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第18話
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バハムス視点
最悪の1日が終わり――俺は部屋で1人になって、頭を抱えて悶え苦しんでいた。
「馬鹿なっ……どうしてルーミエは、婚約を破棄した途端にあそこまで優秀となるのだぁっ!?」
見た目も美しく、華奢に感じるが魔法で変化していた姿より遥かに奇麗だ。
更に魔法の腕も、あのジトアを凌駕していて――そのルーミエが、憎きジトアと仲がいい。
「クソッッ……今までジトアは女性のタイプがおかしいと噂を広めていたのに、今度は俺が陰で非難されるだと……」
俺は親同士が決めた婚約者でルーミエとは婚約したくなかったと言い、ジトアは女性のタイプがおかしいと周囲に話していた。
まさかそれによる周囲の評判が、全て俺を非難する理由に変わるなんて想像していない。
「メリタが俺の婚約者になってくれなければ危なかった。いや、まだ手続きはしていないが大丈夫のはずだ」
今日の出来事から、新しい婚約者メリタが俺を見限ってくるのが最悪の事態だと考えてしまう。
それでもメリタの評判から、俺が婚約したいと言えば拒むことはないと確信している。
それが最悪の事態になることを――この時の俺は、一切考えていなかった。
最悪の1日が終わり――俺は部屋で1人になって、頭を抱えて悶え苦しんでいた。
「馬鹿なっ……どうしてルーミエは、婚約を破棄した途端にあそこまで優秀となるのだぁっ!?」
見た目も美しく、華奢に感じるが魔法で変化していた姿より遥かに奇麗だ。
更に魔法の腕も、あのジトアを凌駕していて――そのルーミエが、憎きジトアと仲がいい。
「クソッッ……今までジトアは女性のタイプがおかしいと噂を広めていたのに、今度は俺が陰で非難されるだと……」
俺は親同士が決めた婚約者でルーミエとは婚約したくなかったと言い、ジトアは女性のタイプがおかしいと周囲に話していた。
まさかそれによる周囲の評判が、全て俺を非難する理由に変わるなんて想像していない。
「メリタが俺の婚約者になってくれなければ危なかった。いや、まだ手続きはしていないが大丈夫のはずだ」
今日の出来事から、新しい婚約者メリタが俺を見限ってくるのが最悪の事態だと考えてしまう。
それでもメリタの評判から、俺が婚約したいと言えば拒むことはないと確信している。
それが最悪の事態になることを――この時の俺は、一切考えていなかった。
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