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シロツメクサ
シロツメクサ(芽生え)
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本橋怜都は翌日具体的なプランをメールに起こして、依頼主である姫川に送信していた。
姫川様
先日は夜分遅くのお約束にも関わらず、当社にお越しいただき誠にありがとうございました。
さて、ご依頼の件について具体的なご提案をさせていただきたくメールさせていただきました。
まずは、当社の人間が、ターゲットとの深い信頼関係を生み出し、幸運を感じていただきます。その後、さまざまな約束で縛り付け、精神面や肉体面で追い込み、任務完了という形で進めさせていだきたく思いますがいかがでしょうか。この方法で同意していただけるのでしたら、返信メールと振り込みを行ってくださいますようよろしくお願いいたします。
メールを送信して約5分後には姫川からの同意します。という返信メールと振り込み完了のメールが届いていた。
さぁ復讐の始まりだ。
まずは、弟の禅に電話した。
「もしもし、禅、明日、妹の理亜を連れてきてくれ。外泊許可をとってきてほしい。」
禅は、
「また仕事だよね。わかった。連れて行くけど、あんまり無理はさせないであげてね。何時に店に行けばいい?」
「8時半ぐらいにきてくれないか?」
禅はため息混じりに
「分かった。」
とだけ伝えた。
続けて怜都は
「理亜の食べたいもの聞き出してくれるとありがたいんだけど、、普段施設にいてろくにワガママ言えてないだろうからたまには兄としてわがまま聞いてあげたいし、」
禅は
「そういうことなら聞き出せるよう努力する…そろそろ理亜も18だし、引き取る準備も進めてね?」
と怜都にとって痛いところをつかれたので
「、、、分かってる」
とだけ答えた。
翌日8時半に禅と理亜が来店した。
理亜は怜都を見つけると直ぐに駆け寄って抱きしめて、
「怜都お兄ちゃんひさしぶり!会いたかった!」
と明るい声で言われた。これから理亜には依頼人の復讐のための操り人形になってもらおうと思っていたので良心が痛んだ。
「理亜。久しぶりだね。会いに行けなくてごめんね。近所のパンケーキでも食べに行くか!」
すると理亜は
「うん!いく!禅兄もはやくいこう!」
これから重い話をすることを考えるだけで頭が重いが、怜都は車にエンジンをかけ、人気パンケーキ屋さんに出発した。
姫川様
先日は夜分遅くのお約束にも関わらず、当社にお越しいただき誠にありがとうございました。
さて、ご依頼の件について具体的なご提案をさせていただきたくメールさせていただきました。
まずは、当社の人間が、ターゲットとの深い信頼関係を生み出し、幸運を感じていただきます。その後、さまざまな約束で縛り付け、精神面や肉体面で追い込み、任務完了という形で進めさせていだきたく思いますがいかがでしょうか。この方法で同意していただけるのでしたら、返信メールと振り込みを行ってくださいますようよろしくお願いいたします。
メールを送信して約5分後には姫川からの同意します。という返信メールと振り込み完了のメールが届いていた。
さぁ復讐の始まりだ。
まずは、弟の禅に電話した。
「もしもし、禅、明日、妹の理亜を連れてきてくれ。外泊許可をとってきてほしい。」
禅は、
「また仕事だよね。わかった。連れて行くけど、あんまり無理はさせないであげてね。何時に店に行けばいい?」
「8時半ぐらいにきてくれないか?」
禅はため息混じりに
「分かった。」
とだけ伝えた。
続けて怜都は
「理亜の食べたいもの聞き出してくれるとありがたいんだけど、、普段施設にいてろくにワガママ言えてないだろうからたまには兄としてわがまま聞いてあげたいし、」
禅は
「そういうことなら聞き出せるよう努力する…そろそろ理亜も18だし、引き取る準備も進めてね?」
と怜都にとって痛いところをつかれたので
「、、、分かってる」
とだけ答えた。
翌日8時半に禅と理亜が来店した。
理亜は怜都を見つけると直ぐに駆け寄って抱きしめて、
「怜都お兄ちゃんひさしぶり!会いたかった!」
と明るい声で言われた。これから理亜には依頼人の復讐のための操り人形になってもらおうと思っていたので良心が痛んだ。
「理亜。久しぶりだね。会いに行けなくてごめんね。近所のパンケーキでも食べに行くか!」
すると理亜は
「うん!いく!禅兄もはやくいこう!」
これから重い話をすることを考えるだけで頭が重いが、怜都は車にエンジンをかけ、人気パンケーキ屋さんに出発した。
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