花詞復讐屋

七瀬蓮

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ナルトサワギク

解散した後

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解散した後すぐに怜都に電話をした。

「もしもし、、蓮兄…迎えに来て欲しい。GPSで場所わかるよね…お願い」

というと怜都は

「分かった。今から車出すから安全そうで人通りが多そうなところにいてな」

と言われたので、美容院の駐車場でまつことにした。
5分後怜都が車に乗り、迎えに来てくれた。
怜都は善が持っている紙袋に目をやると、
「これ、ターゲットからもらったの?」

と禅に問いかけた。

「うん。今日の出会いと、また会う約束をしたからその契約金って言ってもらった。正直こんなもらえると思ってなかったから、驚いちゃって、、蓮兄に電話しちゃった。ごめんなさい…」

と禅がいうと車を走らせながら、

「禅が無事で何よりだよ。今日の行った場所はGPSで把握しているから、分かるけど、話す内容までは分かんないから、禅にも盗聴器渡しておけば良かったと思ってる。ごめんな。でも、今回のプランの花詞の私に罪はないって俺たちに言い聞かせるためにあの花を選んだ。明日、また、原田様がくるから、その時に結果を禅と俺と理亜で伝えようと思う。」

と怜都が言い終えそうな時に、禅のスマートフォンが鳴った。禅はスマートフォンに目をやると、強ばったような顔になった。
怜都はその様子をバックミラーで確認すると
「どうした?」

と優しく禅に尋ねた。禅は

「どうしよう…明日レストラン予約したから来いって英子さんから連絡が来た。」

「禅、怖いかもしれないけど、依頼者のために頑張ってくれるか?レストランで何気ない会話をしてやばくなったら、明日朝一で講義入れちゃってるんでごめんなさい。またの機会でもいいですか?って切り上げて、もう連絡取るのをやめたらいい。むしるだけがそれだけだったって事で禅は自分を大事にしてな。もし行けそうなら俺が行くから。」
という会話をしている内に店に着いた。
店に鍵を開けて入ると、理亜もいた。
「おかえり。蓮兄。星夜兄。」
と言って暖かいスープを作ってくれた。星夜が好きなミネストローネだった。
そしてその後情報の共有とお金を金庫にしまい、部屋に戻る3人だが、蓮が


「今日は久々にオレの部屋で3人で川の字になって寝ようか」
と提案した。みんな同意したので、蓮の部屋で3人川の字で寝た。

真理亜はすぐに眠りについたが、星夜と蓮は中々寝付けなかったので、1時間話をしていた。
「蓮兄。俺、この先ターゲットの英子さんとどうなっていくんだろう…」

「どうもならないよ。ただ、食事を何回かして欲しいかなっと思うぐらいで、それ以上の事は誰も望まないよ?」
と蓮が呟いた。

「真理亜も同じことするんだよね、、、出来るとは思えないんだけど…」
と星夜がつぶやくと、

「まだ、父親の方の調べがあんまりついてないから、まだまだ理亜の出番は先なんだけど、今日の星夜の話を聞いて、最悪俺が行く。ホルモン注射打って外見女らしくすれば俺でもいけると思う。理亜に注射まかせればいいし、」
といい、眠りについた。
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