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第81話
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ドスラ視点
翌日になって、俺は玉座の間でリオナから報告を聞いていた。
呪魔法は順調と言っていたのに……急に、リオナの様子がおかしくなる。
全身を震わせて、心配になった俺は尋ねる。
「リオナよ、何があった!?」
「信じられません……ウルクが、呪いを解いたようです」
呪いをかけたことで、リオナは解かれたと知ることができるらしい。
失敗したと報告を聞き、俺は唖然とするしかない。
「呪いを解いただと……何が起きている!?」
「ウルクがエルノアを強く思い、エルノアもウルクを強く思っていたからです」
「はぁっ!? それがどうした!?」
「……まさかウルクほどの人が、他の人を愛せるなんて思いませんでした」
呪いを受けた者が、呪いを解こうとする物同士を強く思う。
そうすると力が弱まって解けやすくなるようで、ウルクは解くことに成功したようだ。
説明した後リオナは苦しみ、意識を失って倒れる。
宰相サウスが確認して――俺の目の前で、リオナは最期を迎えていた。
翌日になって、俺は玉座の間でリオナから報告を聞いていた。
呪魔法は順調と言っていたのに……急に、リオナの様子がおかしくなる。
全身を震わせて、心配になった俺は尋ねる。
「リオナよ、何があった!?」
「信じられません……ウルクが、呪いを解いたようです」
呪いをかけたことで、リオナは解かれたと知ることができるらしい。
失敗したと報告を聞き、俺は唖然とするしかない。
「呪いを解いただと……何が起きている!?」
「ウルクがエルノアを強く思い、エルノアもウルクを強く思っていたからです」
「はぁっ!? それがどうした!?」
「……まさかウルクほどの人が、他の人を愛せるなんて思いませんでした」
呪いを受けた者が、呪いを解こうとする物同士を強く思う。
そうすると力が弱まって解けやすくなるようで、ウルクは解くことに成功したようだ。
説明した後リオナは苦しみ、意識を失って倒れる。
宰相サウスが確認して――俺の目の前で、リオナは最期を迎えていた。
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