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コスモス
布石
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蓮は仕事終わりに、××病院に向かった。
「面会時間ギリギリに申し訳ないのですが、桃園先生におあいしたいのですが、可能でしょうか?」
と蓮はナースステーションにいたナースに尋ねると、
「あの、桃園医師ならあちらにおりますが、どの様なご用件でしょうか?」
とぶっきらぼうに聞かれたが、内容までは言えないので、
「あ、本当だ!いらっしゃった!ありがとうございます。」
とだけ言い、桃園医師の元まで足早に駆け寄って行った。
「桃園先生!突然で申し訳ないのですが、少しお話しよろしいですか?」
と息切れしながらいうと,
「こんばんは。京香さんの担任の田村先生ですね。僕にお話しですか?ここだと面会時間の兼ね合いもあるので、下のロビーでお話を伺ってもよろしいですか?」
と言われたので、
「はい。結構です。お時間をいただきありがとうございます!」
と言い、一緒にロビーまで降りて行った。
「それで、お話というのは?」
と桃園医師に尋ねられ、
「京香さんと先日話させてもらったんですが、デートというものを人生で一回はしてみたい。桃園先生と、してみたいけど、言い出す勇気がないと言っていたので、余命僅かの彼女のために、お願いできませんか?桃園先生の目には、京香さんは積極的な女の子に見えるかもしれませんが、いえていないこともいっぱいあるみたいなので、、、出来たらで…ですけど、僕から聞いたということを内緒にして、京香さんにデートのお誘いをしてあげてくれませんか?勝手なことを言っているのは重々承知していますが、よろしくお願いします!」
と田村がいうと、
「分かりました。次のお休みにデートに誘って行けたら行ってきます。僕自身も彼女の叶えられる範囲でやりたいとは思ってます。教えていただきありがとうございます。」
と言われたので、
「それを聞いて安心いたしました。きっと京香さん喜ぶと思います!それではよろしくお願いいたします。失礼します。」
と言い、蓮は病院を後にした。
「面会時間ギリギリに申し訳ないのですが、桃園先生におあいしたいのですが、可能でしょうか?」
と蓮はナースステーションにいたナースに尋ねると、
「あの、桃園医師ならあちらにおりますが、どの様なご用件でしょうか?」
とぶっきらぼうに聞かれたが、内容までは言えないので、
「あ、本当だ!いらっしゃった!ありがとうございます。」
とだけ言い、桃園医師の元まで足早に駆け寄って行った。
「桃園先生!突然で申し訳ないのですが、少しお話しよろしいですか?」
と息切れしながらいうと,
「こんばんは。京香さんの担任の田村先生ですね。僕にお話しですか?ここだと面会時間の兼ね合いもあるので、下のロビーでお話を伺ってもよろしいですか?」
と言われたので、
「はい。結構です。お時間をいただきありがとうございます!」
と言い、一緒にロビーまで降りて行った。
「それで、お話というのは?」
と桃園医師に尋ねられ、
「京香さんと先日話させてもらったんですが、デートというものを人生で一回はしてみたい。桃園先生と、してみたいけど、言い出す勇気がないと言っていたので、余命僅かの彼女のために、お願いできませんか?桃園先生の目には、京香さんは積極的な女の子に見えるかもしれませんが、いえていないこともいっぱいあるみたいなので、、、出来たらで…ですけど、僕から聞いたということを内緒にして、京香さんにデートのお誘いをしてあげてくれませんか?勝手なことを言っているのは重々承知していますが、よろしくお願いします!」
と田村がいうと、
「分かりました。次のお休みにデートに誘って行けたら行ってきます。僕自身も彼女の叶えられる範囲でやりたいとは思ってます。教えていただきありがとうございます。」
と言われたので、
「それを聞いて安心いたしました。きっと京香さん喜ぶと思います!それではよろしくお願いいたします。失礼します。」
と言い、蓮は病院を後にした。
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