母さん。」
と言うと桃園は、足早に回診に戻った。2人きりになった病室に、京香の母は、
「京香…。京香はどうしたい?」
と、聞かれ、京香は、
「実は…考えていたことがあるの…。お母さん…聞いてくれる?」
と真面目な顔をして言う京香を見ると、
「今日はゆっくり話そうか。お母さん仕事休む連絡してくるね。」
と言い、電話と手帳を持って、病室へと駆けて病室を出ていった。
0
お気に入りに追加
2
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる