花詞復讐屋

七瀬蓮

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ナルトサワギク

理亜のコンタクト

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「どうも!はじめまして!良ければ後一緒しても良いですか?」
と真理亜は原田父に接触をしようとした。原田の横の女の子は真理亜のことを睨んでいたが原田父は
「おう。若い女の子はいっぱいおった方が楽しく呑めるわ。お嬢さんお名前は?」
と鼻を伸ばしながらターゲットが聞いてるときたので、
「ありがとうございます。逢坂園子です。」
「俺は、原田一郎です。」
と自己紹介して、空いている方の席に座った。すると、
「園子ちゃんは、いくつ?」
と聞いてきたので、
「今19なんですけど明後日二十歳になります。」
と恥ずかしそうに言った。すると原田は
「そうかそうか。じゃあ、成人して初めてのお酒は俺と飲もう?」
といい、肩を抱いてきた。そこで園子は
「やぁ、、、急にくるなんて恥ずかしいです。これが大人の余裕ってやつですか?」
などと場を乱さない程度で拒みながら、次会う約束と連絡先を交換し、その日は別れた。
連絡先を交換したので、園子は連絡をたくさんした。そして、原田の返信は早かった。しかし、返すのはその子の気の向くままにしておいた。出会って3日後の夜原田と会うことになったので、この間自分を睨んでいた女性と似た胸元がざっくり空いたピンクのドレスワンピースにおしゃれなハイヒールという格好をして、原田との待ち合わせに向かった。
原田は待ち合わせ時間に来て
「誕生日おめでとう!お酒飲みに行こか。」
と原田は笑顔で腰に手を回してきた。
流石にここで断ってはダメと思った園子は
「今日は初めてお酒呑むので、、色々エスコートお願いします。今日はこの間の女性はいらっしゃらないんですね?」
と聞くと
「あの女とはもう合わないよ。君と言う存在が現れたからね」
とキメ顔の原田の顔をみて、新しい子が来たら前の子は切っちゃうからこの間あんなに睨まれたんだ。と思った。つまりは飽きられるまでの時間との戦いだとさとった。
連れて行かれたのは一見さんお断りのお高そうな和食屋で、
「園子ちゃん。今日は全部俺にまかせて!」
と言って、園子の太ももに手を伸ばしてきた。それを寸前で足を横にずらして、阻止した。すると、
「これ、プレゼント。」
と言って胸元に刺してきたのは小切手だった。しかも\1とし書かれていなかった。不思議に思ってみていると
「園子ちゃんが好きなだけ、書いていいよ。」
と言って、顔を近づけてきた。
それも恥ずかしいという風に阻止してその場はやり過ごし、ご飯とお酒を嗜んでお開きとなった。帰りはタクシーを呼んでお金を渡して、園子を見送ってくれたが、園子はもう限界を感じて、タクシーの運転手に、
「もう私無理、、、きもい。小切手もらったからこれに好きなだけ書き足してもらってって形で終わりでいい?」
と運転手に聞いた。運転手になりすました怜都は
「いいよ。よくがんばったね。ありがとう。」
と言い、自宅に戻り、禅も含めた3人で任務は終了したが、どう依頼者に話そうか悩み報告のために時間が空いているときに来てほしいという内容のメールを送った。
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