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第53話
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私達はモンスターによる異変が起きた場所に向かい、ロランが魔法を使う。
異変は問題なく対処できて、ロランが私に話す。
「ここ最近はマクスウェルの手がかりがわからず苛立っていたから、シエルが話し相手になってくれて助かる」
「それはよかったです」
そう言うけど……ここ最近、私はロランの力になることができていない。
本当に話し相手になっている程度で、力の差的に仕方ないと思うけど……不要なのではないかと考えてしまう。
そう考えていると――私達の目の前に、1人の青年が現れた。
装備から兵士のような見た目をしているけど、それよりも気になることがある。
「……えっ?」
その人は仮面で顔が隠れているけど、模様に見覚えがあった。
少し違うけれど……私が着けていた仮面に似てて、ロランが呟く。
「……魔力を感知できない者は、本能的に俺に恐怖する」
そして仮面兵士を指差して、ロランが話す。
「魔力を感知できる敵は、俺の魔力量を知り恐怖するけど……戦意を失っていないお前は、かなり強いな」
説明しているけど、それ程までに仮面兵士の魔力は膨大だ。
私よりも魔力の量が多くて……その仮面兵士はロランに接近して、戦闘になろうとしていた。
異変は問題なく対処できて、ロランが私に話す。
「ここ最近はマクスウェルの手がかりがわからず苛立っていたから、シエルが話し相手になってくれて助かる」
「それはよかったです」
そう言うけど……ここ最近、私はロランの力になることができていない。
本当に話し相手になっている程度で、力の差的に仕方ないと思うけど……不要なのではないかと考えてしまう。
そう考えていると――私達の目の前に、1人の青年が現れた。
装備から兵士のような見た目をしているけど、それよりも気になることがある。
「……えっ?」
その人は仮面で顔が隠れているけど、模様に見覚えがあった。
少し違うけれど……私が着けていた仮面に似てて、ロランが呟く。
「……魔力を感知できない者は、本能的に俺に恐怖する」
そして仮面兵士を指差して、ロランが話す。
「魔力を感知できる敵は、俺の魔力量を知り恐怖するけど……戦意を失っていないお前は、かなり強いな」
説明しているけど、それ程までに仮面兵士の魔力は膨大だ。
私よりも魔力の量が多くて……その仮面兵士はロランに接近して、戦闘になろうとしていた。
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