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第47話

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 あれから3日が経過して――今日は、冒険者ギルドからヨハンが戻ってくる日だ。

「リオウ、ラミダはケドスに全てを話して、もう屋敷を出たのよね?」

『はい……早急にアミリアを連れ戻したかったようです。そこまで追い詰められているのでしょう』

 ラミダはケドスに全て話したようで、迅速に行動するべきだと決めたらしく――いつ村にラミダ達が来てもおかしくないようだ。

 話は全てリオウの本体が聞いていたから、私はリオウの分身を経由してラミダ達の行動を知ることができている。

 侯爵令息のケドスの協力を得ることができたから、侯爵家の戦力も私を捕えるためにやって来そう。
 それが少し不安になっていると……ジークが、私に話してくれる。

「どれ程多くの兵士がやって来たとしても、俺以下なのは間違いない」

 確かにジークより強いのなら、大地の主を倒すのに聖獣リオウの力を使わなくていい。
 大地の主を倒せない戦力で、ジークを倒すのは不可能だ。

 不安を払ってくれるジークを見て、私は大丈夫だと確信することができていた。
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