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第54話
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私達はヨハンから、捕獲隊について話を聞く。
首領ヴァガルと、三番手のクロッサがこの国に来ているようだ。
気になったことがあって、私はヨハンに尋ねる。
「クロッサという人は、ネイーズより強くはないの?」
ヨハンは詳しそうだから尋ねると、首を左右に振るう。
「いいえ。クロッサは目立って動かないから懸賞金は低いのですが、狡猾で厄介な人のようです」
「ネイーズより危険かもしれないが、俺達なら問題ないだろう」
ジークがそう言って、ヨハンが捕獲隊のこれからの動きを推測する。
ネイーズが倒されて冒険者ギルドに連行されたと知っても、冒険者ギルドを襲撃することはないらしい。
拘束している魔法道具が強力で、壊す為には本部に乗り込まなければならない。
冒険者ギルド本部の防衛力は世界最高峰で、最高峰の盗賊集団でも絶対に無理のようだ。
「捕獲隊はネイーズの救出は諦めているとしても、リオウは諦めないはずです……本体を狙う可能性もあります」
『ラミダ達に関わってくるかもしれません。状況次第では、発言の記録を諦めて村に来ようと思っています』
私としては今すぐ村に戻って欲しいけど、リオウはラミダ達の動向が気になるようだ。
聖獣の専門家を呼んだり、ケドスに全てを話して兵隊で攻め込もうとしていた。
ジークとヨハンは大丈夫と言ってくれるけど、他に手を考える可能性があるから、本体は私の為にラミダ達の元にいてくれるようだ。
「リオウ、危険だと思ったらすぐに本体の村に来させてね」
『はい。そうします』
捕獲隊が総力をあげて村に来る可能性があって、ラミダ達が諦めているのかも気になってしまう。
そして――数日後、私達は再び捕獲隊と関わることになっていた。
首領ヴァガルと、三番手のクロッサがこの国に来ているようだ。
気になったことがあって、私はヨハンに尋ねる。
「クロッサという人は、ネイーズより強くはないの?」
ヨハンは詳しそうだから尋ねると、首を左右に振るう。
「いいえ。クロッサは目立って動かないから懸賞金は低いのですが、狡猾で厄介な人のようです」
「ネイーズより危険かもしれないが、俺達なら問題ないだろう」
ジークがそう言って、ヨハンが捕獲隊のこれからの動きを推測する。
ネイーズが倒されて冒険者ギルドに連行されたと知っても、冒険者ギルドを襲撃することはないらしい。
拘束している魔法道具が強力で、壊す為には本部に乗り込まなければならない。
冒険者ギルド本部の防衛力は世界最高峰で、最高峰の盗賊集団でも絶対に無理のようだ。
「捕獲隊はネイーズの救出は諦めているとしても、リオウは諦めないはずです……本体を狙う可能性もあります」
『ラミダ達に関わってくるかもしれません。状況次第では、発言の記録を諦めて村に来ようと思っています』
私としては今すぐ村に戻って欲しいけど、リオウはラミダ達の動向が気になるようだ。
聖獣の専門家を呼んだり、ケドスに全てを話して兵隊で攻め込もうとしていた。
ジークとヨハンは大丈夫と言ってくれるけど、他に手を考える可能性があるから、本体は私の為にラミダ達の元にいてくれるようだ。
「リオウ、危険だと思ったらすぐに本体の村に来させてね」
『はい。そうします』
捕獲隊が総力をあげて村に来る可能性があって、ラミダ達が諦めているのかも気になってしまう。
そして――数日後、私達は再び捕獲隊と関わることになっていた。
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