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第21話
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私とリックは、騎士長の後を追って王都に到着する。
城に乗り込む際に、私を見た国民が「助けてくれ」「アイリス様が戻ってきてくれた」と言い出して、手の平の返し方に苛立つしかなかった。
全てを無視して、私達は城の中に入る。
リックの力によって、城を警備していた人達は倒れていく。
圧倒的な魔法の強さだと、隣を歩く私はリックの凄さを眺めていた。
精霊を利用して戦った研究者達以外、リックの敵になった人はいない。
そして――私達の目の前には陛下と聖女エイレス、元家族の姿があった。
「なっッッ――!? 精霊王様が、どうしてここに!?」
国王が叫んで、リックは騎士長を指差す。
「そこの男から話は聞いただろう? 私の友である精霊を操り、戦わせたことは絶対に許されない!」
私の扱いを知って激怒していた精霊達と精霊王リックは、この時を待っていた。
他国の反感を買うかもしれないから今まで与える力を弱める程度に留めていたけど、ここまで行動したなら別だ。
この国は確実に終わりだと考えていたけど――元家族の行動に、私は呆れることとなる。
城に乗り込む際に、私を見た国民が「助けてくれ」「アイリス様が戻ってきてくれた」と言い出して、手の平の返し方に苛立つしかなかった。
全てを無視して、私達は城の中に入る。
リックの力によって、城を警備していた人達は倒れていく。
圧倒的な魔法の強さだと、隣を歩く私はリックの凄さを眺めていた。
精霊を利用して戦った研究者達以外、リックの敵になった人はいない。
そして――私達の目の前には陛下と聖女エイレス、元家族の姿があった。
「なっッッ――!? 精霊王様が、どうしてここに!?」
国王が叫んで、リックは騎士長を指差す。
「そこの男から話は聞いただろう? 私の友である精霊を操り、戦わせたことは絶対に許されない!」
私の扱いを知って激怒していた精霊達と精霊王リックは、この時を待っていた。
他国の反感を買うかもしれないから今まで与える力を弱める程度に留めていたけど、ここまで行動したなら別だ。
この国は確実に終わりだと考えていたけど――元家族の行動に、私は呆れることとなる。
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