花詞復讐屋

七瀬蓮

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ゼラニウム

黄色 (壱)

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怜都のところにまた復讐を望むメールが来たので、予約を取ってお話を聞くことにした。しかし、予約を取るときの名前の欄を見て、怜都は悩み対策を考えた。そして、原田八重が普段いる第三施設に連絡をすることにした。

「もしもし。私、元橋怜都と申しますが、原田八重様のよく接してらっしゃる担当の方はお願いします。」

と電話を取り次いでもらい、

「原田八重の担当をしている霞と申します。どう言ったご用件でしょうか?」

と霞という女性が用件を聞いてきたので、

「霞!久しぶり。俺、第6施設にいた橋本蓮だよ!ちょっとさっきは仕事場で使ってる偽名を名のらしてもらっちゃったけど、、元気にしてる?」

と聞いた。実は原田八重のいる第三施設には同じ元第6施設出身の人もいて、行き場がなくなり手伝っているものもいる。第三施設について調べて、自分と同じ歳の同じ施設出の人間がいたので、八重にはその人と仲良くなってもらう様前から言っておいた。

「やだ!蓮くん!お久しぶり!私は元気よ。蓮くんも元気?」

と聞き返され

「うん。元気だよ。それで本題の原田八重様の事なんだけど、俺の、妹が、八重ちゃんと友達で、家に呼びたいって言ってるから外泊許可お願いできないかなーーと思って。無理言ってるのは分かってるんだけど、霞にしか、頼めなくて…お願いできないかな?」

と言うと、

「へぇー真理亜ちゃんと八重ちゃん友だちなんだ!なんか意外!八重ちゃんここでは大人しすぎて、いじめられてることが多いし、日にち言ってくれたら、私も休みをとって、私の家に泊まるって言うふうにする?」

と了承を得られたので、

「ありがとう。また日にち確定したら霞に連絡させてもらうね!やっぱり霞は頼りになるなぁ」

と言い、電話を切った。これで今回の計画は進められる。
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