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第34話
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翌日――私とリオウは、ジークとヨハンと一緒に行動していた。
村を出てジークが先頭で平原を歩き、少し離れてヨハンは鉄球の魔法道具を浮かせている。
周辺に人がいるか探知できる魔法道具のようで、隠れてモンスターを強化している人を見つけるようだ。
私とリオウがヨハンの隣を歩いていると……ヨハンが、私に話しかける。
「まさかジークが、冒険者と動物以外に親しい人ができるとは思いませんでした」
「そうなの?」
ヨハンに敬語は不要だと言われたから、私は普通に話そうとしている。
尋ねてみると、ヨハンは笑顔を浮かべてジークについて話す。
「そうなのです……動物を守るために協力する必要があるから他の冒険者と協力しているだけで、僕以外の人とは関わろうとしないのですよ」
「ヨハンは、ジークと仲がいいのね」
「昔は先輩冒険者として、色々とジークに教えたことがあります……今は同じ上位の冒険者ですけど、ジークに少し追い抜かれてしまいました」
その後もヨハンは、ジークの昔の出来事を話してくれる。
私は今まで知らなかったジークのことが知れて、ヨハンが来てくれてよかったと思っていた。
村を出てジークが先頭で平原を歩き、少し離れてヨハンは鉄球の魔法道具を浮かせている。
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「そうなの?」
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